シアタープロレス東京Vol.34「Star light 勇気100%」小学生アイドル「おにごっ娘」が再登場!

 花鳥風月の大会結果が発表された。

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■ シアタープロレス東京Vol.34「Star light 勇気100%」
日時:12月13日(日)開場:12:30 開始:13:00
会場:東京・スターライズタワー(旧東京タワースタジオ)
観衆:203人(満員)

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オープニング
花鳥風月ユーストリームでMCを務めるスパイシーKと、
2日前にリングアナのオファーがあったという、お笑い芸人の大葉カヤロウが挨拶。
花鳥風月にとって2015年最後の大会ということで、11月の北千住大会でも踊った小学生アイドル「おにごっ娘」が新曲「おにごっこ!!」を披露。

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
○瓦井寿也
 5分6秒 逆さ抑え込み
●中川達彦

<第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
○江利川 祐
 8分8秒 下水道クラッチ
●HAMATANI

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
○真霜拳號、川島真織
18分18秒 バズソーキック→片エビ固め
●岡田剛史、山本裕次郎

<第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○服部健太、三尾祥久、関友紀子
15分46秒 トップロープからのムササビプレス→片エビ固め
ウルフ・スター☆、●スペースレッド、黒い篠宮

<第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
○西村修
 17分00秒 グラウンド・コブラツイスト
●松本崇寿

<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>
○鈴木秀樹、ウルトラマンロビン
 15分49秒 ヨーロピアンクラッチホールド
政宗、●梅沢菊次郎

<メインイベント VKFタイトルマッチ>
○勝村周一朗
 13分31秒 変形勝村式スリーパー→レフリーストップ ※足を極めながらのスリーパー
●矢郷良明

第1試合
顔に緑のペイントを施すペインティング者同士の対決。
序盤は中川の蹴りの間合いになかなか入り込めず、防戦一方の瓦井だったが、
終盤パワーでかいくぐると、首固め、スクールボーイと立て続けに仕掛け、
最終的には逆さ抑え込みでフォール勝ちをおさめる。
中川は懐にキュウリを隠し持って入場したが、試合前にあっさりレフリーに没収されるなど、
終始精彩を欠いた試合となった。

第2試合
余裕のHAMATANIはいつものカポエラスタイルではなく、ヒーロースタイル。
「ゼア!!」の掛け声でいちいちポーズを決め闘っていく。
HAMATANIいわく「コレ、流行らすぞ!」。
ミドルキックやラウンドハウスキックが命中していき、江利川はこらえきらずにダウンするが、
体全体を当てていくカウンターのスピアーでターンを奪うと、ネックブリーカー、
ブルドッキング・ヘッドロックと反撃。
しかしHAMATANIも旋風脚、イナズマレッグラリアートと容易に流れは変えさせない。
HAMATANIはローリング・クレイドルの要領で丸め込んでフォールを奪いに行くが、
江利川が下水道クラッチ(江利川式外道クラッチ)で切り返し3カウント。逆転勝ちに成功した。

第3試合
岡田と真織の突きあいから試合はスタート。
両者、ヘッドロック、ヘッドシザースと首を取り合い、互いのパートナーにスイッチ。
山本と真霜の対戦になると、バックを取り合うチェーンレスリングとなり、
そのまま絡みロープにもつれる。
真霜が真織に代わると、山本は感情むき出しの打撃戦へ。
持ってきたペットボトルの水を吹きかけ“もっと来い”とアピール。
真織は一方的に攻め込まれるが、なんとか真霜にスイッチすると、
山本への猛攻スタート。
しかし山本もバトラーツ仕込みの卍固め、アンクルホールドと反撃一辺倒は許さない。
真霜のバックドロップで山本はたまらず岡田へスイッチ。
真霜は岡田を捕えると、真織と連携を取ったコーナー攻撃やダブルのキック。
岡田を雪崩式の体勢に持ち込むが、岡田はこれをこらえて、タランチュラ式の三角絞めへ。
岡田が流れをつかんだように見えたが、真霜は流れを引き戻し、ジャーマン、バズソーと決め、勝利を奪いとった。

山本「(川島真織に向かい)気合い入れるんだったら、最初っから気合い入れろ! 
俺にはもう時間がないんだ!」
真織「おっさんども、はよ引退しろ! 悔しかったら勝ってから言え!」
山本「お前は(直接は)勝ってないからな!」

