4・17『RIZIN.1』名古屋大会に田村出場!シウバと組み桜庭&所と“グラップリングダブルバウト”で対戦

 4月1日(金)、東京・六本木のRIZIN FIGHTING FEDERATION事務局でRIZINが記者会見。4月17日(日)名古屋・日本ガイシホールの格闘技イベント『RIZIN.1』に、田村潔司が参戦し、RIZINグラップリングダブルバウトとしてヴァンダレイ・シウバと組み、桜庭和志&所英男と対戦することが発表された。

 具体的なルールは未定だが、あらゆる打撃を禁じた組み技限定のタッグマッチとなり、15分3本勝負、あるいは1R10分の2R制で多く一本を取った組が勝ち、など、試合が面白くなり選手の個性が光るルールを模索中だという。

 田村は3・25『巌流島3』に出場し、イスラエルのジャッキー・ゴーシュと闘ったばかり。この試合で鼻骨とほほ骨のあたり3か所を骨折し、右ほほ骨の1カ所は手術を勧められたが、このまま自然治癒にまかせ、RIZIN名古屋大会に出場することを決めた。

 田村はケガのことは今回の試合に向けて全面に押し出すつもりはなく、あとわずかな現役生活の中で、PRIDE時代のファンを会場に呼び戻し、持てるスキルを存分に出して、若い選手に負けないような試合をすることが務めだと話した。

 また桜庭から一本取りたいわけではなく、技術と技術の攻防を見てほしいとのこと。

 榊原信行実行委員長は田村の出場に敬意を表し、今後も田村や桜庭にふさわしい舞台を用意するつもりだが、「いつまでも田村や桜庭が活躍していては、このスポーツに未来は無いので。彼らをオーバーして若い世代が次の主役になり、ファンの求心力を集める選手になってほしいし、世代が変わっていくことをRIZINの舞台で見せたいです」と語った。
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 髙田延彦統括本部長は会見の冒頭、田村とハグを交わし、「UWFに入門した時のことから覚えています。UWFが解散してUWFインターを作る時、『田村潔司をうちに預けてください』と彼の岡山の実家のお寿司屋さんに行ってお願いをしました。あれから30年近くたって、無事これ名馬じゃないけど、激しい試合を積み重ね、今回もケガはありますが、大きな傷を負っていないのも彼の強さ。RIZINのリングに上がり、若い世代に田村潔司の存在感を示してほしい」と、田村の参戦を歓迎。「強いファイターはいますが、田村のように色気を持ったファイターはなかなかいません」とも評した。

 なおシウバは秋以降、RIZINのリングでMMA復帰戦をおこなう契約になっているとのこと。また4・17名古屋大会のRENAの対戦相手は、4・3シュートボクシング後楽園大会の会場で発表される。

 大会の模様はスカパー! スカチャン0で独占ノーカット完全生中継が決定。価格は3,240円。冒頭の15~16時は無料放送。4月7日(木)には朝8~9時に、BSスカパーで無料特番「レイザーラモンRGの4・17『RIZIN.1』直前スペシャル」が放送される。この無料特番はスカチャン1、サムライ!で再放送あり。(写真&文/安西伸一)

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