岩崎悠斗が戴冠後初凱旋!6・19名古屋「Wanchai+Kingthong MuayThai Super Fight」

 6月19日(日)に開催される「Wanchai+Kingthong MuayThai Super Fight」(会場:名古屋国際会議場イベントホール)にJ-NETWORKスーパーライト級王者・S-Battleライト級王者、岩崎悠斗(Ten Clover Gym・トップ画像右)が参戦、昨年大会「Wanchai+PK MuayThai Super Fight」にも出場したサクーンチャイ・エクシンディコンジム(チャンネル7スタジアムスーパーバンタム級9位/タイ・同左)と対戦する。


 岩崎はK-1甲子園や新空手などで好成績をおさめ、東海地方の格闘技イベント「S-Battle」のライト級王者に君臨、その実績を引っさげ今年2月後楽園ホールで行なわれた「J-KICK2016~Honor the Fighting Spirits~ 1st.」で、はまっこムエタイジムの高橋幸光とJ-NETWORKスーパーライト級王座決定戦を戦い4RTKO勝利をおさめた。
 今回、王座戴冠後初の地元凱旋、しかもタイ人選手との対戦は初めてということだが、「キックボクシングをするつもりはない。ムエタイで真正面からタイ人と勝負します。」とタイ人攻略に自信をのぞかせる。


 その岩崎に対するのは、サクーンチャイ・エクシンディコンジム。昨年の「Wanchai+PK MuayThai Super Fight」ではMA日本スーパーフェザー級王者・中向永昌(STRUGGLE)と対戦、首相撲からのヒジ打ちの猛攻で中向を1R TKOに追い込み、タイ人ならではのヒジの妙技をまざまざと見せつけた。もともとはテクニシャンのサクーンチャイだが、最近は体重も増え攻撃力がアップしているとのこと。
 体格に勝る岩崎がその勢いのまま強豪サクーンチャイを撃破するか、はたまたサクーンチャイのヒジが岩崎を切り裂くか、一瞬の動きも目が離せないであろう。

 また、今大会で出場するマキ・ピンサヤーム(真樹ジムAIGHI)と福田海斗(キング・ムエ)の対戦相手がそれぞれ発表されている。昨年同様、ムエタイの最前線にいる選手が招聘される。
 日本国内では2013年から負け無しの11連勝中、戦績も14勝中7KOとKO率5割を誇るピンサヤームはメインイベントに出場。
 対戦相手は中国人ムエタイ選手・ゴン・ユアン・クンに決定した。成長著しい中国のムエタイ、「武林風」や「クンルンファイト」といった国際大会でタイのトップ選手が中国人選手に敗れる波乱もたびたび起きている。ゴン・ユアン・クンは38戦25勝11敗2分けとピンサヤームの戦績にははるかに及ばないが、今年2月にタイで行われた「SUPER MUAY THAI」で63.5kgの4人制トーナメントに出場、体格に勝る強豪選手を退け優勝しているバリバリのムエタイファイターだ。
 日本国内では敵なしのピンサヤーム、日本では過去最強の相手を迎えることになる。襲来するチャイニーズ・ムエタイも撃破できるか?
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ゴン・ユアン・クン

 現タイ国プロムエタイ協会フライ級王者・地元の福田海斗(キング・ムエ)は、現オムノーイスタジアム・フライ級王者のペットムアンチョン・ポースアントーンと対戦が決定した。
 福田は王座獲得後タナデー、ルアンデートといった現役ランカーを相手に連敗中。しかしながら、タイ側の対戦相手が福田との首相撲勝負を避けるほど、タイでもその強さが際立つ福田のムエカオぶりが地元名古屋で見られる凱旋試合となる。その福田の対戦相手のペットムアンチョンはブリラム出身の22歳、現役のオムノーイスタジアムのフライ級王者にしてラジャダムナンスタジアム105ポンド、108ポンドの元王者だ。最新の試合では、3月3日(木)ラジャダムナンスタジアム興行「スック ワンソンチャイ」のメインに出場している。ミドルキックを中心としたフィームー(テクニシャン)ということで、福田が得意のヒザに持ち込めるかが鍵になるであろう。
 タイでは常にトップ選手との戦いを繰り広げてきた福田、いよいよその雄姿を名古屋に見せることになる。王者の名に相応しい試合に期待したい。
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ペットムアンチョン・ポースアントーン

■ Wanchai+Kingthong MuayThai Super Fight 
日時:6月19日(日)11:00~アマチュア大会 15:00プロ興 行開場 15:30試合開始
会場:名古屋国際会議場イベントホール 
料金:VIP席20,000円 S席10,500円 A席7,500円 B席4,500円 
販売:チケットぴあ(Pコード 832-381) 公武堂 名古屋イサミ 出場各ジム 
お問い合わせ:名古屋ムエタイジム「キング・ムエ」 052-504-9005 

【対戦決定カード】
<メインイベント タイ・中国国際戦 59kg契約3分×5R>
マキ・ピンサヤーム
(真樹ジムAICHI/元ルンピニースタジアムバンタム級&スーパーバンタム級王者・2004年ルンピニースタジアムMVP・元オムノーイスタジアム認定バンタム級王者・第20代MA日本スーパーバンタム級王者)
vs.
ゴン・ユアン・クン(中国/「SUPER MUAY THAI」63.5kgトーナメント優勝)

<セミファイナル 日・タイ国際戦 フライ級3分×5R>
ペットムアンチョン・ポースアントーン
(タイ/現オムノーイスタジアムフライ級王者・元ラジャダムナンスタジアムライトフライ級&ミニフライ級王者)
vs.
福田海斗(キング・ムエ/現タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)  
 
<63kg契約 3分×5R>
サクーンチャイ・エクシンディコンジム(タイ/チャンネル7スタジアムスーパーバンタム級9位)
VS
岩崎悠斗(Ten Clover Gym/J-NETWORKスーパーライト級王者)

(出場予定選手) 
小川 翔(OISHIGYM/元REBELS-MUAYTHAIライト級王者)
伊藤勇真(キング・ムエ/元WPMF日本フライ級王者)
ペットンガン・ギャットカムポン(タイ/ラジャダムナンスタジアムスーパーフェザー級7位) 


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