高山善廣、念願の虎狩りへ向けて豪快初勝利 9・18リアルジャパン後楽園大会

 18日夜、東京・後楽園ホールにて、超満員1,636人(主催者発表)を動員し、リアルジャパンプロレス興行『マーベラス』が行われた。
 この日の注目は、リアルジャパン初登場の“帝王”高山善廣。セミでアレクサンダー大塚を従え、石川雄規・長井満也組と対戦した。
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時空を支配する巨大な存在感、まさに帝王! 大きいことはいいことだ!?
 試合は、体格で他の3人を凌駕する高山が、存在感でも圧倒。巨体から繰り出す一挙手一投足に、観客は少年ファンのような素直な感嘆をあげる。結果は、高山がエベレストジャーマンを長井に豪快に決め勝利したが、会見で高山に「眼中にない」と見下された“燃える情念”石川も、“U系ならぬB系”の意地を見せ高山に食い下がる。試合後のコメントでも高山は「面白い相手だった」と、素直に石川を称賛した。
 勝利後の高山の意識が向かう先は、やはり初代タイガーマスク。高山は「やるしかねえだろ」と意欲満々で、次回12月大会での初対決実現が待たれるところだ。
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“B系なヤツら”も、バチバチ魂で高山に意地を見せた
 
 一方追われる立場の初代タイガーは、メインでウルティモ・ドラゴンと夢の龍虎シングル対決。8・26新日本後楽園大会でも、キレの良い動きでコンディション良好ぶりを見せつけた初代は、この日も序盤から往年のタイガー殺法を連発し、ファンの喝采を浴びる。そして10分過ぎに、「象をも倒す」噂の新技“タイガートルネード”を究極龍にサク裂させ、最後は回転足折り固めで勝利した。
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夢の対決、タイガー&ドラゴン。龍虎ついに相まみえる!
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フィニッシュの回転足折り固めでは、初代のブリッジとユセフ・トルコレフェリーのカウントのタイミングが合わず、「え~」コールが充満する微妙な空気に。ちと残念…
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「新しい格闘プロレスを見せる」と宣言の高瀬大樹は、結局総合ベースの寝技を見せる展開。2代目スーパー・タイガーの足取り腕固めでレフェリーストップをかけられ、不満タラタラの様子だった
■リアルジャパンプロレス『マーベラス』
9月18日(木)開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
<メーンイベント シングルマッチ>
○初代タイガーマスク
(11分9秒 ジャパニーズレッグローリングクラッチホールド)
●ウルティモ・ドラゴン(闘龍門)
<第5試合 タッグマッチ>
石川雄規(バトラーツ)、●長井満也(ドラディション)
(16分53秒 ジャーマンスープレックスホールド)
○高山善廣(高山堂)、アレクサンダー大塚(AODC)
<第4試合 シングルマッチ>
○2代目スーパー・タイガー
(8分29秒 レフェリーストップ)
●高瀬大樹(チーム・ベイダー)
<第3試合 タッグマッチ>
“仮面シューター”スーパー・ライダー、●澤宗紀
(11分43秒 シャークデスバイロック(変形チキンウィングアームロック))
折原昌夫、○タイガー・シャーク
<第2試合 タッグマッチ>
HARASHIMA、○KUDO
(12分5秒 ダイビングニードロップ→片エビ固め)
グラン浜田、●ケンドー・ナカザキ
<第1試合 シングルマッチ>
○間下隼人
(8分24秒 バックドロップ→体固め)
●斎藤彰文