■ アイスリボン769
日時:11月26日(土) 18時試合開始/17時30分開場
アイスリボン道場 観衆:102人(満員)
<第1試合 タッグマッチ15分1本勝負>
星ハム子 ○宮城もち
12分03秒 棚からぼた餅⇒片エビ固め
雪妃真矢 ●尾崎妹加
大晦日後楽園ホール大会でアビットリバルの持つリボンタッグへの挑戦が決定したハム子&もちのらぶりーぶっちゃーずが王座獲りに向けての試運転に臨んだ。対戦相手の雪妃と妹加は共、にトーナメント二回戦で敗退となったが、キャリア上位選手に対し健闘が大いに光った二人が初タッグ。
雪妃が蹴り、妹加がパワーでらぶっちゃに挑むが、勝負どころで発揮されるチーム力に関しては、らぶっちゃが一枚も二枚も上だった。最後は妹加を捉えると、ダブルのバックドロップで豪快にマットに叩きつけ、ハム子のダイビングボディプレス、もちの棚からぼた餅の連続弾で快勝。タイトル戦へ向けて、きっちりと一歩前進してみせた。
試合後「負けてしまいました。すごい悔しいです。もっと強くなって、自分の試合が勝ちが多くなるようにしたいなと思います。あと年末に向けてアイスリボンの皆さんが一致団結して、いい雰囲気でいいなと思って見ているんですけど、私も大晦日参戦させていただきたいなと思ったりしているんですけど」と訴える妹加。
「何を今さら言っているの?参戦決定に決まっているでしょ。最初からメンバーに入ってるから。チケット売ってよ!妹加ちゃん後楽園で試合したことは?」と藤本。妹加が「ないです!」と答えると「初後楽園ホールが大晦日アイスリボンって事ですね」と妹加の初後楽園進出を歓迎した。
また雪妃が「私も年末のトーナメントは敗退してしまって無いんですけど、昨日タワーレコードさんのイベントで、7番勝負の最終戦が行われることが決まりました」と明かすと、藤本から「という事で7番勝負相手決めてきました。雪妃真矢7番勝負最終戦。7番勝負最終戦、七番勝負最終戦!高橋奈七永!」と発表。
「お年玉ですかね」と衝撃が強すぎたか笑いが止まらない雪妃だが、最後は気持ちを引き締め「7番勝負の集大成をお見せ出来るように気合を入れたいと思います」。
そして大晦日にアビットリバルのリボンタッグに挑戦のらぶっちゃは「この日のために着々と準備を重ねていった結果です。時は来た。それだけ」(もち)「タッグ歴は私たちの方が長いんです。勝てる可能性があると思っている方は少ないかもしれないけど、私たちらぶりーぶっちゃーず、ただ長く組んでいるわけではないっていう事を大晦日に証明する為にも、本気でベルトを獲りに行きます。そして、私は来週、北都プロレスの年内最終興行に参戦します。今、流行の田舎のプロレスでしょうか?皆さん、倶知安、黒松内、聞いたことありますか?電車も通ってない所ですけど、私はそういう所で、たくさん試合をしてきました。田舎だろうが、都会だろうが、私はいつも死と隣り合わせで体を張ってプロレスをしています。なので私はプロレスを知らない人たちをプロレスで楽しませたいので、たくさん笑顔にさせていきたいと思います。北海道にいって、もっと力をつけてきたいと思います」(ハム子)と語った。
<第2試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○松本都
8分30秒 リバースタイガードライバー⇒体固め
●235
9月10日のつくし生誕プロデュース興行でのオンリーギブアップマッチ以来の都vs235の迷勝負数え歌(!?)。前半戦はレフェリーも巻き込んでのコミカルな攻防があったものの、235が丸め込み技、さらにクロスボディの12連発を見せた辺りから、シリアスな攻防となり、最後は都が卍固め、グランド卍固めで235の動きを止め、リバースタイガードライバーでフィニッシュ。
敗れた235は「都さんと何回も試合をしているけど、今日が一番追い詰められた気がします。今日はまじめに突き進んでいったんですけど、都さんすごいなって事に気づきました。強いところもあるんだなと思いました」と語ると、都は「今のコメントは全然引っかからなかったんですけど。235とは結構試合をしているけど、勝ちたいんだったら私のマネをしているだけじゃ一生勝てないと思うし、もっと久しぶりのシングルならば、勝つ為にこれだっていうのを用意して来て欲しかったです」と語ると続いて「今年、たくさん組んでいるけど結果を残せていない気がするんです。だから大晦日、葛西さんともう1回組んで結果を出したいです。葛西さん呼んでください。相手は…私たちが勝てそうな人」と藤本にリクエスト。
藤本は苦笑いを浮かべつつ「わかった。都をボコボコにしてくれる(都が)勝てそうな人探してみます」と対戦相手を探すことを約束した。
<第3試合 タッグマッチ15分1本勝負>
○柊くるみ 松屋うの
10分51秒 ナッツドライバー⇒片エビ固め
世羅りさ ●テキーラ沙弥
大晦日に行われるICE×∞王座決定トーナメン準決勝そして決勝に向けての前哨戦がセミ、メインに組まれた。
