全日本プロレス「2009新春シャイニング・シリーズ」開幕戦 リアルタイム速報

恒例となっている新春1月2日、昼の後楽園の全日本プロレス開幕戦。
メインの御馴染みバトルロイヤルを見て新年を迎えたと感じるプロレスファンも多いだろう。
今年はなんと、あの帝王、高山善廣は武藤全日本に初参戦と見所も沢山だ。
まずリングに所属選手が登場して新年の挨拶。
武藤社長の挨拶。
「ハッピーニューイヤー。あけましておめでとうございます。正月早々、ご来場有難うございます。
去年は色々お世話になりました。今年も社員一同、頑張っていくので宜しくお願いします。」
第1試合 シングルマッチ
○荒谷望誉(ムーンサルト→フォール)大和ヒロシ●
ハッスルでも「あーちゃん」で活躍する全日本プロレス第一試合にかかせない癒し系ベテラン荒谷に、若手の大和。果敢に攻める大和にのらりくらりの荒谷。最後は荒谷のトップロープからムーンサルトという大技で会場を盛り上げて、荒谷勝利。
第2試合 タッグマッチ
○TARU、ジョー・ドーリング(レボリューションボム→フォール)真田聖也、征矢学●
去年も暴れ回った、VM。入場からTARUのTARU水を観客にかけまくり!対するは若手2人。試合開始から場外乱闘で若手を痛めつけるVMとヒール軍団vs若手のお約束の展開。スプレー攻撃、観客を小バカにした態度などオールドスクールなヒール攻撃で若手コンビを痛めつけるTARU。最後はジョーが真田をレボリューションボム→フォールで勝利。極悪ヒール軍団が若手をいたぶり、若手も頑張るも貫禄を見せ、ヒール軍が勝利というお約束な第二試合だった。
第3試合 シングルマッチ
○高山善廣(膝蹴り→フォール)ゾディアック●
遂に帝王・高山が武藤全日本に初上陸。ヘビー級ドディアックに完勝。短い時間で膝を叩き込み、バックドロップ、そして最後も膝蹴りで高山勝利。顔見世としては文句なしの圧勝劇で三冠王者挑戦は、当然規定路線。そして、プロレスラーの格から考えてもムタからベルトを取れるのは高山しかいないだろう。
第4試合 第81代アジアタッグ王座決定トーナメント 1回戦
○渕正信、西村修(スモールパッケージ)太陽ケア、MAZADA●
2年ぶりに復活となった伝統あるアジアタッグ王者。アジア王者に強い思い入れのある西村が老獪な攻めを見せ、ケア組はパワーに裏打ちされたテクニックで対抗する、正統派プロレスという展開。最後は渕が延々とスモールパッケージを仕掛け続け、遂にMAZADAからフォール勝ち。
第5試合 第81代アジアタッグ王座決定トーナメント 1回戦
○鈴木みのる、NOSAWA論外(消火器攻撃→反則)ヘイト、“brother”YASSHI●
鈴木みのるとヘイトという因縁の対決。一応、鈴木組(愚連隊)もヒールだが、VMと絡むとベビーフェイスになってしまう。力で叩きのめす鈴木組と反則で戦うVM。最後は鈴木がYASSHIを仕留める所にヘイトが消火器攻撃をして反則負け。鈴木は不満の残る勝利だった。
第6試合 第81代アジアタッグ王座決定トーナメント 1回戦
○小島聡、KAI(ラリアット→フォール)諏訪魔、土方隆司●
ヘビー、ジュニアそれぞれで次代の全日本プロレスを支えるべき諏訪魔、土方隆司が組んで、人気者の小島と戦う。4人とも動ける選手なので、激しい全日本プロレスらしい一進一退の攻防が繰り広げられる。最後は小島が貫禄を見せ、ラリアット2連発を土方に叩き込みフォール勝ち。
第7試合 第81代アジアタッグ王座決定トーナメント 1回戦
○武藤敬司、カズ・ハヤシ(シャイニング・ウィザード→フォール)近藤修司、浜亮太●
全日本プロレス期待の若手、近藤、浜に武藤、カズ組に挑む。試合はカズが近藤、浜という今後の全日本を担う若手のいい所を引き出す引き立て役に徹していてさすがはプロという試合展開を組み立てる。勿論、要所、要所で武藤が活躍してお客を喜ばせると緩急織り交ぜたプロの試合を行った。最後は武藤相手に健闘する浜をシャイニング・ウィザードで武藤が仕留めてフォール勝ち。
第8試合 ヘビー級バトルロイヤル
すっかり恒例となった新春バトルロイヤル。なんと高山まで参加して、遂に武藤と高山の初遭遇になるか?と思ったら最初にゾディアックとジョー・ドーリングが2人がかりで高山に襲い掛かり、リング下に落していきなり失格。続いてラリアット合戦でリングで大の字になった小島と諏訪魔に全選手がフォールに入りフォール負けと大物が次々と失格していく。そんな中、荒谷がコミカルに逃げたり隠れたりちょっかい出したりと会場の笑いを誘う。最後は荒谷が西村、浜を同士討ちさせて勝利と思われたが、まだ生き残っていたゾディアックに仕留められ、ゾディアックが優勝。高山を売り出す負け役をやったゾディアックがそのご褒美として優勝なのだろう。