フランスの「オタク」聖地で日本の「プロレス」

 7月7日、七夕の週末にパリにおいてJapan Expoが開催された。

 このイベントは毎年恒例で、ヨーロッパの「アニメ」「マンガ」オタクの間では年に一度のビッグイベントである。そこにここ数年、日本を代表する文化の一つとして「プロレス」も参加、去年に続いてのNOAH勢(今年は力皇、太田)、DRAGON GATEのCIMA、ドランゴンキッド、息吹からは吉田万里子選手らと、日本国内で考えてもかなりの豪華なラインナップとなった。

 3日間で何と8万人を集めたこのイベント、X-JAPANのYOSHIKIなどの交流会もあり、かなりの大成功を収めた。このイベントのために呼ばれた女子勢と異なり、Dragon GateやNoahのレスラー達は前々日アイルランド、前日はドイツで興行があり、移動移動でかなりハードな日程だったようだ。

 それでも、さすがは日本が世界に誇るトップレスラー達、移動の疲れも見せず、最高のファイトでプロレス以外の「オタク」達の度肝を抜いていた。”フランス人レスラー”のいないフランスでのプロレス(フランスヘビー級王座はイギリス人のダグ・ウイリアムス)、これを機に、フランスでの「プロレス」熱も高まるかもしれない。

公式サイト
 来年も予定されているこのイベント、次回はアニメ、マンガ(どちらもこの言葉がヨーロッパでは浸透している。オタクも同様)に続いて「プロレス」オタク達の一大イベントになるかもしれない。
                                    在英 冬塚 天一郎