初!ハッスル観戦日記 前半 ― 初心者の一人語り 其の五

 三日前にですが、行って来ましたですよ、ハッスル・ハウスvol36!初めて自分でチケットを買い、初めて単身突入です。初めてづくしに、前日から心臓はドキドキバクバク。

 当日は、開演1時間半前から現場に行き、早速当日券を購入に。貧乏少女(少女?)の梅季さん。もちろん買うのは一番安い3000円のB席。と、そこで早くもハッスルの力を見せつけられる。なんと!B席チケット売り切れの文字が・・・。

 ハッスルを、いや、プロレスを甘く見すぎていた。もしかしたら、A席もすぐに売切れてしまうかもしれない!?早くA席のチケットを買いたいのは山々だが、財布の中身はジャスト3000円。即刻踵を返して、銀行にダッシュ。戻ってきたとき、A席は・・・あった!販売所にて、北と南、どちらが良いかと聞かれ、勘で北と答えて、とっとと購入。ここまで来て、会場前でお預けを喰らうとかシャレにならん。

 何はともあれ、まだ開演までには時間があったので、時間を潰した後、いざ、後楽園ホールへ。
 試合が始まる前に、北と南の席を間違えたとか言うアクシデントが発生したが、それは恥ずかしいので省く。色々な困難を乗り越え、やっとハッスル開始。

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 試合が始まる前に諸注意やお願いがあったのだが、それをするのは、\(^o^)/チエやKUSIDAというハッスル軍とモンスター軍の島田二等兵。しかも、これをコント風味にやってくれる。なんだか、しょっぱなから面白そうな感じや。
 それが終わると、どこからともなく声が。周りの人と同じ様に後ろを振り向いてみると、そこにはスクリーンが・・・。しまった!北はバックか!!そのことに今更気がつき、あの時勘で答えたことを激しく後悔。でも、リングには近い!と、なんとか気分を切り替える。

 そんな事をグルグル考えていると、なにやら音楽が鳴り、オープニングが始まる。出てきたのは、崔領ニ。一番目の試合は、私が最も楽しみにしていた一戦、川田利明vs崔領ニの歌勝負。私と同じように、楽しみにしていた人が大勢いたのだろう。会場内は、ものすごい熱気である。
 崔領ニに続き登場したのは、なんと、紋付袴の川田利明。内心、崔の言葉と同じく「何で紋付袴やねん!」とっつっこみつつゲラゲラ笑う私。さて、2人とも何を歌うのか。
 先行は、崔領ニ。「ティアーズ・イン・ヘブン」と言う曲を歌う。さすが、川田の地位を狙うだけあって、生で聞いても上手い。しっとりとしたバラードで、観客を魅了する。これは、かなりの高レベル
 対して、後攻の川田は「望郷じょんがら」。なんと、アニソン、ポリープに続いて、今度は演歌。なるほど、だから着物か。しかも、めちゃめちゃ様になっている上、やっぱり声が良い。低くて、力強く、又心地よい。あー、やっぱり生を見に行ってよかったですよ。満足です。え?どっちが勝ったかですか?そんなのもちろん川田ですよ。崔が可哀想になるくらいの大差で。

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 さて、見る物も見たし帰るか・・・っとここで、スクリーンに大総統が。そうですね、すっかり忘れそうになっていました。ここからが本番ですね!

 第一ハッスルは、\(^o^)/チエ&KUSHIDAvs鬼蜘蛛&ザ・モンスター°C。
 みて、先ず思ったのは、やっぱり凝ってるなということ。鬼蜘蛛の動きなんかもしっかりとしてますわ。ファイティングオペラと言うだけのことはあります。まぁ、その事をさらに強く感じたのは、次の試合で、ですが。
 試合は、やっぱりお遊び感は否めないが、一人ひとりの動きは、かなり良かったと思います。KUSHIDAなどは、DRAGON GATEに出れば面白いのではないかと考えつつ、じっくり観戦。

 しかし、生を見に行って思ったのですが、ハッスルは、ファンのノリがかなり良い。空気をしっかり読んでいて、それに合うような野次をちゃんと飛ばす。今のハッスルを作ってるのは、ハッスルのメンバーだけでなく、ハッスルとファン達が作り上げているんだろうなと思いました。良い空間ですよ、ここは。

 試合は、観客の強いCコールに後押しされ、ザ・モンスター°Cの勝利。
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 やっぱ面白いっす!これは次の試合も期待できそうだ。で、次は・・・HGvsザ・キヌガワン・ピラニアン・モンスター。・・・なんだそれは。
 次回へ続く。

 山口敏太郎事務所
          梅季颯