優華がタッグ戦で世羅組破る!4・9横浜は大畠と組み世羅・中島組と対戦!アイスリボン719

 4月2日(土)アイスリボン道場で開催された「アイスリボン719」のメインイベント、4・9横浜大会の前哨戦ともいえるタッグ戦で「大っ嫌いな」世羅組に勝利を収めた優華が横浜大会のタッグ戦のパートナーに「大好きな」大畠美咲を指名。これを受け世羅りさは中島安里紗と組むことになり『横浜リボン2016・春』のメインイベントの対戦カードが決定した。

『横浜リボン2016・春』
2016年4月9日(土)横浜・大さん橋ホール
13時00分開始/12時30分開場

第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
長浜浩江(WAVE) vs 沙弥

第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
宮城もち vs 235

第3試合 雪妃真矢7番勝負(3番目)シングルマッチ30分1本勝負
ダイナマイト関西(OZアカデミー) vs 雪妃真矢

第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
豊田真奈美&つくし vs 藤田あかね&山下りな(OSAKA)

第5試合 シングルマッチ30分1本勝負
藤本つかさ vs 松本都(崖のふち)

第6試合 トライアングルリボン選手権試合15分1本勝負
(王者)チェリー(DDT) vs ベーターノワール(挑戦者) vs 弓李(推薦者)
※第21代王者初防衛戦

第7試合 タッグマッチ30分1本勝負
世羅りさ&中島安里紗(JWP) vs 優華&大畠美咲(WAVE)

【チケット料金】最前列:完売  指定席:4000円 ※当日券は500円UP

アイスリボン719
2016年4月2日(土) アイスリボン道場
17時00分開始/16時30分開場
観衆91人

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○世羅りさ (7分38秒 体固め) 沙弥×
※セラリズムバスター
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前回の藤本に続き、現王者世羅とのシングル戦に挑んだ沙弥。串刺しドロップキック、クロスボディの3連発、さらにエビ固めの連発と世羅相手に奮闘するが、ドロップキックをすかされると、逆エビ固め、リバース・カンパーナ、さらにダブルニーと畳み掛けられてしまう。なおも切り返しのエビ固めを仕掛ける粘りもみせたが、最後はセラリズムバスターを浴びフォール負け。試合後の沙弥は「前回の道場マッチで負けて悔しいのでヤケ酒をしますと言ったのですが、今日も負けてしまったので、ヤケ酒だと思うんですが。この前に飲んだテキーラの銘柄が”ミラクロ”、奇跡っていう意味で。奇跡が起きなくて残念でした。飲み足りなかったのかと思います。倍の量を今日は飲みたいと思います」と語った。