第4試合
ゲストに元光GENJI・大沢樹生が来てるとあって、この日も光GENJI「STAR LIGHT」で
入場のハットトリック。
ウルフ・スター率いるオウンゴールはいつもと違いロックテイストの曲で入場。
「入場曲、今日のゲストの大沢樹生さんの曲じゃねえか! お前ら、そんなことも知らねえのかよ!」
とレッドが褒めてるのかディスってるのか紙一重のマイクを繰り出す。
ウルフは着ていた服部健太選挙Tシャツを「落選Tシャツじゃねえーか! 縁起わりー」と
投げ捨てたところから試合はスタート。
序盤、三尾が軽快なロープワークから打点の高いドロップキックでウルフを攻めると、
“用心棒先生”篠宮にスイッチ。
すると篠宮は、ハットトリック組へ向かい、紅一点の関に代わるよう要求する。
篠宮は黒いにも程があるほど得意の柔術テクニックで絡みつくが、
関も総合格闘技で鳴らしたテクニックで応酬し優勢を許さない。
レッドに代わると、関も服部にタッチ。
「反則! おまえ反則なんだよ! この反則野郎!」と服部に冤罪が降りかかり、
ウルフが「ハンソク」コールを促すと、会場からは波のような「ハンソク」の声が降り注ぐ。
いちゃもんをつけられた服部は三角飛びドロップキックなどで交代したウルフを迎撃。
するとウルフは今度は「卑怯者」コールを観客へ向けて誘導する。
服部は三尾にスイッチすると、三尾はドロップキックを連発。
三尾がレッドに鎌固めをすると、続く服部もウルフへ鎌固めと鎌固めの競演。
関は篠宮を捕え、鎌固めの体勢に入るが、これは篠宮がガード。
篠宮は出来上がった鎌固めの山を次々と崩していく。
鎌固めから放たれたウルフは三尾にラリアットを打ち込むが、素早く立ち上がった三尾はソバットで切り返しタッチ。
服部は篠宮にフライングクロスチョップからジャーマン・スープレックス。
三尾とのダブルドロップキックをウルフとレッドに決めるが、立ち上がったウルフも、
みちのくドライバー2、レッドがフットスタンプと息の合った連携で、逆にハットトリックを追いこむ。
ウルフはついに鎖を持ち出し腕に巻きつけラリアットを狙うが、三尾が場外に落とすと、
走り込んでプランチャ。
篠宮はウルフの落としたチェーンを拳に巻き、レフリーをも突き飛ばし振りかぶる。
しかし、握られたチェーンの袂を関がひっぱり、ロープにうなだれるような体勢に。
そこへ三尾が素早く619。服部が転がすと、ポストに昇りムササビプレス。3カウントを奪った。

試合直後にはセクシーハットトリックを祝福するかのように、「ガラスの十代」を歌いながら
大沢樹生が登場。
観客とハイタッチしながらリングへ登り、3人と勝利分かち合った。

大沢「おめでとうございます。そしてお招きいただきありがとうございます。
僕は西村修さんの友達で、ずっと応援しています。シアタープロレス花鳥風月という団体も、
一緒に応援していきたいと思います。
西村修選手が『無我』を再び立ち上げるというお話も聞きました。
こちらも微力ながら携わせていただければと思います。
僕の父親は後楽園ホールの1階でウナギ屋をやっておりました。
そういう関わり合いで小さいころは後楽園ホールに通い、全日本プロレスなど、
こっそり裏側から入場したこともあります。
ひょんなことから芸能界に入り、今こんなことになっておりますが(会場から笑いが漏れる)、
四角いリングに上がっているというのは感慨深いものがあります。
小さいころの夢をそのまま叶えていたら、僕は今頃プロレスラーだったかもしれないんですから」

第5試合
ヨーロピアンレスリングとブラジリアン柔術のテクニシャン同士は静かな立ち上がりでスタート。
西村はヘッドロックをキープしたまま攻めるなど渋い攻防。
手合いで実力者と察すると、チキンウイングにとらえたまま回転し、フォールを奪いに行くなどトリッキーな動きも見せる。
西村は腕を取ったままバックに回ると、サーフボードストレッチ。
両腕を決められた松本はなかなか離れられないが、コーナーに詰め寄り、
ひざ蹴りで対抗。
西村はエルボースマッシュで落ち着いてこれに対処していく。
松本もエルボーを何度も打ち込んでいくが、西村のエルボースマッシュ一発でひざを落とし、ペースダウン。
西村はインディアンデスロック、鎌固め、弓矢固めとフルコースで体力を削り、
松本のヘッドロックもバックドロップで迎撃。
スピニング・トー・ホールド、足4の字で苦しめる。
松本は腕ひしぎを狙うが、これをスリーパーで切り返されると、
コブラツイストからのグラウンドコブラで鮮やかなフォール勝ち。

西村「一言。一言だけ言わせてください。きょうはわたくしの友人、大沢さん。
こういう場に来てくださり、ありがとうございます。
さて、(中略)1990年代のプロレスと言えば、長州政権全盛の時代でありました。
その当時、その思想と対峙する如く、わたくしと、わたくしの師匠、藤波さんが中心となって作ったのが、
1800年代の伝統あるプロレスをよみがえらせようという『無我』というコンセプトでございます。
1800年代のプロレスというのは、プロレスの父、力道山が持ってきた伝統ある戦法、
戦術のプロレスであります。もしかしたら、このコンセプトは今の時代とマッチしないかもしれない。
しかし新日本的プロレスが全盛期を迎える今の時代、何らかの形で継承してゆかねばならないと思います。
そこで3月13日。ここと同じ会場。東京タワースタジオで『無我』を行うことが決定いたしました。
どんなコンセプトに合う大物が来るのかわかりませんが、皆様宜しくお願い致します。
そして本日、よい蹴りをもらった松本君。彼はわたくしの母校、小学校の後輩でもあります。
今は文京区民でないことが残念ですが、当時お付き合いのあったご近所の方、お父様、
お母様など文京区住民リストを作って、ぜひ提出してくださるようお願いいたします(会場から笑いが漏れる)」