まずはくるみvs世羅。この2人のシングルは2014年12月20日アイスリボン614以来、大晦日が2年ぶりとなる。試合はいきなりくるみと世羅のタックル合戦でスタート。お互いに意地の張り合いをみせるが、試合が進むにつれて徐々にくるみの怪物パワーが相手チームを圧倒していく。世羅もリバースカンパーナ、カンパーナ、しゃちほこ固めと、くるみにパワーで挑み、パートナーの沙弥はスピードでかく乱させる戦法で勝負に出る。途中沙弥のグランマエストロがくるみからあわやフォール勝ちかというシーンも見られたが、最後はくるみが沙弥にフェイスバスター、そしてナッツドライバーを決めて3カウントを奪取。
世羅は「一番、何が悔しいかっていうとエルボーで意識が飛びそうになったのは初めて、こんなに若くて、デカくて強い選手って、くるみさん以外いないよなっていう嬉しさと悔しさが一気に爆発して、もっと戦いたいって思った。とりあえずくるみさんと前哨戦をもう一度、組んで頂けたらなと思っています」とくるみとの前哨戦の続きを希望した。
藤本も「その気持ちは分かる。私もドロップキックが得意ですって言っていて、くるみがドロップキックをすると私よりはるかに歓声がすごい。初めて見た人にとっては。やっぱり体が大きいってプロレスラーにとっては本当に最大の武器だなって思います。本当に交通事故だよ」とくるみの強さを語った。またくるみと組んだうのは「くるみさんが勝ってくれました。今日試合していて思ったけど、3カウントを取りたいっていう気持ちがすごく沸いて来ました。でもその為には3カウントを取れる技だったり、気持ちだったりとか必要になってくるので、今日思った気持ちを忘れずに出来る技、ひとつひとつ磨いて頑張りたいと思いますう」と語り、くるみは「体デカいじゃないですか。(女子)高校生なんで、デカいの嫌だなと思ったんですけど。プロレスラーなんで、これからはトラック並みの突っ込み技とか、野獣みたいなこの道場をぶっ壊すくらいの事をして、前哨戦でももっと(世羅と)当たって、大晦日に試合出来ないくらいにボコボコにしたいと思います。そして他の人達って、ツイッターやってて、自分、発信する場所が座談会しかないので、ツイッターをやりたいです」と藤本に直訴。とりあえず大晦日まで限定でくるみのツイッターを藤本も了解した。
<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
○藤本つかさ 長崎まる子
13分04秒 ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド
つくし ●弓李
メインは藤本vsつくしのタッグ戦。11月23日の横浜リボンでの試合後、藤本は準決勝での短期決着を、つくしは前回同様の長期戦を口にした。両選手はお互いの主張を意識しつつも、本番に向けての駆け引きがスタート。しかしこの一戦に2人とは別の目的意識を持って臨んでいたのが弓李だった。入場式で「今日はつっかさんからフォールを獲ります」と力強く宣言した弓李は、藤本狙いで関節技を駆使しながら勝負に出る。弓李が健闘することで、つくしも要所要所で藤本にプレッシャーをかけながら試合を優位に進めていく。しかし、藤本とのタッグ結成で張り切るまる子が猛スピードを活かした攻撃で流れを変えていく。その流れの中で藤本が弓李を捉え、つくしの目の前でジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスを決めて3カウントを奪い前哨戦を勝利で飾ってみせた。
健闘むなしく敗れた弓李は「久々のメインでした。横浜でトーナメント2回戦で敗退して、今日、藤本さんとつくしさんの前哨戦だったんですけど、トーナメントの終わった自分って(前哨戦とは)違うじゃないですか…だからトーナメントに残っている藤本さんからスリーを獲って、弓李がベルト獲ってくれたらな~ってお客さんが思ってくれたらって思ったんですけど…(言葉に詰まり泣きながら)トーナメントに勝ち進めなかった事が悔しくて…藤本さんがベルト獲ったら挑戦者にしてもらおうって思っていて。すごくトーナメントに勝てなかった事も、藤本さんからスリー獲れなかったことも悔しいです。また挑戦したいと思います」と珍しく感情を露わにした。
つくしは「今日前哨戦をしてみて、つっかさんが弓李から、豊田さんからいただいたサイクロンでフォールを獲りました。でもつっかさんはサイクロンにこだわっているかもしれないけど、自分は豊田真奈美とシングルをするわけじゃなくて藤本つかさとシングルをするので、豊田さんの技より藤本つかさの技で負けたほうが悔しいなって、試合をして改めて思いました。負けないけど。決勝戦、世羅ではなく、くるみと当たりたいなって思っています。(この前)シングルが流れてしまっているので。(くるみに)決勝戦で待っています」と早くも決勝を見据えて語った。
このあと豊田の大晦日参戦が発表され「私とつくしのシングルを見ていただきたいなと思ってオファーさせていただきました」と藤本。最後にまる子から「アイスリボンの皆さんにもイノシシーズというタッグ名を覚えてもらいたいですね」と藤本とのタッグ名が勝手に命名されるも、藤本も「豊田さんも猪年なの。いつか3人で組みたいね!イノシシーズ」とそのネーミングが気に入った様子。豊田、藤本、まる子という3世代によるトリオ・ザ・イノシシーズが実現する日も近い!?
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