11・25後楽園『RISE114』初の国際戦に挑む野辺広大、シリル・パジットインタビュー

■RISE114 野辺広大インタビュー『RISEは天心だけじゃねーって言ったからにはそっから僕は逃げたくない』
 
–まず10月2日のホーストカップでの山口侑馬戦は見事な勝利でした!
「1ラウンド目はちょっと危ないかなと思ったんですけど、2ラウンド目にタイミング良くパンチも当たってハイキックも当たってアマチュアの時のリベンジを果たせて良い試合でしたね。」
 
–最初、左フックでダウンを取りましたが感触は良かったですか?
「そうですね、ショートの左フックでダウン取ったんですけど。まだあの時の感覚みたいのが残ってるんで今そこを練習でも磨いてます。」
 
–パンチでダウンを取るのは珍しいですよね?
「今回プロになって初めてです(笑)」
 
–初めて遠征しての試合でしたね。
「周りからはお前大丈夫か?みたいな感じだったんですけど、僕は結構向こう行っても落ち着いて流される事無く出来たんで良かったです。
あとこっちから応援来てくれた人達が沢山いたんで、そこはすっごい力になりましたね!」
 
–応援のおかげでいつもと変わらず良い試合が出来たんですね。
「そうですね。練習の段階でも良いモチベーションでする事が出来ました。」
 
–今回の遠征でいつもと違った事はありましたか?
「やっぱその遠くから応援来てくれるって事ですかね。それが僕の練習から試合までの原動力になりましたね。
デビュー戦から応援してくれてた人達が来てくれましたね。
あと、高校の友達も車で来てくれましたね。600㎞って言ってました。」
 
–それはみんな嬉しく帰れたんじゃないですか?
「そうですね、みんなスカッと勝てて気持ちよく帰ってくれたと思います。」
 
–あのロング興行の中でも目が覚める際立った試合だ思います。
「それは山口選手も頑張ってたからだと思うんですよね。僕が1ラウンド目にピンチになって、そっから逆転したから盛り上がったと思うんで。
そこは山口選手をリスペクトしたいですね。」
 
–そして今回は初の外国人選手ですが相手の印象は?
「ガツガツ前に来て、小っちゃいんですけどゾウガリーみたいな感じで勢いのある選手だなって思います。」
 
–これは気を付けないといけないと思う攻撃はありますか?
「パンチですね。僕が負けてる時はパンチでダウン取られて負けてるんで。
結構小っちゃいんで下からガツガツ来ると思うんでパンチのディフェンスはしっかり気を付けたいと思ってます。」
 
–どういった試合を見せたいですか?
「お客さんにもわかりやすいようなKOを見せたいと思ってますね。」
 
–前回の良い感触が残ってると思うんで、良い勝ち方がしたい所ですね。出来たらパンチでも倒したい?
「この前の感触のまま行けたらもしかしてもう1回行けると思うんで、ちょっと試したいですね。」
 
–得意の蹴りだけに頼らずパンチでもという事ですね。ズバリ何ラウンドで倒せるというのはありますか?
「良くて2ラウンド後半、3ラウンド目には倒したいですね。
外国人選手は顔は打たれ強いと思うんですけど、ローとかボディも打たれ強い印象はあんまりないんでそこでも勝負したいですね。」
 
–今年1年色々ありましたが振り返ってみていかがでしたか?
「1月タイトルマッチでベルト獲れてその後、前口選手と戦って勝ったんですけど、その後、心の中で満足してる自分が居たのかなって。」
 
–そこで来たのが町田戦ですね。
「そうですね。いやもう忘れないですねアレは。」
 
–その敗戦から落ちる事無く良い勝ち方も出来ましたね。
「町田選手に負けたんですけど、次の山口選手に良い感じで勝てて気持ち的にも満足する事無く行けてるので結果的には良かったのかなって思います。」
 
