■ Gammaデビュー30周年記念大会
日時:6月21日(日)
会場:大阪・和泉シティプラザ弥生の風ホール
観衆:552名(満員)

<シングルマッチ 15分1本勝負>
●佐野直
7分27秒 逆エビ固め
○今井礼夢
〈寸評〉
東京から佐野、川崎から今井という関東色が強い両者によるシングルで今年のGamma興行が開幕。ベテラン佐野に果敢に攻める今井という図式で試合が進む。
一方の佐野はベテランらしく観客を煽りながら、じわじわと老獪な動きでペースを握り試合を支配する。しかし必死に食い下がった今井が猛反撃。逆エビ固めをガッチリと極め、金星を掴んだ。
〈試合後〉
突如リングに現れた佐々木幹矢が佐野をKO。「毎回もぎりで呼びやがって!」と激高し試合参戦をアピール。Gammaもこれに応じ、第5試合への緊急参戦が決定した。

<株式会社タミヤPresents シングルマッチ 20分1本勝負>
○杏ちゃむ
6分06秒 腕固め
●レディせりな
〈寸評〉
体格で勝るせりなが先制攻撃を見せるが、杏ちゃむはすぐさま反撃に転じ得意の関節技で逆襲。せりなも蹴りとパワーを武器に活路を見出したいが、杏ちゃむの余裕を奪うまでには至らない。
最後はチョークスラムを狙ったせりなの腕を捕らえ、腕ひしぎ逆十字からアンドレ式腕固めへ移行。盤石の勝利を収めた。

<エトワール杯争奪スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○大森隆男
6分33秒 アックスボンバー→片エビ固め
●松山勘十郎
※勘十郎のみ2カウントで勝利となる特別ルール
〈寸評〉
戦前のSNSでの論争から実現した変則ルールマッチ。ルールを活かして勘十郎が勝利するのか、それとも大森が完勝するのか注目が集まった。
異様な緊張感の中、勘十郎は開始早々から丸め込みで2カウントを狙う。大森を誘い込み得意の眩暈坂を披露するも、逆に大森の闘志に火をつけてしまう。勘十郎はハリセン攻撃やマグロフォールなど持ち味を存分に発揮し、大森も珍しくその世界観に巻き込まれていく。
しかし最後は必殺アックスボンバーが炸裂。大森が完璧な3カウントを奪い勝利した。

<女子プロレスタッグマッチ 30分1本勝負>
○花園桃花&岡優里佳
11分37秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
●フライング・ペンギン&七星
〈寸評〉
なにわ女子のマスクウーマンコンビと、花園桃花&岡優里佳による関西版「モモバナナ」が実現。
桃花&岡、さらにはレフェリーによるウソ泣き攻撃にも動じず、マスクコンビは逆ウソ泣きで対抗。しかし桃花は容赦なく攻め、岡も仙女仕込みのドロップキック連打で追撃する。
マスクコンビも同時ジャベなどで見せ場を作ったが、桃花のクラッカー攻撃から連結式丸め込み連発で主導権を掌握。終盤にはペンギンが桃花を犬の上にパワーボムで叩きつけ、空気を変えようとマイクを握るも、レフェリーがまさかのマイク強奪から熱唱。
唖然とするマスクコンビに猛ラッシュを仕掛けた桃花&岡が、最後は最上段からの空中弾連発で激勝した。

<3WAY6人タッグマッチ 30分1本勝負>
マグニチュード岸和田&怪獣キングマンドラ&●マグニチュード岸和田カンカン
11分24秒 体固め
守屋博昭&ドングリー藤江&○佐々木幹矢
※もう1チームは谷嵜なおき&レイ・パロマ&TAMURA☆GENE
〈寸評〉
第1試合後のいきさつから誕生した関西インディ連合軍、ダブUP連合軍、怪獣軍団による異次元3WAY戦。
全選手がリング上に並ぶだけで壮観な顔ぶれ。岸和田カンカンは瓜二つのクローン戦士ながら少し声が高いという独特の存在感を放つ。
TAMURAのインサイドワークを合図に全軍入り乱れる大乱戦へ。レイ・パロマの大暴れ、大阪伝統芸の応酬、全員が好き勝手にロープワークを行うカオスな展開が続く。
守屋への大声援が飛ぶ中、藤江の美しいムーンサルトから佐々木への公開リンチ状態に。しかし最後は岸和田のラリアットがカンカンに誤爆。ノックアウトしたカンカンの上に力尽きた佐々木が倒れ込み、思わぬ形で勝利を手にした。

<3vs2ハンディキャップタッグマッチ 30分1本勝負>
ツバサ&ミラクルマン&●大王QUALLT
10分05秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
○TAKAみちのく&HANZO
〈寸評〉
大王QUALLTの21年ぶりとなる一夜限りの復帰戦。日高郁人の急遽欠場により2対3のハンディキャップマッチとなった。
TAKAの挑発に激高したQUALLTが奇襲を仕掛けて試合開始。KAIENTAI勢は数的不利を感じさせない大暴れを見せる。
大阪トリオも持ち味を発揮して反撃。QUALLTは久々のリングで躍動し、HANZOもプランチャで存在感を示す。懐かしのチョークスラムでTAKAを追い込む場面も作った。
しかし2発目を狙ったところを切り返されジャストフェースロックへ。乱戦の中で孤立したQUALLTにTAKAが猛攻を浴びせ、最後はスーパーKからのみちのくドライバーIIで沈めた。

<スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負>
CIMA&○Gamma
12分49秒 最年長スカイツイスタープレス→片エビ固め
ザ・グレート・サスケ●&スペル・デルフィン
〈寸評〉
サスケ&デルフィンの伝説的コンビと大阪06が対峙する夢のカードが実現。試合開始前から大歓声と手拍子が自然発生する。
Gammaとサスケは骨肉の争いを展開し、CIMAとデルフィンも激しく交錯。大阪06の連携攻撃が決まれば、レジェンドコンビも絶妙なタッチワークで対抗する。
大Gammaコールを背にサスケのセグウェイ攻撃を自爆させると、CIMAが一気に攻勢。しかしサスケも場外へのトペアトミコでCIMAを排除しGammaを孤立させる。
終盤はスイングDDTからデルフィンクラッチが決まりかけるもCIMAがカット。最後は大阪06連携からガンマスペシャル、そして最年長スカイツイスタープレスが炸裂。Gammaが自身の30周年記念大会を勝利で締めくくった。

<エトワールスタジオ杯争奪6人タッグマッチ 60分1本勝負>
○木下亨平&佐藤恵一&小河彪
16分11秒 原爆固め
ARASHI&●かぴぃ&寺前和樹
〈寸評〉
豪華メンバーによる大会のトリを飾ったのは、日本マット界でも勢いのある若手たちによる6人タッグマッチ。
先発は佐藤と寺前の珍しい顔合わせ。活きの良いファイトで観客を沸かせる。リーゼントコールの中、小河とかぴぃも対照的な個性をぶつけ合う。
ARASHIと木下のハイスピードバトルをきっかけに場外乱闘へ発展。広い会場全体を使った戦いに館内は興奮の坩堝となる。
木下は集中砲火を浴び苦境に立たされるが、反撃に成功して小河へスイッチ。小河はジャイアントスイング9回転などダイナミックな攻撃で流れを引き寄せる。
終盤は佐藤の頭脳的な立ち回りも光り、息を吹き返した木下が躍動。小河のアシストを受けた木下が高角度原爆固めを決め、大会を締めくくった。