Dブランチ王座防衛!ジョン・フィッチ新王者!「WSOF29」

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 4月2日(現地時間)にコロラド州ラブランドで『World Series of Fighting 29: Gaethje vs. Foster』が開催された。
 UFC、ベラトールに次ぐ全米第三のメジャーMMA団体として定期的に大会を開催するWSOFだが、今大会はミドル級王座戦がメインに組まれた。
 ライトヘビー級、ミドル級の2階級王者となっているデイヴィッド・ブランチに対するは元UFC、ベラトールという実績をもつクリフォード・スタークスだ。ブランチも元UFC、ベラトールだけ両者負けられない。試合は、ブランチが終始テイクダウンに成功し、グランドで上をとって攻める展開が続き、文句なしの判定勝ち。ブランチが見事に王座防衛を果たした。

 セミファイナルはホウジマール・トキーニョが反則を繰り返すので王座剥奪となり、空位になったウェルター級王座決定戦だ。ジョン・フィッチとジョアォン・セフェリーノで争われた。元々はフィッチとジェイク・シールズだったが、契約の問題でキャンセルされセフェリーノが抜擢された。試合は、試合序盤こそ多少、テイクダウンに苦しんだフィッチだが、その後は得意のテイクダウン、上をキープして攻める展開が続き、フィッチが見事に判定勝利で新王者に輝いた。

■ World Series of Fighting 29: Branch vs. Starks
日時:2016年4月2日(現地時間)
場所:アメリカ・ネバダ州ラスベガス

<ミドル級王座タイトルマッチ>
○デイヴィッド・ブランチ(米国/王者)
 判定 3-0
●クリフォード・スタークス(米国/挑戦者)

<ウェルター級王座決定戦>
○ジョン・フィッチ(米国)
 判定 3-0
●ジョアォン・ゼフェリーノ(ブラジル)

<ライトヘビー級>
○ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
 判定 3-0
●ジェイク・ヒューン(米国)

<ウェルター級>
○アブ・アザイター(ドイツ)
 判定 3-0
●ダニー・デイビス Jr.(米国)

電子書籍版は金曜8日発売『週刊ファイト4月14日号』に収録されました。
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【WSOF徹底現場取材レポート】
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日本勢負け越し!渡辺久江5年ぶり勝利!郷野、児山1RKO敗戦!~WSOF-GC 2 JAPAN~
(写真撮影:永井鋭次)
 7日、東京ドームシティホールにてWSOF-GC 2 JAPANが開催。メインイベントのWSOF-GCヘビー級王者決定戦は、エフゲニー・エローヒンが1RKOでブランドン・キャッシュを下し、タイトルを獲得した。

 第1試合の猿丸ジュンジのKO負けに始まり、中島太一が判定負け、児山佳宏、川口雄介がKO負けを喫し、日本勢は4連敗。第5試合に登場した渡辺久江がTKOで5年ぶりの勝利で連敗を止めると、続いて登場した中村優作がスプリット判定で米国のローレンス・ディジーリョから勝利をもぎ取った。第7試合の小見川道大も判定勝利で続くが、第8試合で郷野聡寛がKO負けを喫し、日本勢は3勝5敗で大会を終えた。