14日、新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は優勝決定戦を迎えた。両国国技館は当日券発売なしの超満員札止め。
ホームであるはずの後藤洋央紀にブーイングが飛び、ケニー・オメガに大ケニーコールが降り注ぐ。前夜メインの激闘の記憶から観客は冷めやらぬまま、外国人史上初のG1制覇への意気込み、卓越した試合運びのケニーを支持した。
飯伏幸太の得意技であるシットダウン式ラストライドやフェニックススプラッシュ。AJスタイルズによるスタイルズクラッシュ。ケニー・オメガがレスラー人生における盟友の技を繰り出す。
最近は繰り出さず、奥の手と化した後藤の裏昇天、昇天改までケニーはキックアウト。ケニー渾身の片翼の天使が完璧に決まってしまっては、後藤も3カウントを聞くしかなかった。
覇者となったケニーがマイクをとる。日本語が喋れるのにヒール設定のため英語でマイクアピールしていることをファンは知っている。するとケニーが途中でサプライズを仕掛けた。途中から流暢な日本語に!
ケニー「日本はオレのホーム。新日本はオレのホーム。だから、そっち行かない」。
WWEに転出した中邑真輔もAJもアンダーソンもいない。そして、飯伏もいない。不安視された今年のG1だったが、大熱狂で幕。実績がないままDDTでプロレス人生を重ね、新日本に闘いの場所を移したケニーはレスラー人生14年。転出組の余波でバレットクラブを預かることになったケニーの使命感、そして快挙に、両国は酔いしれた。
■ 新日本プロレス『G1 CLIMAX 26』<優勝決定戦>
日時:8月14日(日) 15:00
会場:東京・両国国技館 10,204人(超満員札止め)
<第1試合>
○タイガーマスク 獣神サンダー・ライガー
05分15秒 雪崩式ダブルアームスープレックス ⇒ 片エビ固め
●デビッド・フィンレー 田口隆祐
<第2試合>
●キャプテン・ニュージャパン ヨシタツ
05分39秒 クロス・フェイス・オブJADO
○邪道 外道
<第3試合>
●本間朋晃 真壁刀義
09分10秒 カルマ ⇒ 片エビ固め
○YOSHI-HASHI 石井智宏
<第4試合>
●中西学 永田裕志 天山広吉 柴田勝頼
10分54秒 バーティカル・スパイク ⇒ 片エビ固め
マサ北宮 マイバッハ谷口 潮崎豪 ○中嶋勝彦
<第5試合 IWGPタッグ選手権試合>
[第71代王者組]○マーク・ブリスコ ジェイ・ブリスコ
15分21秒 ドゥームズデイ・デバイス ⇒ 片エビ固め
[挑戦者組]●ハングマン・ページ&高橋裕二郎
※ブリスコ兄弟が初防衛に成功。
<第6試合 ROH世界選手権試合>
[挑戦者]●小島聡
10分46秒 リーサルインジェクション ⇒ エビ固め
[王者]○ジェイ・リーサル
※ジェイ・リーサルが王座防衛に成功。
<第7試合>
KUSHIDA ●ジュース・ロビンソン 棚橋弘至 マイケル・エルガン
11分32秒 EVIL ⇒ 片エビ固め
BUSHI ○EVIL SANADA 内藤哲也
<第8試合>
丸藤正道 矢野通 ○オカダ・カズチカ
09分10秒 レインメーカー ⇒ 片エビ固め
●タンガ・ロア タマ・トンガ バッドラック・ファレ
<第9試合「G1 CLIMAX 26」優勝決定戦>
●後藤洋央紀
26分49秒 片翼の天使 ⇒ エビ固め
○ケニー・オメガ
※ケニー・オメガが「G1」初出場・初優勝。
詳細版は週刊ファイト8月25日号吉田沙保里(銀)巌流島G1裏検証キラーカン渕正信NOSAWA元子曙に収録されました。
「ケニー・オメガ、マイケル・エルガン外道装填」
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