『プロレス「暗黒」の10年』~「週刊マット界舞台裏」筆者処女作

チャーリー・ロドリゲス・湯谷 CR WWEこそがNO.1プロレスパチンコ機の楽しみ方③~リーチ演出②
 毎週木曜日発売の「週刊マット界舞台裏」愛読者の皆さま。
 誠に申し訳ありませんが、2月21日号はあす15日夜の発売となります。
 新格闘技イベント「DREAM」正式発進で、トロフィーを投げつける乱暴者のスーパーバイザーの去就はどうなるのか? 収監中のI館長の指示はあったのか?
 新イベント名を日本で最も早くスクープした井上譲二氏は現在鋭意取材中です。あと24時間だけお待ち下さい。
 さて、その井上譲二氏が宝島社からリアル書籍としての処女作を発表しました。タイトルはズバリ!『プロレス「暗黒」の10年-検証・「歴史的失速」はなぜ起きたのか-』。
 週刊ファイトに30年関わり、ファイト休刊後もさまざまなプロレス書籍に文章を発表してきた井上氏ですが、意外なことに書店で流通する「リアル書籍」で単独で本を出版するのはこれが初めて。
 その内容はというと・・・
「アントニオ猪木引退後の10年間で、信じられない衰退を見せたプロレス界。『週刊ファイト』編集長としてその歴史的沈没劇を目の当たりにした著者が、その「失われた10年」を赤裸々に総括する。ミスター高橋本、格闘技界の隆盛、新日本プロレスの分裂、インターネットの出現、そしてアントニオ猪木の「プロレスいじめ」――裏ネタ満載の『ファイト』にすら書けなかった取材メモが、ここに一挙公開される。」(宝島社サイトより)
 当「ファイト!ミルホンネット」では『時効!昭和プロレスの裏側』(全10章)で週刊ファイト時代のプロレス界と自らの記者生活を赤裸々に回想し、現在好評発行中の『週刊マット界舞台裏』ではリアルタイムで起きる事件の裏側を伝えている井上氏が、この10年間に起きたことにテーマを絞って書き下ろしたのが本書です。
 特に、「武藤敬司の新日本プロレス退団→全日本プロレス移籍」の背景を抉った第4章「去りし者たちの”修羅”」は出色のルポルタージュ。まさか!という暴露話の連続。それでいて、その修羅を背負って戦い続ける武藤敬司へ批判のまなざしを向けてはいません。井上氏のプロレスへの愛情に溢れたペンに感激しました。
 書店でこの本を見かけましたら、一度手に取ることをお勧めします。
 もちろん、進行中のトピックスについての井上氏の作品は当「ファイト!ミルホンネット」でしか読めません。
 井上譲二氏の一連のミルホン作品はこちらからお買い求め下さい!
『プロレス「暗黒」の10年-検証・「歴史的失速」はなぜ起きたのか-』
<目次>
第1章 暴露とケーフェイの間
第2章 「I編集長」の遺言
第3章 「たかが格闘技、されど格闘技」
第4章 去りし者たちの「修羅」
第5章 人間模様
第6章 誰が新日本を殺すのか
第7章 「仕掛人」時代の終焉
第8章 IGFと猪木の「晩節」
第9章 勝負論なき時代に
第10章 回想