UFCニューヨークMSG開催正式発表~業界ビジネス最高峰ズッファ社の誤算と執念!

 週刊ファイト3月24日号巻頭記事報道通り、アメリカ・ニューヨーク州において総合格闘技(MMA)の活動を合法化する法案がニューヨーク州議会で可決された。州議会多数当院内総務であるジョセフ・モレル氏を筆頭に72名の議員が法案を支持、民主党と共和党が可決したこの法案は、アンドリュー・クオモ州知事の元へ送られ、承認が下りるのを待つのみとなった。
 ジョン・マケイン上院議員の妨害作成以下、ニューヨーク現地で当初のMMA禁止の歴史を見届けた関係者には非常に感慨深いに違いない。但し、ズッファ社のラスベガス制圧作戦の経緯とまったく同じく、ニューヨークの場合は反対する議員が退職になるまで”ベガスのよそ者”が参入を拒まれた真実の暗黒史もまた、他媒体にない情報と分析の週刊ファイト3月31日日号(金曜25日発売)に収録される。

 これを受けて、世界最高峰の総合格闘技団体UFC(Ultimate Fighting Championship)の会長兼最高経営責任者のロレンゾ・フェルティータは、「ようやく実現しました。ニューヨーク出身のUFC選手やファンを代表し、ヒースティ議長、多数派総務のモレル氏、そして法案に賛成票を投じてくれた多数派の民主党と共和党の皆様に心より感謝申し上げます」とコメントした。
 また、「モレル氏は、プロ格闘技を合法化し、さらにプロおよびアマチュアの格闘技を規制できるよう、議会の方々に情報を伝え、支持を得るために尽力を尽くしてくださいました。モレル氏は上院議員であるジョー・グリフォ氏と協力し、上院議会においてはグリフォ議員がその努力を引き継いでくださっています。過去7年、2党間の強力な支持を得てようやく法案が可決されました。MMAファンも両党の方々に心から感謝しています。」と語った。

 また、過去数年間に寄せられたすべてのサポートについても、「ニューヨーク州の北部および南部にある多数のアリーナからも法案可決のために多くの支持をいただきました。その他にも、プロ格闘技がニューヨークにもたらす経済効果をご理解くださったレストラン、ホテル、企業からも支援を頂戴しました。加えて、UFC選手も素晴らしい働きをしてくれています。20名以上のファイターがオールバニを訪れ、世界で最も急成長を遂げているプロ格闘技というスポーツについて、議員の方々に説明する手助けをしてくれました。もちろん、ファンの皆さんも驚異的な活躍を果たしてくださいました。ニューヨークのMMAおよびUFCのファンが手紙や電話、集会、ソーシャルメディアを通して参道の声を発信し続けてくれたのです。時間はかかってしまいましたが、皆さんの声がようやく届きました。」と付け加えた。

 UFCはニューヨークにおおいてプロ格闘技が合法化され、統制されたあかつきには、最初の3年間に渡り、少なくとも年に4回のイベントを開催することを主張してきました。フェルティータは、改めてこれを約束しています。
「ニューヨークでプロ格闘技が実現するまではまだ多くの段階を踏まなければなりませんが、クオモ州知事が法案に署名し、ニューヨーク州アスレチック委員会が適切な規約を定め次第、何十年にも渡って多くの壮大なスポーツ大会を主催してきた世界で最も有名なアリーナ、マディソン・スクエア・ガーデンにてニューヨークで初となる大会を開催することをファンの皆さんに約束します。それにとどまらず、バッファロー、ロチェスター、シラキュース、ユーティカ、オールバニ、ブルックリンでも大会を計画していきたいと思っています。われわれも、とても興奮しています。」

稲垣記者による詳細版は金曜25日発売『週刊ファイト3月31日号』に収録されました。
週刊ファイト3月31日号冬木薫詐欺新日愛知大阪リアルジャパン飯伏幸太-大怪獣モノUFC

▼クレジットカード決済、銀行振込み対応~電子書籍のご注文はこちらから!強烈最新刊440円カートへ
wf027Chirashi-718週刊ファイト3月24日号内藤IWGP藤田逝き場RizinパンクラスMハントIGFロクサンInvicta