13日、新日本プロレス真夏の祭典『G1クライマックス』は18日目。両国国技館3連戦の2日目を迎えた。公式戦はBブロック最終日。
前日のAブロック最終日は「メイン勝者が決勝進出」とならない“波乱”があったが、この日は打って変わって“通常運転”。メインを前にして、決勝進出の可能性ありの柴田勝頼、マイケル・エルガンが格下相手に敗退。こうなるとスッキリ、どう転んでも「メイン勝者が決勝進出」となるわけだ。
メインは内藤哲也vs.ケニー・オメガ。技の受けっぷりで定評のある選手同士、ハードバンプレスラー対決となる。両者とも危険な角度で頭から突っ込むシーン多数。途中で足を痛めたケニーに、内藤は足攻めのオンパレードで容赦なし。
ケニーが片翼の天使の体勢に入るが、内藤が空中でデスティーノ風に切り返す。内藤旋風そのままにナイトーコールが多かった両国だが、ケニーの連続ピンチにケニーコールが逆転。すると内藤のジャンピングエルボーをケニーがカウンターのニーで切り返し。この勢いでケニーがクロイツ・ラス、スライディング・ニー、片翼の天使と畳みかける。最後に手を挙げたのはケニーだった。
ケニーのマイクは英語だが、「他のヤツと違って俺が日本にいるのは、ここが俺にとってのホームだから」とアピール。WWE転出組とは違って新日継続の改めての表明だろうか。外国人選手としてはカール・アンダーソン以来の決勝進出。されどアンダーソンは転出済みだ。真っ当なプッシュか、転出引き留め策の一環か。
オールドファンに背景をいろいろ想像させながら、G1クライマックスは14日、最終日を迎える。後藤洋央紀vs.ケニー・オメガで優勝決定戦だ。
詳細版は週刊ファイト8月25日号吉田沙保里(銀)巌流島G1裏検証キラーカン渕正信NOSAWA元子曙に収録されました。
■ 新日本プロレス『G1 CLIMAX 26』
日時:8月13日(土) 18:30
会場:東京・両国国技館 7,477人(超満員)
<第1試合>
デビッド・フィンレー 田口隆祐 ●キャプテン・ニュージャパン ヨシタツ
06分23秒 ムーンサルトプレス ⇒ 片エビ固め
タイガーマスク 獣神サンダー・ライガー 中西学 ○天山広吉
<第2試合>
○丸藤正道 石井智宏
07分56秒 不知火 ⇒ 片エビ固め
●ジュース・ロビンソン 真壁刀義
<第3試合>
ジェイ・リーサル ○BUSHI SANADA
08分47秒 MX ⇒ 片エビ固め
●KUSHIDA 小島聡 棚橋弘至
<第4試合>
ハングマン・ページ ○高橋裕二郎 タンガ・ロア タマ・トンガ バッドラック・ファレ
06分31秒 ピンプジュース ⇒ 体固め
マーク・ブリスコ ジェイ・ブリスコ ●外道 後藤洋央紀 オカダ・カズチカ
<第5試合「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○本間朋晃
10分29秒 こけし ⇒ 片エビ固め
●永田裕志
<第6試合「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○YOSHI-HASHI
03分31秒 赤霧
●矢野通
<第7試合「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○EVIL
09分42秒 EVIL ⇒ 体固め
●柴田勝頼
<第8試合「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○中嶋勝彦
16分50秒 バーティカルスパイク ⇒ 片エビ固め
●マイケル・エルガン
<第9試合「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○ケニー・オメガ
28分12秒 片翼の天使 ⇒ エビ固め
●内藤哲也
※ケニーと内藤が「12点」で並ぶも、内藤に直接勝利したケニーが優勝決定戦に進出。
「ケニー・オメガ、マイケル・エルガン外道装填」
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