今世紀史上最大の対決!浅香光代と高山善廣がリング上で対峙した瞬間、新宿が超空間に包まれた!MAP旗揚げ戦5月3日新宿FACE大会はこの一試合に限る!

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プロレスライターとして半年、こんな光景は初めて見た。
会場の最後列には各テレビ局の報道陣がずらりと並び、観客はホストや芸能界関連の人々が軒を並べる。
プロレスファンの姿はほとんど無く、何か異様な空間が広がっていた当日の新宿FACE。
だが、その雰囲気を一変させたのが二人の「千両役者」による対戦だった。
浅香光代と高山善廣、芸能界の大御所とプロレス界の帝王がリングの上で対峙する瞬間など誰が予想できたであろうか。
その場所に、私は存在していた。
この「歴史に残しておきたい超空間」の模様を撮影する為に。
試合前、浅香はリング上で語る。
「日本の国はいったい今、どうなっていると思ってるんだ!
もう一度洗い直して貰いたいと思っている。そう思わないかみんな、そうだろう?そう思うだろう?
あたしゃねぇ、あたしゃねぇ・・・許さないよぉ~!!」
浅香の言葉が終わると同時に帝王のテーマがかかり、高山が入場する。
「赤コーナー147パウンド、あさかぁ~、みつよぉ~!!
青コーナー275パウンド、たかやまぁ~、よしひろぉ~!!」
遂に超空間が幕を開けた。
我々が未だ見た事が無い超空間に、新宿FACEが飲み込まれた。
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試合の内容?
そんなもなぁ語っても単なる駄弁に終わってしまうってもんさ。
浅香光代のスリーパーホールドが高山善廣を捕らえる、これだけで十分じゃござんせんか?
普通に考えれば、メジャー団体全てのヘビー級ベルトを腰に巻いた男を相手にする何て考える事自体が馬鹿馬鹿しいものですよ。
でも、浅香光代にゃ心意気ってもんがあったんでござんす。
言ってみれば浪漫でしょ、粋ってもんでしょ?

○高山善廣(5分8秒 片エビ固め)●浅香光代 ※高角度バックドロップ
試合結果一つ書いたくらいじゃ、この空間は語る事はできやしません。
高山は浅香の心意気を見て、本気で倒したんでござんすよ。

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「あんたは頑張ったよ!!おっかさん!もうすぐ母の日じゃねぇか!なぁ!
浅香さんには、これからも『日本の母』としてビシバシたたっ斬って欲しいぜ!頑張ってくれよ!!」
試合後の高山の言葉にそれが全て表れているじゃありませんか。
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プロレス界を盛り上げようとして、体を張って浅香光代は頑張ってくれた。
その行いに、プロレスファンは大きな拍手を送ろうじゃないか!!
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