那須川天心へリベンジまであと一歩｜村越優汰インタビュー
『最初の勢いが凄いなってだけで、あとは特に無い』
　来る7月30日（土）ディファ有明で開催される『RISE112』にて行われるバンタム級次期挑戦者決定戦にて小笠原瑛作と対戦する村越優汰の事前インタビューが届いた。

☆村越優汰プロフィール
アマチュア時代から才能を発揮し2011年16歳でプロデビュー。
翌年には新人王を獲得し確実に実績を伸ばしていく。
サウスポーから繰り出される得意の左ミドルに加えフィニッシュ技となる三日月蹴りと完成。
2014年7月のRISE100回記念大会で前田浩喜を破りバンタム級王者に就く。
昨年5月に那須川天心に敗れ王座を明け渡すが、55kg級日本トップクラスの実力は確か。
今回注目される小笠原瑛作を破り、那須川へのリベンジに燃えている。
　
村越優汰／Yuta Murakoshi
湘南格闘クラブ所属、170㎝、94/9/10生（21歳）、神奈川県出身
サウスポー、22戦18勝4敗（9KO）、RISEバンタム級1位
前RISEバンタム級王者、2012年 RISING ROOKIES CUPバンタム級優勝
Twitter＝@yuta6910
　
　
–前回3月大会のトーナメント準決勝、有松朝選手との試合を振り返っていかがでしたか?
「KOで勝つ事が出来たんで結果的には良いんですけど。
1ラウンド目にいきなりダウン取ってかなり効いてたんで、もっと早くKO出来たんじゃないかなって思ってます。」
　
–開始早々にダウンが取れて安心しましたか?
「気持ち的にはだいぶ楽になりました。」
　
–相手の有松選手はリベンジにかなり燃えてましたね。
「それもあってダウンの回復早かったですけど。勝ちたい気持ちがすごい伝わってきました。」
　
–ただ最後はきっちり必殺技の三日月蹴りを決めましたね。
「前回、戦った時は三日月で倒したんですけど、今回も三日月で倒してやろうかなと（笑）。最終的には三日月で決められたんで凄い気持ちよかったです!」
　
–意外と三日月蹴りで倒したのは久しぶりでしたね。
「三日月で倒したのはなんだかんだ久しぶりです。凄い気持ち良かったです。」
　　
–そして今回の相手がトーナメント反対側から勝ち上がってきた小笠原瑛作選手です。どんな印象をお持ちですか?
「内藤（大樹）選手とやった時の試合を自分も見たんですけど勢いが凄いあるなって選手です。最初の勢いが凄いなってだけで、あとは特に無いです。」
　
–どういった所に勢いを感じましたか?
「スピードが1番ですかね。はじまっていきなり凄い勢いで出てくるなって印象ですね。」
　
–試合全体を見ていかがでしたか?
「ラウンドが行くにつれて良さが消えてってる感じに見えたんで、最初だけ気をつければ特に問題は無いかなって。」
　
–小笠原選手は下の階級を上げてきた選手で、体つきはまだ55㎏に適正していないように見えますか?
「試合見てもまだ55㎏にはなり切れてないのかなって。体の強さ的には負ける事は無いと思います。」
　
–試合を見て小笠原選手の穴などは見つけましたか?
「全体的にパワーもそうですし、自分の方が上回ってると思うし全然圧力とかでも、全体的に見て村越の方が上回ってるなって。」
　
–小笠原選手は藤原あらし選手、内藤大樹選手にも勝っているので彼の評価は上がってきています。今回は『那須川天心とやるんじゃないか』と期待されてます。その辺は村越選手にとって面白くない所だと思いますがいかがですか?
「そうですね。そう思われてて相手の選手凄いみたいになってるんで、そこをKOで倒したらすげー美味しいなってのがあるんでKOで倒したいと思います。」
　
–村越選手にとって今回の試合のキーポイントは何ですか?
「最初の勢いがすごいんで、序盤が結構キーになるかなと。もしかしたら倒しちゃうかもしれないですね（笑）。逆に。」
　
–那須川選手にベルトを獲られてから1年が経ちますね。
「天心選手はどんどん無敗で強い選手とかにもどんどん勝って凄い状況になってるんで。
逆にそうなってる状態の天心選手に勝つ事に意味があるんで。前回5月の試合とかも外国人選手をしっかりKOで倒して勝ってたんで、やっぱり力をつけてきてるんだって思いました。」
　
–早ければ9月にタイトルマッチになる予定です。今回の試合で勝てば挑戦者となります。前回のタイトルマッチと立場が違いますがそのあたりはいかがでしょうか?
　「今度は挑戦者なので、前回と違う感じになると思うので。今回は気が楽になるので、全然違う自分を見せられると思います。」
　
–前回のタイトルマッチでは那須川選手がまだプロデビューして間もなかったり、変なプレッシャーもあったと思います。
「プレッシャーだったり色々あったりはしました。気持ち的には少し軽い感じでいけるんでいつも以上にいい動きが出せると思います。」
　
–ただ、その前に小笠原選手との試合があります。どういった形で試合をしたいですか?
「前回の試合でも言ったんですけど、やっぱりここでドロドロの試合してちゃダメだなって。ここはスパッとキレイに勝って天心選手の所に進みたいと思います。」
　
–試合展開はどうなると思いますか?
「1番理想的なのは三日月で相手を倒す事ですね。前回倒した時の感触がまだあるので、前回の感触を忘れない内に“刺したい”ですね。」
　
–小笠原選手のお腹を見てどう思いますか?
「いや、もう1発です。すぐ倒れます。入ればもう悶絶です。」
　
–年齢も近いですよね。
「自分と１コ下ですね。もう年下には負けられないですね。恥ずかしいですね年下に負けたら。」
　
–3月の試合から準備期間が長いですが、何か新しいトレーニングを始めたり見つけた事はありますか?
「新しくとかでは無くて、基礎からまたやり直して、自分の元々得意な左ミドルだったりの強さが増してきてるんで。
三日月とかじゃなくてミドルで腕折っちゃうぐらいの強さをもう持ってます。」
　
–昔は左ミドルの印象でしたね。三日月蹴りで倒すのでその印象が上回りましたよね。
「三日月で倒すから三日月の印象はあるんですけど、それよりも前にミドルキックが強いんで。ミドルキック受けたらビビっちゃうと思います。」
　
–今回、相手はサウスポーです。いつも通りに左ミドルが蹴れないと思いますが。
「全然。いつも左も右も練習してるんで。どっちも出来ますし、別にサウスポーでも左も蹴れますし、戦ってみて何でも対応します。」

