Dギャロウェイ王座防衛!Bラシュリー暴走!TNAインパクト・レスリング

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 4月5日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、因縁3大マッチが組まれた。まずは、怪我で欠場から復帰したジェフ・ハーディを襲い続けるエリック・ヤング。遂にこの2人が金網マッチで激突した。試合は、遂にジェフが、ヤングをテーブルに寝かせて、金網最上段からスワントーン・ボム!これで、見事にジェフがフォール勝ちして、今までの復讐を果たした。

 更に、ヒール転向したボビー・ラシュリーに、現在は解説者となっているザ・ホープがインタビューした時、ラシュリーがザ・ホープを襲い、これに激怒したザ・ホープが現役復帰して一騎打ちを要求したストリートファイトマッチも行われた。試合は、試合開始前からラシュリーが襲いかかり、ザ・ホープを滅多打ち。なんとか体勢を立て直し凶器を使ってラシュリーを攻撃するザ・ホープだが、最後はラシュリーのスピアーが炸裂し、ラシュリーのフォール勝ち。試合後も執拗に攻撃を続けるラシュリー、そこにイーサン・カーターⅢが救出に駆けつけたのだった。睨みあう両雄、この2人の抗争がスタートしそだが、イーサンはザ・ミラクルとももめている。

 そしてメインでは、TNA世界ヘビー級王座戦では、王者ドリュー・ギャロウェイと前王者マット・ハーディが激突。マットのセコンドのタイラスが試合に介入を繰り返し邪魔をする。これに対し、ヒール転向した兄マットに異を唱える弟ジェフ・ハーディが現れタイラスを退治してしまったのだった。これで1対1となった試合は、ギャロウェイのクリップラー・クロスフェイスでマットが遂にタップ。ギャロウェイが王座防衛を果たして、決着をつけたのだった。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2016年4月5日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ(王者)
 クリップラー・クロスフェイス
●マット・ハーディ(挑戦者)

<トリプルスレッドマッチ>
○ジェド
 ピンフォール
●ゲイル・キム、マディソン・レイン

<ストリートファイトマッチ>
○ボビー・ラシュリー
 ピンフォール
●ザ・ホープ

<金網マッチ>
○ジェフ・ハーディ
 ピンフォール
●エリック・ヤング

電子書籍版は金曜8日発売『週刊ファイト4月14日号』に収録されました。
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【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

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