スタン・ハンセンWWE殿堂入り「プロレスを作ってきたカーペンターズ(大工)に感謝」

 WWWFでブルーノ・サンマルチノの首を折り、アントニオ猪木の新日本プロレスに行き、カナダ人タイガー・ジェット・シンと英国人ピート・ロバーツと仲良くなり後者との親交は今日まで続く。アンドレ・ザ・ジャイアントとのテニス・スタジアムでの試合は、日本のファンの語り草となった。

 WWEレッスルマニア・ウィークのセミ、WWE殿堂入りが行われ、テキサスの会場で我らがスタン・ハンセンが受賞スピーチを行った。
 ジャイアント馬場の全日本プロレスに移籍してからは26年間、(契約書なしに)握手だけで仕事してきた。300ポンドのブルーザー・ブロディーとのコンビは80年代の日本を席捲した。ジャンボ鶴田に天竜、さらには三沢・川田・小橋と、日本のプロレス代表のスタン・ハンセンが感謝を述べた。
 しかし、締めはどこまでも深い。スターだけが重要なのではない。この業界でいろんなアイデアをだしてくれた沢山の大工さんたちがいなければ、私の成功はなかった、と。多数派の米国内のファンには馴染みがない選手である点は昨年の藤波辰爾と変わらないが、素晴らしいスピーチであった。

プロレスと結婚したマイケル・ヘイズ現役!♪Backstreet USA熱唱LIVE
 ♪明日旅立つ俺を覚えておいてくれるかい? レーナード・スキナードのクラッシクに乗ってフリーバーズのお出ましだ。ヘイズがとっておきのロッカールーム伝説話(ストリップクラブでの乱闘と相棒テリー・ゴーディの天然)をコメディ・アクトの領域に昇華する。ダラスだからケビン・フォン・エリックが呼ばれ、レスラー間の信頼とは兄弟愛なのだというベーシックを説く。WWEネットワークにケーフェイの制約はない。
 ヘイズの生歌はプロレスとWWEファミリーに捧げた人生の証だ。

【WWE Japan公式リリース】
160403WWE-HOF_Stan-Hansen(C)2016 WWE, Inc. All Rights Reserved.
 WWE最大の祭典「レッスルマニア」ウィークの4月2日(米国現地時間)、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインセンターでWWEの名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」の記念セレモニーが開催、今年新たに殿堂入りしたスタン・ハンセン氏が出席いたしました。

 ハンセン氏に先立ち、かつてのライバル、ベイダーがプレゼンターとして登壇。ハンセン氏との東京ドームでの対戦など日本でのエピソードを交えながらハンセン氏を紹介しました。ベイダーの紹介を受け数多くのレジェンドたちや現役WWEスーパースター、ディーバ、関係者、WWEファンで満員となった会場が見つめる中、ステージに姿を見せたハンセン氏は、スピーチを行いました。

<ハンセン氏スピーチ(要約)>
「この場に居られることを非常に光栄に思います。このような栄誉は予期しておらず、全く考えてもいませんでした。2016年に殿堂入りする偉大な仲間の一員となれることを感謝しています。私にはこの場で語りたい対戦相手が何千人もいます。対戦相手は非常に大切です。彼らがいなければ、私はこの場にいないでしょう」。ハンセン氏はその後、神、家族、そして自らをこの世界へと導いたテリー・ファンクとファンク一家への感謝を述べました。また、主戦場とした日本での思い出を、日本行きのきっかけを作ったアンドレ・ザ・ジャイアント、盟友ブルーザー・ブロディ、ともにテキサスで修行したジャンボ鶴田、全日本プロレスでのジャイアント馬場らとのエピソードを交えながら語りました。また、天龍源一郎、川田利明、小橋健太の名を挙げ、日本での好敵手として振り返りました。」

また、今年新たに殿堂入りしたスティング、ゴッドファーザー、ファビュラス・フリーバーズ、ジャクリーン、スヌープ・ドッグもこの記念セレモニーに出席。多くの関係者が集まるこの会場でその功績を讃えられました。

WWEの「名誉殿堂」とも言われる「ホール・オブ・フェーム」は、WWEのみならず、 スポーツエンターテインメントに貢献した人物の功績をたたえ、その名誉を語り継ぐために1993年に設立されました。この殿堂入りの対象はスーパースターだけでなく、マネージャーやプロモーターなど関係者も含まれ、多くのレジェンドたちが殿堂入りを果たしています。 2010年には日本人としては初めてアントニオ猪木氏が、2015年には藤波辰爾氏がこのWWEの殿堂入りの名誉を獲得しています。

WWE「ホール・オブ・フェーム」の授章セレモニーの模様はWWEネットワークで日本をはじめ、全世界に生中継されましたが、生中継後もビデオオンデマンド方式で視聴可能となっております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【2016年受賞者】
スティング、ゴッドファーザー、ファビュラス・フリーバーズ、ビック・ボスマン、
ジャクリーン、スタン・ハンセン、スヌープ・ドッグ

【過去の主な受賞者】
アンドレ・ザ・ジャイアント(1993)
フレッド・ブラッシー(1994)
ピート・ローズ(元MLB選手2004)
ハルク・ホーガン(2005)
ウィリアム・ペリー(元NFL選手2006)
リック・フレアー(2008)
ザ・ファンクス(2009)
アントニオ猪木(2010)
マイク・タイソン(2012)
ブルーノ・サンマルチノ(2013)
ドナルド・トランプ(2013)
アルティメット・ウォーリアー(2014)
アーノルド・シュワルツェネガー(2015)
藤波辰爾(2015) ほか

【関連サイト】
WWEオフィシャルサイト:http://www.wwe.co.jp/

レッスルマニア32特設サイト:http://www.wwe.co.jp/wm32/

WWEネットワーク:http://network.wwe.com
※生放送終了後、ビデオオンデマンド方式で視聴可能です。
※WWEネットワークは英語でのサービスです。日本語字幕はありません。

WWEネットワーク加入ガイド(日本語訳):http://wwe.co.jp/network

電子書籍版は金曜8日発売『週刊ファイト4月14日号』に収録されました。
週刊ファイト4月14日号飯伏華名中邑WM目玉NXT女子同時仙台GOLD谷川田村FMW船木長州

wf024-460wf024Chirashi-718週刊ファイト3月3日号飯伏独立新日社長交代秘策UFC舌戦まなせゆうなラウェイ巌流島アフリカ
▼クレジットカード決済、銀行振込み対応~電子書籍のご注文はこちらから!強烈最新刊440円カートへ
wf029Chirashi-718週刊ファイト4月7日号WOWOW虚脱UFCレッスルマニア谷川手記巌流島ドラディションFMW