アフマット・ファイト・ショー17、M-1チャレンジ65、レガシーFC52、MMA3大会速報!

(C)Akhmat Fight Show

 4月9日(現地時間)にロシア・グロズヌイで『Akhmat Fight Show 17: Grand Prix Akhmat 2016』が開催された。
 このアフマット・ファイト・ショーはロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去にはあのバダ・ハリやザビット・サメドフなど大物キックボクサーが参戦している。
 今大会は、ヘビー級とライトヘビー級のGPが開催され、重量級のカードが続々と組まれた。注目の試合は、リコ・ロドリゲスにも勝利、日本のIGFにも参戦しているディオン・スターリングと、UFCと契約するも健康チェックをクリアできず、一試合もせずにリリースになった悲劇の戦士、ジェロニモ・ドス・サントスの一戦だ。1Rは、サントスの猛攻、テイクダウンを奪い重たいパンチを振り下ろすサントスに、スターリングは防戦一方。しかし、2Rになると、タックルをきり、スタンドでスターリングが打撃を入れる展開も増えてきた。しかしサントスはしつこくテイクダウンし、スタンドで上を奪う。スターリングがサントスを金網際に追い込みパンチラッシュで追い詰める場面もあったものの、グランドで上を取り続けたサントスが見事に判定勝ちした。

 また、UFCなどで活躍したチアゴ・シウバも今大会のトーナメントに参戦。がむしゃらに前に出てくるスタヴ・エコノモウに手こずったものの見事に判定勝ちして準決勝にコマを進めている。

■ Akhmat Fight Show 17: Grand Prix Akhmat 2016
日時:2016年4月9日(現地時間)
場所:ロシア・グロズヌイ

<ライトヘビー級トーナメント>
○マキシム・グリシン(ロシア)
 判定
●マーティン・ラザラフ(ポーランド)

<ヘビー級トーナメント>
○チアゴ・シウバ(ブラジル)
 判定
●スタヴ・エコノモウ(ロシア)

<ヘビー級トーナメント>
○ヴォルカン・オズデミア(スイス)
 判定
●アリハン・バハエフ(ロシア)

<ライトヘビー級トーナメント>
○マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
 1R 0分17秒 TKO
●ロイド・マーチバンクス(アメリカ)

<ヘビー級トーナメント>
○カザベック・サイダリエフ(ロシア)
 判定
●タナー・ボゼ(カナダ)

<ヘビー級トーナメント>
○ジェロニモ・ドス・サントス(ブラジル)
 判定
●ディオン・スターリング(ロシア)

<ライトヘビー級トーナメント>
○マキシム・フチン(ロシア)
 2R 3分40秒 TKO
●ステフ・ベガバック(クロアチア)

<ライトヘビー級トーナメント>
○サパーベック・サファロフ(ロシア)
 2R 5分00秒 TKO
●ロドニー・ウォーラス(アメリカ)

 4月9日(現地時間)にロシア・サンクトペテルブルクで『M-1 Challenge 65: Emeev vs. Falcao』が開催された。
 ロシア最大のメジャーMMA団体となっているM-1だが、今大会では、M-1 Grand Prix 2016 ミドル級トーナメント準決勝として、M-1ミドル級王者ラマザン・エミーフが、UFC(勝利するも過去の犯罪歴がばれてリリース)、ベラトール、KSWと渡り歩いてきたマイケル・ファルカォンがミドル級トーナメント準決勝として対戦した。この勝者はアレキサンダー・シェレメンコと決勝で戦うことになる。試合は膝蹴りで攻めエミーフの足を捕えてテイクダウン狙いのフォルカォンだが、切り返され逆にテイクダウンに成功したのはエミーフだった。ファルカォンは下から三角狙いだが、冷静に対処したエミーフが逆にダースチョークを極めて一本勝ち。見事な勝利でシェレメンコととの決勝戦へコマを進めた。

 またウェルター級王座戦も組まれ、王者ムラッド・アブドゥラエフが挑戦者アレクセイ・クンチェンコを迎え撃った。試合は4Rに打撃で挑戦者クンチェンコがTKO勝ちして新王者に輝いた。

■ M-1 Challenge 65: Emeev vs. Falcao
日時:2016年4月9日(現地時間)
場所:ロシア・サンクトペテルブルク

<M-1 Grand Prix 2016 ミドル級トーナメント準決勝>
○ラマザン・エミーフ(ロシア/アゼルバイジャン)
 1R 2分50秒 ダースチョーク
●マイケル・ファルカォン(ブラジル)

<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○アレクセイ・クンチェンコ(ロシア/挑戦者)
 4R 3分12秒 TKO
●ムラッド・アブドゥラエフ(ロシア/王者)

 4月8日(現地時間)にルイジアナ州レイクチャールズで『Legacy FC 52: Sampson vs. Schnell』が開催された。
 ASX-TVが全米生中継する北米MMAシーンを支える中堅大会であるレガシーFCは、UFCやベラトールなどメジャー団体との契約を勝ち取ろうとする若手だけでなく、UFCなどからリリースされた選手も再契約を目指し参戦する事も多い。今大会でも、元UFCファイターであるディエゴ・リマが、ブラジルローカル大会、そしてレガシーFCと勝ち上がってきたアントニオ・トロコリと対戦、メインがブラジル人同士という形になった。試合はリマが判定勝ちし、UFC経験者の実力を見せつけたようだ。

■ Legacy FC 53: Lima vs. Trocoli
日時:2016年4月8日(現地時間)
場所:アメリカ・ジョージア州アトランタ

<ウェルター級>
○ディエゴ・リマ(ブラジル)
 判定 3-0
●アントニオ・トロコリ(ブラジル)

<ウェルター級>
○デイヴ・ヴィトケイ(米国)
 判定 3-0
●コディー・ウィルソン(米国)

<フライ級>
○CJ・ハミルトン(米国)
 判定 2-1
●ジェイコブ・ハビンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
○アダム・ディハート(米国)
 3R 2分29秒 サブミッション
●アミール・ダドヴィッチ(米国)

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