27日、新木場1stリングにて『第参回 魔界錬闘会〜魔界撩乱〜』が開催された。魔界錬闘会は「陰陽道になぞらえた世界観で歌手が唄い、俳優が演じ、レスラーが闘う!」コンセプトのロック×映像×演劇×プロレスが融合したハイパーエンターテイメントショーだ。
ここに集うお客はプロレスファンもいれば、演劇やダンスの演者を応援しに来たグループもいて、良くも悪くもバラバラの客層がひとつの空間を共有するのであるが、誰もがその摩訶不思議で圧倒的なステージに圧倒され、それぞれ元の集った目的が違えども、どんどん中毒になるという魔力に引き込まれる。
第参回は、虎炎、鶴姫、夕顔率いる最強の安倍晴明と、平了らの魔界少女拳の抗争が激化。今回からワイヤレスマイクを使った生LIVEとなり、より緊張感を伴ってストーリー展開も一見さんにもわかりやすく伝わった感がある。また、影導士のダンスがずば抜けて凄いこと、さらには個々の役者さんの力量も、一流どころが集結していることが生マイクでより鮮明になった回だった。
専門媒体の観点からは、第参回はよりプロレス試合の比重が高く、虎炎(丸山敦)、弁慶(The Bodygurd)、巴御前(華名)の三つ巴戦はド迫力。また、鶴姫(志田光)が猛牛魔(バッファロー)に痛ぶられる死闘には、恐らくは志田光の名前も実績も知らない一見さん客からも、さかんに「鶴姫!」と声援が飛ぶなど、誰が見てもすぐにわかるプロレスというスポーツ芸術の奥深さに感動すら覚えた。大衆感情をコントロールすることのできるプロレスこそ、陰陽師の最終魔術だったのだ。
■ 第参回 魔界錬闘会〜魔界撩乱〜
日時:6月28日 開始19:00
会場:新木場1stリング 観衆253人
翔太、よしえつねお(写真=式神二)、佐野直らIndiesオールスターキャストが次々に殺られ、弁慶(下)が見参
<第零死合〜影導士vs道三の式神〜>
○影虎(回転重爆殺)式神一●
○影蝶&影華(刺殺)式神二●
○影狼(切殺)式神三●
○影魔(風殺)式神四&式神五●
弁慶のパワー殺法全開も、虎炎が仮面取り源義経の正体明かすと弁慶はもう戦えない。そこに巴御前が現れて
<第壱死合>
△虎炎(巴御前の乱入により無効)武蔵坊弁慶△
夫を殺害された敵とばかり源義経に報復する巴御前はダブルインパクトまで敢行した。
巴御前勝利も・・・平了「虎を永遠の鎖につなげ!」~呪い札を貼られた源義経は動けぬまま舞台は休憩時間に
<〜再死合〜>
●虎炎改め源義経(巴華)巴御前○&武蔵坊弁慶
プロレス文法のオハコ場外乱闘に逃げ惑うお客。しかも、バシバシ目の前でやられているのは鶴姫(女性)なのだ!
助けにはせ参じた弁慶だが同士討ちに。相手が女性だろうが猛牛首折弾は強烈無比(下)
<第弐死合>
●鶴姫(猛牛首折弾)猛牛魔○
第四回『魔界錬闘会〜魔界凶乱~』は7月25日(金)新木場1stリング開催。木高イサミ、円華、藤田峰雄参戦!
物語付き電子書籍拡大版はマット界舞台裏7月17日号秋山全日W-1両国USTREAM新日シン華名BLADEラウェイ魔界錬闘会に収録されました。
【先駆舎プロデュース魔界少女拳、魔界錬闘会、美少年プロレス】
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