セミファイナル
「…デカイな、東京タワーみたいにデカイな」と政宗が鈴木を評しスタート。
鈴木と政宗は序盤、グラウンドレスリングで渡り歩き、観客席からは拍手が沸く。
梅沢が変わると鈴木へ体ごとぶつかりあい、ショルダーアタック合戦が繰り広げられる。
数度の激突の末、梅沢が勝利。
鈴木はロビンにタッチ。ロビンは足を刈り、4の字固めの体勢に移行するも、
すぐにひっくり返され甲高い声を出し、悶絶。
なんとか再度ひっくり返すが、またもや瞬時に裏返され悲鳴を上げる。
鈴木秀樹からは「それで負けるんじゃないぞ」とカツが飛ぶ。
梅沢は政宗にタッチすると、ロビンへストンピングの雨あられ。
コーナーに張り付けにすると、ボディブローを連打し、かついで前に落とすシンプルな攻撃のあと、
ロープ際でトペ・アトミコ。梅沢にタッチすると、梅沢はロビンと四つに組み合い親子相撲状態に。
梅沢はそのまま押し倒し、逆エビの体勢へ。苦しむロビンの援護と、鈴木が梅沢にフロントキック。
しかし梅沢はロビンの足を捕えたまま背中側へひっくり返ったため、
ロビンの腰もろとも急角度で折れ曲がり、しばし悶絶。
誤爆でないのに味方側が大ダメージという奇跡の珍現象が舞い降りた。
動かないロビンを見て政宗は「どうすんだよ!」。これには鈴木も思わず苦笑。
ロビンが腰の痛みから復活するや政宗は控えていた梅沢、セコンドの真織を使った三者協力式コブラツイスト。
鈴木がこれを人間ミルフィーユの如く押し倒しフォールすると政宗と梅沢を分断。
交替した梅沢とのフォール合戦を切り返し、最後はヨーロピアンクラッチで勝利を手にした。

ロビン「(まるで自分の手で勝利したかのように)ありがとうございます! 
なんとか勝つことができました! ありがとーー! いつもの、いきますよ! 
1,2,3,ディスティニー!!」

メインイベント
11月16日、VKFでの前哨戦では勝村の脱臼によりレフェリーストップ負けと悔しさ余りある不完全燃焼。
因縁のリベンジマッチとなったタイトルマッチは、プロレスTIME編集長・柴田惣一が立会う中、
矢郷の奇襲でスタートする。
開始すぐの場外乱闘で矢郷の蹴りが鉄柱誤爆。
勝村は痛めた足に狙いをさだめるが、矢郷はまだ癒えていない勝村の左肩に集中攻撃を加えていく。
勝村はローキックの連打から水面蹴り。立ち上がる矢郷へフライング・ニールキック。
さらにひざ、ひざ、飛びひざと猛攻を加えるが、矢郷も至近距離からのトラースキックで容易に勝機を与えない。
矢郷は「ディック・マードック!」と叫びながらブレーンバスター。
「ワンモア!」と叫び、再度のブレーンバスター。
ツームストン・パイルドライバーで畳み掛けるもカウントは2。
勝村は再度仕掛けられたツームストンを返すと、すぐさまひざ十字へ。
これをかろうじてエスケープした矢郷は、ロープを利用したインプラントDDT、コブラツイストで決めにかかる。
しかしこれをロープブレイクした勝村は、再度コブラの体勢に行った矢郷を、ひざ十字できり返すと、
足を極めたままスリーパーの体勢に。
矢郷は落とされ、ついにレフリーストップ。激戦に終止符が打たれた。

勝村「ありがとうございました! わかんね。でも、嬉しいです。
総合(格闘技)をずっと20年近くやって、プロレスを1年ちょっと。
花鳥風月っていう大好きな団体で、大好きな仲間とプロレスやってたら……。
大好きなプロレスと、その団体をでっかくしたいと思ってたら、このベルトにたどり着きました。
ホントに、この仲間のおかげだと思います。ありがとうございました! 
散々むかついて、やなこともあったけど、VKF大阪大会を休んでこっちを選んで(タイトルマッチをして)
くれた矢郷さんにも、ちょっとだけ感謝しています。
明日(12月14日)もVKFで新木場大会があります。このベルト持ってって闘ってきます。
もうオレチャンピオンなんで。誰の挑戦でも受けて戦います。
そして1年支えてくれたみんなありがとうございました! 
来年はもっと花鳥風月をメジャーにしたいです。ありがとうございました!」

勝村を祝うため、サンタクロースとトナカイに扮した小学生アイドル「おにごっ娘」が再登場。
ウルトラマンロビンも現れ、勝村を祝福した。

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