全日本の女帝の真実:「今週のオススメ」

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 むくつけき男どもを左右に4人も従えた「女帝」、馬場元子さん。
 かつての全日本プロレスは、グッドパパとバッドママのいるパパママ商店といわれていましたが、その実態がマスコミで伝えられることはありませんでした。三沢光晴選手が独立を決意した際、なぜ渕正信選手と川田利明選手を除く全員が永年所属した全日本プロレスをあっさりと棄てて着いていったのかを考えるとき、その背景に「馬場元子氏の正体」がおぼろげに見えはするものの、関係者はもちろん、マスコミからもそれが何なのかを語られることはありませんでした。
 前「週刊ファイト」編集長・井上譲二氏の大好評連作「時効!昭和プロレスの裏側」第8弾はついに全日本プロレスの内幕に着手!内幕モノでファンの喝采を浴びた「週刊ファイト」ですら書かなかった全日本プロレスとジャイアント馬場・馬場元子氏の実情について私たちに詳しく教えてくれます。
 例えば…
・年に1度の祭典「プロレス大賞」の場ですら所属選手に箝口令
・三沢光晴のCM出演を断った驚くべき理由
・96年9月Uインター神宮球場大会で川田利明が手にしたギャラの額
・NWA王者の来日をキャンセルさせた女同士の確執
・最大の貢献者ドリー・ファンクを一刀両断に切り捨てた理由
・馬場家蓄財の謎
・ジョー樋口&マイティ井上が引退興行でもらった祝儀袋の中味
・武藤敬司への経営権禅譲の背景
・馬場元子氏の現在
 「過激なプロレス」を標榜しスキャンダラスな新日本に対し、「プロレス内プロレス」と揶揄された全日本にもこれだけの火種がくすぶっていた!昭和プロレスを語る上で避けて通ることは出来ない「全日本プロレス」の正体をここまでずばり書いた作品はこれまでありませんでした。これこそ30年近い現場経験のある井上譲二氏の真骨頂です。ぜひお読み下さい!