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○ベーターノワール (3分39秒 片エビ固め) 235× ※
※もう1人は藤ヶ崎矢子(JWP)
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2014年2月1日のアイスリボン533以来のアイスリボン再来日のベーターノワール。第1戦は235、JWPの矢子とのトライアングル戦。2年ぶりの登場となったベーターは前回とは別人のように、髪をベリーショートにし、ド迫力の太もも、腹回りとスーパーヘビー級の巨漢レスラーに変貌していた。試合はトライアングルとはいえ、1対2のハンディキャップマッチの様相となるが、235&矢子の2人をダブルのクローズラインで吹っ飛ばし、さらに2人まとめての逆エビ固めとパワーで圧倒したベーターは、235を捉え、コーナートップからのダイビングダブルニーを敢行。ややタイミングがずれたものの、ベーターのウエイトをまともに浴びた235はフォール負けを喫し、ベーターの圧勝に終わった。試合後「ただいまーっ!約束どおり帰ってきました。日本でタイトルマッチがしたい。トライアングル王座に挑戦したい」と早くもタイトル獲りをアピール。藤本がこれを了承し、4月9日の横浜リボンでチェリーvsベーターvs弓李(=推薦枠)のトライアングル王座戦が決定した。
また「今日、ベーター久しぶりの参戦であっけなくやられてしまいました」と肩を落とす235には「4月9日の大桟橋のカードは原点に還って、もちとシングルをしてもらいます。もちの希望でもあるので。皆さんサムライTVご覧になりました?もちがブル中野さんからギロチンドロップを正式に継承されたんですよ、(235に)ぺしゃんこにされないようにね」と藤本。矢子は「235さんと久しぶりに戦えて嬉しいんですけど、235さんとシングル出来たらいいなと思っていて。是非いつかお願いします。(「なんで?」と藤本)2年前くらいにタッグマッチで当たった時に235さんに負けそうになった時があって、本当に悔しい思いをしたんです」と235とのシングル戦を希望した。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○藤本つかさ (8分21秒 ギブアップ) 結奈(REINA)×
※極楽固め
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参戦予定だった真琴の負傷欠場により、急遽アイスリボン初参戦となった結奈。初参戦にして藤本とのシングル戦。まともに戦っては勝てないと判断したか、結奈は試合中、藤本にキャメルクラッチを掛けられながら「真琴に負けた元REINAチャンピオン…」と藤本を挑発する心理的な揺さぶり攻撃。カチンときた藤本は馬乗りになってのパンチ攻撃、さらに結奈の口を塞ぎながらフォールなど、ラフな仕掛けをみせるが、結奈も必死に応戦し粘る。「元チャンピオン」のフレーズを繰り返し精神的に追い込むも、試合時間残り2分の段階で、藤本がドロップキック、さらに真琴のムーブである側転からのダブルニーを決めると、サッカーキックから極楽固めにつないでギブアップ勝ちを飾った。結奈は「初めてつかささんと当たって(=「初めて言われたつかささんって」と照れる藤本)、夢中になって”元王者”と何度も言ってしまいましたが、元REINAのチャンピオンで強い方なので、すごい勉強になりました。これからも機会があれば参戦させていただきたいと思います」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&×雪妃真矢 (14分02秒 片エビ固め) つくし○&優華
※ダイビングフットスタンプ
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前回のタッグ戦で世羅から直接フォール勝ちを飾った優華。その勢いを持続させながらのタッグでの再戦がメイン。試合前から後に入場の世羅を凝視し続ける優華は、先発を買って出ると「世羅、出て来い」と挑発。世羅が入ると、つくしを呼び込み、サンドイッチドロップキックを狙うが、これを察した世羅がそのタイミングを狂わせると、雪妃を呼び込み、世羅が優華を、雪妃がつくしを抱え上げるが、つくしと優華はウエイトを前に持っていくと、同時エビ固めを決める。このダブル攻撃で勢いに乗ったつくし&優華は、積極的なタッチワークをみせながら、試合をリードしていく。中盤以降、再び世羅に的を絞り一騎打ちを仕掛けていく優華に対して、世羅も真っ向勝負に出る。互角の攻防が展開される中、試合はつくしvs雪妃の局面に。世羅vs優華がクローズアップされるが、世羅のパートナーとして確実に力をつけている雪妃も蹴り技を軸に奮戦する。つくしを追い込む場面もみられたが、最後はつくしがでんでんむし、額へのドロップキックとつなぎ、ダイビングフットスタンプでフィニッシュ。最後はつくしがその存在感をアピールした。雪妃は「今日も自分が負けてしまって。つくしさんにフットスタンプで負けるの何度目だろうって今、回想してまして。フットスタンプ対策のために(腹筋を)強くしようと思うんですけど、試合のたびに当たり所を変えてくるんです。これが驚愕でした。ここ(=胸元)にも来るのねと思いました。」とつくしのフットスタンプのバリエーションに驚きの表情を見せた。世羅は「アジュレボでユキと組んでいく中で、成宮さんはこんな気持ちだったのかな?って思う事が増えて。私も先輩になったんだなって実感しています。でも今日は負け。試合後、優華に負けは負けだからって言われたんですけど、たしかにそうだなと。2人で勝たなきゃ意味は無いので。チャンピオンとしてそこは引っ張って、どんなことがあろうと勝てるような人間になりたいと思っています」と語ったあと、「そして試合前に都さんからLINEが来て、”重要なことだから絶対に言って”って。つっかさん宛だったんですよ。”つっかへ。あなたに伝えたい事があります。なので4月9日大桟橋ホールでシングルマッチをして下さい”って書いてありました」と藤本に都の伝言を伝えた。「都と?シングル?嫌だ」と即答した藤本だが、頼まれた世羅が食い下がると「真剣な感じかな?シングルを組めばいいの?この文体前の一番重要なビッグマッチで(都と)シングルを組めと。分かりました。シングル組みますが、秒殺しておきます」と了承。大桟橋での藤本vs都のシングル戦が決定。果たして、都の真意は!?
そして優華は「世羅さんの事、ずっと大好きだったんですけど。憧れとか、ずっと思って尊敬とかし続けると嫌いになるんだなって思いました。今、すごい嫌いです。嫌いだし、負けたくないし。でも目の前にいるのはワクワクするんです。大っ嫌いで、すごい苦しいけど、すごい楽しくて。大っ嫌いな人と大桟橋で試合をさせて頂く事になっているじゃないですか?大っ嫌いな人と戦うなら、大好きな大畠さんと組ませて下さい」と横浜リボンでの世羅とのタッグ戦のパートナーに大畠を希望。藤本は「良いじゃん。世羅のタッグは誰?(雪妃を指すが、既に横浜のカードが決まっているので)中島安里沙がいる。自分はベストフレンズ組みたかったけど。都がシングルっていうから。じゃあ安里沙と世羅が組んで、大畠さんと優華のタッグマッチにします」とその場で対戦カードを決定した。