福田海斗、ビックマッチで現役ランカーに判定負け「スック ワンキントーン」+山田航暉がルンピニースタジアムに登場!

写真提供「ムエサイアム」

福田海斗、ビックマッチで現役ランカーに判定負け「スック ワンキントーン」
3月13日(月)ラジャダムナンスタジアム「スック ワンキントーン」。

 現タイ国プロムエタイ協会フライ級王者・福田海斗(キング・ムエ)が3月13日(月)のラジャダムナンスタジアム・ビックマッチ「スック ワンキントーン」に出場、ルンピニー・ラジャダムナン両スタジアムにランクインしている現役ランカー(ルンピニー・ミニフライ級5位、ラジャダムナン同級8位)・ルアンデート・サックビチャンと対戦した。



 今回は111ポンド契約、福田にとっては通常より少ない体重での試合で体格的には有利となるはずであったが、これが裏目に出ることになる。



 序盤、いつものようにじっくりと様子見の福田に対し、ルアンデートは時折高速のパンチコンビネーションで福田の顔を捉える。
 さらに左ミドルもヒット、ルアンデートのスピード感に福田は少々戸惑っているようだが、福田も負けじとワンツーをヒットさせる。

 第3ラウンド、前進する福田に対しルアンデートはいきなり豪快なコカシ技を決める。福田の戦法をよく研究しているようで、サウスポーにスイッチしながら福田を翻弄する。それでも福田は圧力をかけ前進するが、ルアンデートは下がりながらジャブ・左ミドルで先手を制し組ませない。

 第4ラウンド、福田は右ミドルで先制し、2発3発とクリーンヒットすると場内はこの試合1番の盛り上がりをみせる。元々ムエカオであるルアンデートが前に出ない消極的な戦いであることをギャンブラーは嫌っているようだ。それでも、ルアンデートは福田の追撃を許さず、また福田も最後まで詰めきれず、お互いの決め手がかみ合わない試合となってしまった。

 最終ラウンド、ギャンブラーの苛立ちとは裏腹に、ポイント的に後がない福田はパンチと肘でKO狙い。終盤、福田の肘がヒットしルアンデートは流血するもストップまでには至らず、惜しくも福田の判定負けとなった。

 試合後、福田は「自分でもびっくりするくらい、途中でスタミナが切れ力が入らなかった」と減量の影響が大きかったことを告白した。
 長年ムエタイを見続けているベテランギャンブラーも「カイトは体格も大きいし、111〜112ポンドではもう無理だ。113〜115ポンドでないと彼の良さが生きないよ。」と階級アップを提案。

 福田陣営の今後の動向が気になるところだが、4月にもラジャダムナンスタジアムでの試合が決定している。対戦相手と契約体重がどうなるか注目だ。

<第4試合 111ポンド契約>
●カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/タイ国プロムエタイ協会フライ級王者、ラジャダムナン同級1位、ルンピニー同級4位/キング・ムエ)
 判定3ー0(49ー47、49ー47、48ー47)
○ルアンデート・サックビチャン(タイ国プロムエタイ協会ミニフライ級王者、ルンピニー同級5位、ラジャダムナン同級8位)

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高校生ファイター・山田航暉(キング・ムエ)がルンピニースタジアムに登場!
3月12日(土)ルンピニースタジアム興行「ムエタイ ルンピニークルックライ」

現在高校2年生の山田航暉(キング・ムエ)がルンピニースタジアム興行に出場、110ポンド契約でペットプーゲーウ・エミネンエー(タイ)と対戦する。

山田は戦績こそ11戦8勝3敗(2KO)と少ないがそのほとんどがタイでの試合で、日本人選手との対戦は1試合のみ(2015年4月29日「BOM8」、vs優吏(真樹ジム沖縄)、3R判定勝ち)でラジャダムナンスタジアム、ルンピニースタジアムを主戦場とする17歳だ。

関係者の間では以前から未知の強豪として注目されており、5月には国内メジャー団体の王者クラスとの対戦が予定されている。今回のでも勝利を挙げ、国内軽量級のトップシーンに躍り出ることができるか、さらなる注目が集まる。

3月12日(土)ルンピニースタジアム
第5試合 110ポンド契約
コーキ・エクシンディコンジム(山田航暉/キング・ムエ)
vs
ペットプーゲーウ・エミネンエー(タイ)

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