大阪プロレス「大阪城下祭2026」超満員札止め

■ アット・ファームケア株式会社Presents「大阪城下祭2026」
日時:7月20日(月祝日)
会場:大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
観衆:828名(超満員札止め)

<第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
●入江茂弘 木下亨平 HUB
 8分00秒 トランスレイヴ⇒片エビ固め
○TiiiDA KUUKAI 水野翔

〈寸評〉
大阪プロレスのレギュラー勢による豪華6人タッグで今年の城下祭りが開幕。VerteX+KUUKAIのエネルギッシュなトリオに対し、HUB、入江茂弘、木下亨平の実力派トリオが迎え撃った。どの組み合わせも見応え十分の攻防が続き、序盤からノンストップのハイテンポバトルを展開。ベテランHUBが3人を相手に大暴れして存在感を見せたが、最後はTiiiDAが必殺トランスレイヴを炸裂させ、HUBから3カウントを奪取。超満員の観衆にVerteXの勢いを見せつけた。

<第2試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負>
ゼウス ビリーケン・キッド ○ツバサ CIMA
 8分44秒 ラ・マヒストラル
スペル・デルフィン ●くいしんぼう仮面 ザ・ボディガー 手塚基伸

〈寸評〉
大阪らしさ満載の豪華8人タッグマッチ。久々に本戦登場となったゼウスが大歓声を浴び、ツバサと手塚基伸による高度なレスリング、ゼウスとザ・ボディガーの迫力満点のチョップ合戦、さらにスペル・デルフィンとCIMAによる夢の顔合わせなど、多彩な見どころが続出した。くいしんぼう仮面もラ・ケブラーダで会場を沸かせ、デルフィンのスイングDDTからデルフィンクラッチへつなぐが、CIMAが間一髪でカット。終盤は8人が入り乱れる目まぐるしい攻防となり、最後はビリーケン・キッドとの連係からツバサが高速ラ・マヒストラルを決め、くいしんぼう仮面から勝利を収めた。

<第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
○三原一晃
 6分48秒 メガトンラリアット⇒片エビ固め
●ゴリアテ

〈寸評〉
続く第3試合は、ヘビー級モンスターバトルによるシングルマッチ。ゴリアテが入場と同時に奇襲を仕掛け、そのまま激しいぶつかり合いで試合開始。場外では逆水平チョップの打ち合いを展開し、戦場は客席からロビーにまで広がる大乱戦となる。場外カウント17でようやくリングへ戻ると、三原が豪快なパワーファイトで圧倒。ゴリアテもブルドッキングヘッドロックなどで反撃を試みたが、最後は渾身のメガトンラリアット2連発で強引になぎ倒し、豪快な勝利を飾った。

<第4試合 大阪名物世界一選手権試合 時間無制限1本勝負>
[世界一]●大坂丈一郎
 10分27秒 回転裏切り固め
○タイガースマスク[挑戦者]
えべっさん[挑戦者]

※大坂丈一郎が防衛に失敗。タイガースマスクが大阪名物世界一となる。

〈寸評〉
7・5大会で決定した大阪名物世界一選手権3WAYマッチ。大阪名物世界一戦線を盛り上げてきた3選手による一戦は、入場時から大阪らしさ全開のコテコテな雰囲気で幕を開けた。

試合は開始早々からカオスな三つ巴となり、レフェリーまで巻き込んだ不毛な争いから回転地獄車へ。丈一郎とタイガースマスクの回転地獄車は壮絶な自爆となり、なぜか3人全員がロープへ宙づりに。さらに六甲レフェリーまでロープへ宙づりとなる珍事が発生し、岡田レフェリーが急遽リングインしてツッコミを入れるも、選手たちから大不評を買い退場させられてしまう。

