(C)Photo Courtesy of UFC
1月30日(現地時間)にニュージャージー州ニューアークで『UFC on FOX 18: Johnson vs. Bader』が開催された。
メインイベントはUFCライトヘビー級ランキング2位のアンソニー・ジョンソンと4位のライアン・ベイダーの“トップランカー”対決。次のタイトル挑戦者決定戦となるため両者とも負けられない試合。ジョンソンは2015年5月に現タイトル保持者ダニエル・コーミエとの王座決定戦で敗れたが、9月の再起戦ではジミ・マヌワに勝利している。一方のベイダーも5連勝中と好調だ。実力拮抗と思われたが、試合は一方的だった。剛腕ジョンソンとの打撃勝負を避けようとすぐにタックルにいったベイダーだが、ジョンソンに潰され、グランドでジョンソンがバックをとって上をキープ。ベイダーは下からキムラを仕掛けるが、ジョンソンは冷静に対処し、パウンド連打。ベイダーが動けなくなりレフェリーがストップ。ジョンソンは強敵ベイダーを倒して次期挑戦者に名乗り上げた。
セミファイナルはUFC JAPAN 2015を盛り上げたジョシュ・バーネットがベン・ロズウェルと対決するヘビー級マッチ。 試合は、1Rはほぼ互角のスタンドの展開ながら、ロズウェルが前に出てプレッシャーをかける。そして2R、ロズウェルの打撃に押されだしたバーネットが組みついて金網に押し込むが、逆にロズウェルがギロチンチョークで捕えて一本勝ち。世界的に有名なバーネットからタップを奪いロズウェルが一気に王座戦に名乗りを上げた。
■ UFC on FOX 18: Johnson vs. Bader
日時:2016年1月30日(現地時間)
場所:アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク
<メインイベント ライトヘビー級/5分5R>
○アンソニー・ジョンソン(米国)
1R 1分26秒 KO
●ライアン・ベイダー(米国)
<セミファイナル ヘビー級/5分3R>
○ベン・ロズウェル(米国)
2R 3分48秒 ギロチンチョーク
●ジョシュ・バーネット(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ジミー・リベラ(米国)
判定 3-0
●ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○ブライアン・バーバリーナ(米国)
2R 3分6秒 肩固め
●セイジ・ノースカット(米国)
プレミアムカード
<ウェルター級/5分3R>
○タレック・サフィジーヌ(ベルギー)
判定 3-0
●ジェイク・エレンバーガー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
判定 3-0
●オリヴィエ・オービン・メルシエ(カナダ)
<ミドル級/5分3R>
○ハファエル・ナタウ(ブラジル)
3R 3分37秒 TKO
●ケビン・ケイシー(米国)
<フライ級/5分3R>
○ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
判定 3-0
●ダスティン・オーティズ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○アレクサンダー・ヤコブレフ(ロシア)
1R 3分59秒 KO
●ジョージ・サリバン(米国)
<フェザー級/5分3R>
○アレックス・カサレス(米国)
判定 3-0
●マシオ・フーレン(メキシコ)
<ウェルター級/5分3R>
○ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
判定 3-0
●マット・ドワイヤー(カナダ)
<フェザー級/5分3R>
△デイモン・ジャクソン(米国)
ドロー
△レヴァン・マカシュヴィリ(米国)
<ライト級/5分3R>
○トニー・マーティン(米国)
3R 3分2秒 リアネイキドチョーク
●フェリペ・オリビエリ(ブラジル)
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週刊ファイト2月11日号中邑ラスト世界功夫跨年盛典池上本門寺G小鹿べンヘン巌流島T山本
【稲垣收記者のUFC情報】
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▼UFC on Fox&UFC196直前ジョシュ インタビュー!-
Text&Photo by 稲垣 收
Special thanks to 牧健(SBJ)
・「僕とミオシッチで暫定王座戦をしよう」(ジョシュ)
・「ジョシュを2分で仕留め、翌週ミオシッチとやってもいい」(ロスウェル)
・「ロスウェルは怪獣だ。だが徐々に削って仕留めるぜ」ジョシュ