ドリュー・ギャロウェイが新王者に!TNAインパクト・レスリング

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 3月15日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、波乱続出だった。まず、番組冒頭に登場したのは、復帰したジェフ・ハーディだった。ジェフはヒールターン(悪役転向)して現TNA世界ヘビー級王者となった兄マット・ハーディの目を覚まさせる為、兄マットに挑戦を表明している。その思いを受けたのか、女社長ディクシー・カーターは、ジェフにエリック・ヤングとのTNA王座挑戦者決定戦を行わせたのだった。試合はジェフが必殺のスワントーン・ボムで見事に勝利。そしてすでに挑戦者として決定していたイーサン・カーターⅢも交えて3WAYで王座戦に挑むことになったのだ。しかし、ここで敗れたヤングがブラムと共に試合に乱入。WWEでは禁止技になっているドリル・ア・ホール・パイルドライバーを場外でジェフに決め、ジェフを再起不能にしてしまったのだった。更に、イーサンを憎むタイラス、ロックスター・スパッド、そしてザ・ミラクルまで乱入し、暴行を加えられたイーサンも退場となり、結局、試合はノーコンテストになったが、ここに現れたのは、TNA世界ヘビー級王座への挑戦する権利のあるケースをもっていたドリュー・ギャロウェイだ。ギャロウェイは、今、挑戦すると宣言。混乱しているマットにフューチャーショックDDTを決めてフォール勝ち。なんとギャロウェイが新王者に輝いたのだった。

 また、2016年3月9日放送回でカート・アングルを襲ったボビー・ラシュリーもインタビューに答えた。アングルはプロレスの師匠であるが、リングに上がれば、誰でも攻撃するのが当然だと、弱肉強食の理論を展開し、解説者のザ・ホープも襲ったのだった。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2016年3月15日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級王座マッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ(挑戦者)
 ピンフォール
●マット・ハーディ(王者)

<TNA世界ヘビー級王座3WAYマッチ>
‐マット・ハーディ(王者)
 ノーコンテスト
‐イーサン・カーターⅢ(挑戦者)、ジェフ・ハーディ(挑戦者)

<ラダーマッチ>
○グラッド
 奪取
●イーラ・ドレイク

<6人タッグマッチ>
○ディケイド
 ピンフォール
●ビアマネー、エディ・エドワーズ

<タッグマッチ>
○ザ・ミラクル(マイク・ベネット)、マリア
 ピンフォール
●ドリュー・ギャロウェイ、ゲイル・キム

<TNA世界ヘビー級王座次期挑戦者決定戦>
○ジェフ・ハーディ
 ピンフォール
●エリック・ヤング

電子書籍版は金曜18日発売『週刊ファイト3月24日号』に収録されました。
週刊ファイト3月24日号内藤IWGP藤田逝き場RizinパンクラスMハントIGFロクサンInvicta

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

マット界舞台裏6月18日号Dローデス追悼新日大阪城鈴木軍リアルジャパン10ZERO1長瀬館長
▼ROH-TNA放送開始~アメプロ勢力分布考えることは日本直結分析
 先週6月11日号にも早速取り上げられているが、現地時間6月3日水曜夜8時からROH、9時からTNA、11時からROH再放送、12時からTNA再放送という、弱小ケーブル局DESTINATION AMERICAによる「水曜夜は4時間プロレス」実験が開始された。「私のフォローしている団体は●●、好きな選手は○○。アメプロはよく知らない」といったライト層が多数派なのではあろうが、世界最大市場で起こっていることは、いずれは我が国を直撃する。わかりやすく解説を試みる。

マット界舞台裏7月2日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

週刊ファイト3月10日号TNA崩壊WWE新日ノア堀辺正史FMW解散回避15周年Deep辰吉丈一郎
▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
 現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。