その後も六甲レフェリーへの教育的指導が飛ぶが、逆にキレた六甲レフェリーが選手を場外へ落とし、「12345六甲ポーズ」でご満悦。その間ずっとロープに宙づりとなっていたえべっさんは大ダメージかと思われたが、覚醒を阻止しようとタイガースと丈一郎が上着を脱がせない執拗な攻撃を続ける。

えべっさんはウルトラダイナマイトで2人をなぎ倒すも、リバーススプラッシュは自爆。再び回転地獄車を狙ったが、到着前に力尽きてダウン。呆然とする丈一郎を尻目に、タイガースがそのまま座り込んでフォールを奪い、まさかの「回転裏切り固め」で大阪名物世界一の座を手にした。

〈試合後〉
ベルトを腰に巻いたタイガースマスクは「このベルトは笑いを取るベルト、とんでもないぞこのベルトは大阪名物世界一を取るベルトだ。このベルトは俺がもう一度輝かせます!」と高らかに所信表明し、意気揚々と引き揚げていった。


<第5試合 大阪ライトヘビー級選手権試合 時間無制限1本勝負>
[王者]○SUZAKU
 18分20秒 ヴァーミリオン・スプラッシュ⇒エビ固め
[挑戦者]●大瀬良泰貴

※SUZAKUが初防衛に成功。

〈寸評〉
7・5大会で悲願の大阪ライトヘビー級王座を戴冠したSUZAKUが、ちょうど一年前に苦杯を喫した大瀬良泰貴を自ら挑戦者に指名して実現した初防衛戦。昨年とは王者と挑戦者の立場が入れ替わったが、両者は一切意識することなく真っ向から激突した。SUZAKUにはVerteXのTiiiDA、水野翔がセコンドにつく。

序盤は王座戦らしい静かなレスリングの攻防でスタート。しかし場外へ戦いが移ると大瀬良が荒々しい場外戦で主導権を握り、SUZAKUをエプロンへ叩きつけて腰へ大きなダメージを与える。その後も猛ラッシュでスタミナを削りにかかるが、SUZAKUは決死のトペ・コンヒーロで反撃する。

中盤、大瀬良はその場飛びムーンサルトを狙ったSUZAKUを鮮やかなクロスフェースロックで捕獲。さらに急所蹴りからミスティカ⇒フェースロック、急角度ジャーマンスープレックス、ドラゴンスープレックスと怒涛の猛攻を見せ、必殺トラキアへ。しかしSUZAKUは渾身のハイキックでこれを阻止すると、怒涛の蹴りの連打で流れを引き戻す。

最後は自らを鼓舞したSUZAKUがヴァーミリオン・スプラッシュを完璧に炸裂。昨年の雪辱を果たす劇的な逆転勝利で、大阪ライトヘビー級王座の初防衛に成功した。

〈試合後〉
ようやくベルトを腰に巻いたSUZAKUはマイクを握り、「初防衛に成功しました! 約一年前にこの会場で肘の脱臼と靭帯断裂のケガをして長期欠場をしました。最後コーナーに登った時にあの時のトラウマがフラッシュバックしましたが皆さんの声援のおかげで勝つことができました。次の挑戦者は8・22アゼリア大正で初代ライトヘビー級王者タイガースマスク!」と次期挑戦者を指名。「私は怖いタイガースマスクと試合がしたいです」と改めて対戦を熱望し、堂々と引き揚げた。

<第6試合 大阪プロレスタッグ選手権試合 時間無制限1本勝負>
[王者組]タコヤキーダー ●アルティメット・スパイダーJr
 17分37秒 垂直落下式ブレーンバスター⇒片エビ固め
○TORU 浅川紫悠[挑戦者組]

※タコヤキーダー&アルティメット・スパイダーJrが初防衛に失敗。TORU&浅川紫悠が第51代大阪プロレスタッグ王者となる。

〈寸評〉
大阪プロレス屈指の名コンビ、タコヤキーダー&アルティメット・スパイダーJrの「タコスパ」が初防衛戦に臨む。試合前、タコスパダンスを見守っていたRogue Nationだったが、ダンス終了と同時に奇襲を仕掛け、そのまま場外乱闘へ持ち込む。

