新日本プロレス人気の復活を、ビジネス戦略のプロ講師が分析

151220Baba 先日、NPOランチェスター協会主催による『第5回ランチェスター戦略アカデミアVOL.5』というセミナーが高田馬場のランチェスターホールにて開催された。

 テーマは新日本プロレス。「新日本プロレス復活の裏にあの戦略!!」~弱者の接近戦からメディアコンテンツ戦略まで~と題し、最近の新日本プロレスブームを、ランチェスター戦略を基に分析、そして深い議論が行われた。

 ランチェスター戦略とは、販売(ビジネス)戦略のバイブル。市場での生き残りと更なる成長を目指す数多くの企業で導入され、大きな成果をもたらすことで広く知られている。

 講師を務めた、協会理事で副研修部長の名和田竜氏は、新日本の復活の戦略は以下の7つにあると指摘する。

1.身の丈にあった会場から再スタート
2.顧客接近戦! 徹底した地域プロモーションの実践
3.ファンを裏切らない! ファンの声と真摯に向き合う
4.自社内の個性豊かな選手の台頭
5.世代交代の成功とイケメンレスラー達の台頭
6.秀逸なメディアミックスとプロモーション
7.ストーリー性のある展開/ファンと一体になる決め台詞

 05年~11年まで続いたユークス期を経て登場したブシロードが描いた復活戦略のシナリオが功を奏したという。

 また、20年までに売上高100億円を目指す新日本の取るべき道は、「動画配信サービスなどのメディアコンテンツ戦略。そして東南アジアを中心とした海外戦略」と名和田氏は語る。

来年以降も新日本の一人勝ち状態がしばらく続きそうだ(取材/シン上田)。
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ランチェスター戦略 公式ホームページ

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