　
≪決定カード≫
【2nd Stage】
<ライト級（-63kg）タイトルマッチ 3分5R無制限延長R>
水町 浩（士魂村上塾／王者）※初防衛戦
vs.
不可思（クロスポイント大泉／挑戦者、同級2位、WPMF日本スーパーライト級王者）

<バンタム級（-55kg）次期挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R>
村越優汰（湘南格闘クラブ／同級1位）
vs.
小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺／第2代REBELS52.5kg級王者）
　

花田元誓（リアルディール／第2代フェザー級王者）
vs.
ネド“NINTENDO”ゴンバ（南アフリカ/TOP DOG FACTORY／WMC I-1 2016年-60kg級王者）

<スーパーライト級（-65kg）3分3R延長1R>
直 樹（BRING IT ONパラエストラ葛西／ライト級5位、2015年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝）
vs.
川島史也（BattleNation／スーパーライト級7位、2015年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝）

<フェザー級（-57.5kg）3分3R>
荒井崇博（C’rush）
vs.
川手裕貴（建武館／JAPAN CUP 2015 -60㎏トーナメント優勝、第245回新空手道東京大会K-2軽量級優勝）

<-64kg契約 3分3R>
TAG（ERUPT／2007年DEEPフューチャーキング九州トーナメント70kg以下級準優勝）
vs.
勝本竜矢（健成会／第27回全日本新空手道選手権大会 K-2GRAND PRIX 2016軽中量級&中量級優勝）

【1st Stage】
<バンタム級（-55kg）3分3R>
永井健太朗（KickBox）
vs.
戸塚昌司（C’rush）

<バンタム級（-55kg）3分3R>
中井将史（リアルディール）
vs.
聡一郎（フリー）

<-52.5kg契約 3分3R>
遠山翔太（MONSTAR GYM）
vs.
佐野佑馬（創心會／2015年KAMINARIMON -55kgトーナメント優勝）

加藤 雄（リアルディール）
vs.
池田進人（正道会館／2014年 全関東空手道選手権 準優勝）

<-68.5kg契約 3分3R>
金田大嵩（インフィニティ／2014年 KAMINARIMON全日本大会-70㎏級 優勝）
vs.
富田 誠（PAL-GYM)

<バンタム級（-55kg）3分3R>
飯田“440”諒（TEAM SUN）
vs.
志藤頼孝（アカデミア・アーザ水道橋）

≪参戦予定選手≫
森本“狂犬”義久（BRING IT ONパラエストラ葛西／フェザー級3位）
花沢 類（リアルディール／ミドル級8位）
SEIDO（Team ORCA／ライト級10位）

■イベント概要
名 称：RISE 112（ライズ ハンドレッドトゥエルブ）
日 時：2016年7月30日(土)　開場12時30分／1st Stage開始13時00分／2nd Stage開始16時30分予定
会 場：ディファ有明（東京都江東区有明1-3-25）
主 催：RISEクリエーション株式会社
認 定：RISEコミッション
協 賛：スリーエー・ライフ株式会社、フィットネスショップ
衣 装：73R
放 送：スカイA
料 金：・SRS 12,000円・R S 8,000円・S席 6,000円・A席 4,500円
　　・小中学生スタンディング 1,500円（当日販売のみ）
　　※当日券は各500円アップ／未就学児は保護者膝上に限り無料
　　※当大会は2部制となります。それぞれの開始時間にご注意ください。
販 売:
・チケットぴあ　TEL：0570-02-9999　（Pコード832-926）
　　（ぴあカウンター、サークルK、サンクス、セブンイレブン各店）
・e+（イープラス）（携帯＆パソコン同じアドレス）
　　（ファミリーマート各店）
・後楽園ホール　03-5800-9999
・RISEクリエーション　03-5319-1860
・RISEオフィシャルショップ
　
ほか:
・問い合わせ　RISEクリエーション 03-5319-1860
・ホームページ
・Facebook　　
・オフィシャルTwitter
・Instagram

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