■　高円寺フェス2016～高円寺駅前ドリームマッチ&パフォーマンス～
日時：10月30日（日）
会場：JR高円寺駅北口駅前広場特設リング

　東京・高円寺の秋の恒例行事としてすっかり定着した感のある高円寺フェス。今年もフードファイト、アイドルステージ、プロレスなどさまざまなイベントが開催された。29日に行われた人気ゆるキャラによるプロレスで大活躍を見せた山口めろんさんや、数多くのゆるキャラが高円寺の街角に勢ぞろい。子供だけでなく、大人までもが夢中になって撮影しているのどかでゆるい光景があちらこちらで見られた。
※拡大詳細版は週刊ファイト11月10日号ノア身売り高円寺W-1河野真幸JWP中島安里紗トランプ長州力に収録されました。

【12:50開始】
＜鳥取だらずプロレス　タッグマッチ　20分1本勝負＞
砂丘らっきょう男、●矢野俊治、Ｇ、牛骨ラーメンマン
　8分58秒　垂直落下式ブレーンバスター⇒片エビ固め
セーフティこうき、棚ボタ弘至、○珍獣サンダーライガー、因幡のバッファロー

　平成24年1月から米子市を拠点に活動を開始した鳥取だらずプロレスは、松江だんだんプロレスの協力のもと、設立された社会人プロレス団体。プロレスを通して鳥取県の地域活性化に協力することが目的という。因幡のバッファローは元大阪プロレス所属のプロレスラーだが、他の選手は社会人。どなん展開になるかまったく読めないまま、ゴングが鳴らされた。
　なかでも注目を集めたのは牛骨ラーメンマン。開始間もなく、まさかの場外へのラ・ケブラータを繰り出して、観客の度肝を抜いた。試合中に鳥取の名産物のＰＲを行ったり凶器に使ったりするなどお笑要素が強いものの、選手たちは要所要所に技を的確に繰り出す。フィニッシュを取った珍獣サンダーライガーは、ライガーボムから垂直落下式ブレーンバスターを披露するなど本家さながらだった。

＜アイスリボン　タッグマッチ　20分1本勝負＞
藤本つかさ、●松本都　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　13分30秒　ダイビングフットスタンプ⇒エビ固め
○世羅りさ、雪妃真矢

　序盤は藤本、松本のペースで進んだ。場外乱闘では藤本が噴水の水をまき散らし、松本も立ち入り禁止の棒を使って大暴れ。だが、世羅がジャイアントスイングで反撃を開始すると流れが変わった。藤本と松本もダブルの卍固めを決めるなど見せ場を作ったが、松本が劣勢に回るかことが多く、世羅のデスバレーボムからのダイビングスタンプでフットで勝負が決まった。

【16：00開始】
＜ゼロワン　3ＷＡＹマッチ　30分1本勝負＞
○ブッファvs.ショーン・ギネスvs.●パンディータ・ヌエボ
　　3分31秒　エルボー⇒体固め
再試合　
○ブッファvs.●ショーン・ギネスvs.パンディータ・ヌエボ　　　　　　　　　　　
　5分41秒　ダイビングボディプレス⇒片エビ固め

　開始して間もなく、ブッファのエルボーに沈んだパンディータだが、反則のパンチであると抗議。これが認められて、再試合が認められた。パンディータの見せ場は、トップロープを拝み歩きのみだったが、ユーモラスな試合運びで観客を魅了。勝負は、ブッファの跳躍力のあるダイビングボディプレスで決まった。

＜ゼロワン　タッグマッチ　30分1本勝負＞
大谷晋二郎、佐藤耕平、●ジェームス・ライディーン
　17分50秒　ダイビングダブルニ―ドロップ⇒エビ固め
○小幡優作、日高郁人、ハートリー・ジャクソン

　安定感が増しつつある小幡であるが、相手チームの体格とパワーに対抗するのは難しいのではと思われた序盤だった。ライディ―ンに軽々リフトアップされ、大谷の串刺しドロップキックが顔面に直撃。そして佐藤には場外でいいように痛めつけられる始末。ところが粘りに粘って、巨漢のライディーンに延髄切りを見舞い、ハイアングルのドライバーで叩きつけ、コーナーからのダイビングダブルニーで3カウントを奪取。火祭り覇者による説得力のあるフィニッシュだった。

2012
マット界舞台裏’12年11月8日号武藤野望IGF不穏性格悪佐山催眠高円寺祭A小林V7GRABAKA2
2013
マット界舞台裏’13年11月7日号曙両国ファンクス密着IGF石井慧藤田和之コブラ高円寺Kゴッチ狂
2015
高円寺フェス2015～高橋奈七永アイスリボン対決、ZERO1メイン中に夜景
週刊ファイト11月10日号ノア身売り高円寺W-1河野真幸JWP中島安里紗トランプ長州力