今週の「マット界舞台裏」は今秋発進するプロレス万博について

08.08.07BUTAIURA.jpg 去る7月28日、各マスコミに送られてきたリリースによって、突如発表された10・24&25両国国技館での『ProWres EXPO in Japan』の開催。
 この時点では、リリースに書かれた「世界五大陸の各地域から、総勢約50名のレスラーが一堂に会し、日本特有の“プロレス=ProWres”を通じて、さまざまな対立を超越した平和のメッセージを発信するイベントで、今回の日本大会が世界で初めて行なわれる記念すべき第1回大会」という説明のみで、一体どんなことが行われるのかが分からなかったが、30日に行われた記者会見で、なんとなく概要が分かってきた。
 世界初の試みとなるこのプロレス万博は、ベンチャー企業の若手経営者らが設立した法人『フリーバーズインターナショナル・ジャパン』によって企画・発案された一大イベント。スーパーバイザーには蝶野正洋が就任し、ゼロワンMAXを主宰するファースト・オン・ステージがサポートすることが判明。
 日本プロレス界をあげてのビッグイベントになるかと思われたが、10月25日はノアも日本武道館で大会を行うことが決まっており、“興行戦争”になることは必至。プロレス万博に協力するファースト・オン・ステージの中村祥之氏といえば、ノアや健介オフィスと共に「参加団体の興行日程調整」などを掲げた“統一機構”GPWAを作ったはずだが…
 さらに蝶野が所属する新日も、10月13日に両国大会を行うことを発表。地球規模で行われることになりそうなプロレス万博は、日本マット界にとって起爆剤なのか、はたまた巨大な敵なのか? 井上譲二記者は早速、このプロレス万博に対するノアや新日の反応をリサーチ! ファン必読です!
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 先月30日に代々木で行われたボクシングWBC世界フライ級選手権、内藤大助VS清水智信の一戦。試合終盤まで劣勢だった王者・内藤だが、徐々に反撃に転じ、10R、鮮やかな大逆転KO勝ち! 見ている側にしてみれば、これほどスリリングで面白い展開はなかっただろう。
 さらに試合後には亀田興毅が登場し、王座防衛に成功した内藤を激励した上で、対戦要求をするというハプニングまで発生!
 亀田の乱入はTBS側の演出だったという話もあり、現在でも波紋を呼んでいるが、内藤の劇的逆転勝利にTBS関係者は小躍りしたという。視聴率も平均18.3%を獲得したし、なんだかんだ言いながらも内藤VS興毅が実現しそうな展開なのだから、TBSにしてみれば笑いが止まらないだろう。
 だが、この試合を見ていたFEG関係者だけは、ガックリ肩を落としたという。なぜFEG関係者は内藤の逆転KOシーンを見て落ち込んだのか? その原因を井上譲二がズバリ言及します!
 このほかにも、リング上のトラブル以外にも、家庭内のトラブルにも見舞われているという長州力の話題や、西村修が藤波辰爾に叛旗を翻し、無我ワールド(現・ドラディション)を離脱することを予測していた「マット界舞台裏アーカイブス2007」など、今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。
週刊マット界舞台裏’08年8月07日号