–RISEは“上昇する”という意味ですが、今年その言葉に合っていたのが野辺選手です。来年は何を見せたいですか?
「僕の下にも僕を目指す選手が沢山いると思うんですけど、僕の上にもまだまだ沢山いると思うんで、その強い選手達を倒して前から言ってる世界に向けて挑戦したいと思ってるんで、そこはブレずに行きます。」
 
–世界に向けて今回は大事な1戦になりますね。
「今回は相手が日本に来てくれると思うんですけど、自分が向こうに行っても問題無く倒せるように今回はしっかりKOで圧倒的に差をつけて勝ちたいと思います。」
 
–町田選手に負けた後に相当落ち込んでいる時に練習が足りなかったとおっしゃってましたが、その後何か変化はありましたか?
「町田選手とやる前は、今考えれば練習もアバウトな感じでやってたのかなと思います。
それで変えて全部しっかり準備しようと思って。準備不足なとこもあったと思ったんで。そっから変えていきましたね。短期目標とかも決めて自分で取り組んできました。」
 
–野辺選手を見に来てくれたファンに何を見せたいですか?
「KOと、僕は自分の師匠である吉本光志さんの戦うハートの部分も気持ちの強さも注目して見てくれたらなと思います。」
 
–最後に階級は違いますが那須川天心選手は意識されますか?
「彼はパーフェクトで、僕からしたらこの間デビューしたばっかりなんですけど比べ物にならないくらい上に行っちゃってますね。
それでも僕は逃げたくないですね。『RISEは天心だけじゃねー!』って言ったからにはそっから僕は逃げたくないです。
自分の色も出して僕なりに天心が出来なかった事とか僕にしかできない事とかもやっていきたいですね。」
 
 
 
■RISE114 シリル・パジットインタビュー『俺の拳が当たったら決着するよ』
 
–日本での試合ははじめてとなりますね、さてコンディションはいかがですか?
「ハイ!チーム皆で楽しみにしているよ。このチャンスを感謝してる。Thank you。
WKN王者として誇り高い試合をする。全ての準備も揃っているよ。」
 
–いまの練習環境を教えてください。
「ジムはScorpio fight gymで練習してる。コーチはPatrik Matejka、非常に厳しいトレーニングを日々続けているよ。
スパーリングパートナーもスロバキア国内にも沢山いるし。ボクシング、キックボクシング、フィジカルトレーニング、スパーリングと日に分けて練習しているよ、最高の環境だね。」
 
–対戦相手のRISEフェザー級王者野辺広大は知っていますか?
「ノベは知らないね。しかしVTRを見て強い選手だと確認したよ。RISEチャンピオン達は強い選手ばかりだから警戒はしてるよ!
攻撃的なファイトスタイルが似ていると思う。特にコンビネーションが良いね。」
 
–あなたはどのように戦いますか?
「似たスタイルだから激しい試合になるだろう。潰しあいになると思う。
俺の拳が当たったら決着するよ!そして最後に握手して敬意を示して終わりだ。
戦いに準備は必要だが全てではない、大切なのはその場で順応対応出来るのと対戦相手への尊敬であると考えるよ。」
 
–あなたの得意技はキック?パンチ?ヒザ?それとも?
「ハハハッー若さかな(笑)。全ての技でKOしたことがある。全ての人に感謝する気持ちと最大の武器はGODだ!」
 
–ずばり結果は判定?KO?
「結果的にはKOで勝つ!究極に追い込んで来たのでExtreme fight gameに相応しい最高のパフォーマンスになるよ!」

–最後に一言お願いします。
「素晴らしい人々、環境に日本で会える事を楽しみにしている。
キックボクシングを愛する気持ちは皆一緒、私の試合で皆を楽しませたい。
もうすぐ日本に行きます。11月25日に会いましょう!!」

対戦カード・大会概要
者・野辺広大が志願の参戦!皇貴vs村山の新人王対決も!11・25後楽園『RISE114』

▼クレジットカード決済、銀行振込み対応~電子書籍のご注文はこちらから!強烈最新刊440円カートへ
wf060Chirashi-718週刊ファイト11月17日号ノア時限爆弾トランプNY特派員TBS魔裟斗中国遠征初詣巌流島