「21年間プロレス人生の集大成」Uドラゴンが語る初代タイガー戦

08.8.23rjpw2.jpg 9月18日(木)に初の一騎打ち対決を行う、究極龍ウルティモ・ドラゴンと初代タイガーマスク佐山聡。掣圏真陰流本部道場・興義館で行われた記者会見から、憧れのヒーローと対戦するウルティモの決意表明を紹介したい。
 「リング上で直接試合ができるというのは、おいしいかなと。一番近くで見れるわけですからね。仕事というか、もう仕事じゃないですね。趣味の世界に入ってしまってるんで、自分の力以上に頑張れるんじゃないかなと思います。幸せ者ですね。」
 「先日、中学生時代の同窓会がありまして、27年ぶりに集まったんですけど、『今度タイガーマスクと試合するんだよ』って教えたら、みんなビックリしてましたね。『ホントにやるの!?』『タイガーマスクって佐山聡でしょ?』って。ポスターも見せましたけど、ただ僕もマスクマンですので『コレ、ホントにお前なの?』なんて言われたりしましたが(笑)。そういう意味でも幸せですし、楽しみですし、ある意味で終着駅なのかなと。よくここまできたなという。ホントに感謝してます。ありがとうございました。」
08.8.23rjpw1.jpg 「(佐山さんが活躍してた昭和57~58年は)中学生ですね。月曜に学校に行くと、プロレスの話ばっかり。猪木さんか藤波さんかタイガーマスクかドリフの話しかしてない。27年ぶりに会って、僕がプロレスラーになったことを知ってるヤツも何人かいましたが、タイガーマスクと戦うことにみんなビックリしてたし、みんなファンでしたよ。」
 「僕の周りにいた男の子はみんなそう。っていうか、それ見て育ってると思うんですよ。『金八先生』や『太陽にほえろ』を見てない人は、みんなタイガーマスクのファンだったと思いますよ。たまにダイナマイト・キッドや小林邦昭のファンもいましたけど、僕はどちらかというと正統派寄りだったんで。なんて言うか、その時の少年が今の時代にタイムスリップして対戦していただけるというか(笑)。僕の頭の中で、ファンという意識がそのまま止まってる。だから凄く新鮮な気持ちでやれるんじゃないかと思います。」
 「佐山さんの試合は頭にインプットされてますんで、自分のできることをリング上でぶつけて、佐山さんのいい部分を引き出して。タイガーマスクを見てたみなさんが『あ、昔のタイガーマスクだな』っていう、そういう試合をしたいですよね。」
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