(C)Photo Courtesy of UFC

　9月24日（現地時間）にブラジル・ブラジリアで『UFC Fight Night 95: Cyborg vs. Lansberg』が開催された。
　今回の“UFCファイトナイト・ブラジリア”のメインイベントでは女子バンタム級ながら140パウンド（63.50kg）のキャッチウェイトでの試合が行われ、地元ブラジル出身で女版タイソンとしても有名なクリスチャン・サイボーグ（ブラジル16勝1敗1NC）が、リナ・ランズバーグ（スウェーデン6勝1敗）と対戦することになっている。現在も他団体であるインヴィクタFCで女子フェザー級のタイトルを守っているサイボーグにとっては今年5月に行われたUFC198以来のオクタゴン登場。女子のフェザー級がないUFCでは、今回のような契約体重戦に限られてしまう状況ではあるが、ここまで16勝1敗の成績のうち、14勝がKOもしくはTKO勝ちというサイボーグだけに、規格外のパワーとスピードに注目が集まっている。試合は、サイボーグが連打からテイクダウン、グランドでのパウンド連打でレフェリーがストップ。サイボーグがTKO勝利となった。
サイボーグ、試合後のインタビュー
「みなさん来てくれてありがとう。いい試合をできて嬉しい。向こうはムエタイが得意で立って戦いたがっていたから、テイクダウンを取って寝技で攻撃した。私はすでに2 つベルトを持っているので、スーパーファイトでファンの皆さんを喜ばせたいわ」

　更にヘビー級戦として、ロイ・ネルソンとアントニオ・シウバの怪物対決が行われた。ヘビー級らしく、一発当たれば終わりという緊迫した試合となり、2Rにネルソンの右アッパーがシウバの顎を打ち抜いた。シウバはぶっ倒れるようにダウンし、ネルソン追撃のパウンドをレフェリーがストップしネルソンがTKO勝ちした。
　また前座カードで田中路教とハニ・ヤヒーラが対戦し、ヤヒーラが華麗に判定勝ちした。

大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
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■　UFC Fight Night 95: Cyborg vs. Lansberg
日時：2016年9月24日（現地時間）
場所：ブラジル・ブラジリア

＜キャッチウェイト（140ポンド）＞
○クリス・サイボーグ（ブラジル）
　2R 2分29秒 TKO
●リナ・ランズバーグ（スウェーデン）

＜フェザー級＞
○ヘナン・バラオン（ブラジル）
　判定　3-0
●フィリップ・ノヴァー（米国）

＜ヘビー級＞
○ロイ・ネルソン（米国）
　2R 4分10秒　TKO
●アントニオ・シウバ（ブラジル）

＜ライト級＞
○フランシスコ・トリナウド（ブラジル）
　3R 2分25秒 TKO
●ポール・フェルダー（米国）

＜ミドル級＞
○エリック・スパイスリー（米国）
　1R 2分58秒 リアネイキドチョーク
●チアゴ・サントス（ブラジル）

＜フェザー級＞
○ゴドフレッド・ペペイ（ブラジル）
　1R 3分03秒 リアネイキドチョーク
●マイク・デ・ラ・トーレ（米国）

プレミアムカード
＜バンタム級＞
○ハニ・ヤヒーラ（ブラジル）
　判定　3-0
●田中 路教（日本）

電子書籍版は週刊ファイト10月06日号新日TBSデストロイヤー井上譲二I編集長RIZIN中国MMA天心RISEに収録されました。

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　Text by 稲垣　收
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