王者組も息の合った同時場外弾で応戦するが、浅川紫悠が竹刀でタコヤキーダーを襲撃し、客席に積まれたパイプ椅子の山へブレーンバスターを敢行。タコヤキーダーをKO状態へ追い込む。

リング上ではTORUが金具むき出しのコーナーへスパイダーを叩きつけ、得意の汚水攻撃で精神的にも追い詰める。実況の浅越ゴエを挑発しながら汚水を噴射し、「浅越ゴエ実況では勝てない」というジンクス打破へ執念を燃やす。

孤軍奮闘となったスパイダーは懸命に耐え、ようやくタコヤキーダーへつなぐと怒りの猛反撃。一撃必殺やタコスパ連係でRogue Nationを追い詰める。しかしRogue Nationも集中攻撃を浴びせ、竹刀攻撃こそ誤爆したものの、最後はTORUが急所打ちから竹刀攻撃でスパイダーを追い込み、垂直落下式ブレーンバスターで撃破。さらに浅川のホワイトナックルライドも決まり、堂々の3カウント。浅越ゴエ実況のジンクスを力ずくで打ち破り、第51代王者に輝いた。

<第7試合 大阪プロレス選手権試合 時間無制限1本勝負>
[王者]○松房龍哉
 29分26秒 龍蟠虎踞⇒エビ固め
[挑戦者]●佐野蒼嵐

※松房龍哉が3度目の防衛に成功。

〈寸評〉
今年の城下祭りメインイベントは、VerteX同門対決となった大阪プロレス最高峰王座戦。リングで向かい合った松房龍哉と佐野蒼嵐は至近距離で火花を散らし、真っ向勝負でゴングを迎えた。

序盤は互いの意地が激しくぶつかる攻防となるが、場外戦で佐野のラリアットが鉄柱へ誤爆。腕を痛めた隙を逃さず、松房は徹底した腕攻めで王者らしい試合運びを見せる。

苦境の佐野も雪崩式サイドスープレックスで流れを変え、ストンピングや逆エビ固めで松房の機動力を封じ込める。一進一退の攻防からダブルダウンとなり、終盤は完全な気力勝負へ突入。互いにエルボーを打ち合い、佐野はスプラッシュマウンテンから無双を狙うも決め切れず、松房もどどん、龍飛鳳舞で勝負を決められない。

龍牙2連発、スピアー、雪崩式フランケンシュタイナー狙いなど大技の応酬が続き、佐野も雪崩式パワーボムからスピアー、無双であと一歩まで王座へ迫る。しかし最後は松房が気力を振り絞って渾身の龍蟠虎踞を炸裂。激闘の末に佐野を退け、3度目の防衛を果たした。

〈試合後〉
息も絶え絶えの松房はマイクを握り、「お前が大阪プロレスに来てくれて本当に良かった。知ってる人もいるかもだけど俺は生え抜きではない。生え抜きの佐野蒼嵐がいてくれて本当に良かった、ありがとう。」と佐野へ感謝を伝える。

さらに「佐野蒼嵐の時代が来るまでこのベルトを守り続ける。そしてまたこのベルトを賭けてやろうね」と再戦を約束。「秋から始まる天王山から年末のエクスカリバーがあります。去年の8月にローグネイションDAYがあったよね。今年は俺たちVerteXデーが無いのは癪やな。8・22アゼリアはVerteXデーとして楽しい祭りにしようや!」と宣言し、「その日のメインイベントはSUZAKUのライトヘビー級タイトルマッチでどうや! SUZAKU対タイガースマスクでやろうや。その日はVerteXのみんなも楽しいカードを用意するから楽しみにしとけ!」と大会を締めくくり、超満員の観衆は大熱狂に包まれた。