「親としては心配」「でも喧嘩には勝って欲しい!」AYAの母・篠原光の複雑な親ゴコロ

篠原 とにかくあの子、格闘技とかまったくやったことないですからね。でも喧嘩だと思えば、3分1Rなら何とかなるかなぁと思って。「出たい」っていう本人の可能性に賭けようと思ってね。対戦相手のことはアタシもよく知らないんだ。坊主の女の子。見た目、かなり男っぽいね(笑)。でも弱い選手とやっても意味ないからね。周りは「ナナチャンチンとやらせれば?」なんて言うんだけどさ(笑)。
――ところで、娘さんのお父さんというのは…
篠原 言っとくけど、太陽ケアじゃないよ(笑)。れっきとした日本人です(笑)。
 でもね、母親としては、もちろん心配ですよ。私のお母さん(AYAの祖母)が聞いたら、泣いちゃうと思う。AYAが出るってこと、まだ教えてないんです。
 AYAって、私と性格がまったく違うんですよ。そこが心配でね…。私は喧嘩上等で育ってきたのに、あの子はジェットコースターも怖くて乗れないぐらいなんで。
 本人は喧嘩したっていっても、きっとちょっと叩いたぐらいでピーッて泣いちゃうようなレベルでしょ? 基本的にやられたらやり返せない子なんで、アタシあの子に、やられたら灰皿でアタマかち割るぐらいの気持ちでいけ! って教えてんの(笑)。だって今の時代、簡単に人が人を殺しちゃうでしょ? それじゃ、自分で自分の身を守るしかないじゃない!
 
――試合は、どんな展開になると予想しますか?
篠原 もう本能のまんまに、やるしかないだろうね。ひたすら顔めがけて殴りにいく、って感じになると思うけど。でもあの子、身体デカいから、寝技になっても下からひっくり返せるかもしれない。167センチ、54キロありますから。それに平成3年生まれですからね。若いでしょ(笑)。
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