[週刊ファイト4月30日]期間 [ファイトクラブ]公開中
本誌ではこれまで多く取り上げてこなかったJTO(JUST TAP OUT)だが、現在はスターダムのヒールユニット・H.A.T.Eでも存在感を放つ稲葉あずさの自主興行であり、さらに対戦相手がウナギ・サヤカという話題性も相まって、今回は見逃すわけにはいかなかった。大阪では初の自主興行。その模様を写真満載・完全網羅でお届けする。
▼JTO稲葉あずさ興行ウナギ・サヤカ花園桃花MIRAI/新人デビュー戦
photo & text by 西尾智幸
・赤の稲葉あずさの自主興行in大阪
・あずさオーディション第1号デビュー中村カイト
・パーフェクト花園桃花TAKAみちのく爆笑プロレス
・ごちゃごちゃ言わんと誰が一番田舎者か決めたらいいんや…的な(笑)
・しかしセミの試合はしっかりとしたプロレス!
・あずさ念願のウナギ・サヤカ戦
・サッカーゴールに歓喜の2人⁈
・あずさの負けず嫌いは今後の武器
・目指せ後楽園自主興行!
JTO稲葉あずさ興行ウナギ・サヤカ花園桃花MIRAI/新人デビュー戦
■ JTO大阪支部presents 稲葉あずさ自主興行『あずさ姫興行 in 大阪』
日時:2026年4月18日(土) 13時開始
場所:大阪・176BOX
観衆:191人(満員) ※主催者発表

さて、本誌では過去に余り取り上げなかったJTO(JUST TAP OUT)だが、現在スターダムのヒールユニットH.A.T.Eでも活躍する稲葉あずさの自主興行である事。

そして、その対戦相手がウナギ・サヤカであるという話題性もあり、本誌としても見逃すわけにはいかなかった。
これまでにも何度か自主興行は行われてきたが、大阪での開催は今回が初となる。
全4試合、総勢10名しか出ない。ローカルインディーの興行よりも少数精鋭の構成。
果たして、どれくらい集まるのだろうか? どんな熱量なのか? そんな思いを抱きながら会場に足を運んだ。
あずさの挨拶からスタート。話し方にまだあどけなさが残る印象。まあ、まだ18歳だしね。
あずさオーディション1期生デビュー 花園桃花TAKA流石爆笑マッチ
<第1試合 あずさ姫オーディション1期生 中村カイトデビュー戦 30分1本勝負>
○Gamma
12分24秒 ガンマスペシャル⇒片エビ固め
●中村カイト

あずさが自らの手で弟子を育てたいと昨年始めたオーディション。その中で合格し、この日デビューを迎えたのが中村カイトだ。線の細さこそ残るものの、表情には気合が宿る。セコンドには“師匠”のあずさがしっかりと付いた。
試合はGammaのペースで進んだが、開始直後に差し出された握手を払い、ロープブレイクではチョップを叩き込むなど、随所に気迫を見せた。
最後はガンマスペシャルに沈んだものの、飛び技の飛距離もあり、攻めている時の表情にはがむしゃらさが光った。デビュー戦としては十分に存在感を示したと言える。
年齢は非公表だが、若さゆえの伸びしろは大きい。この先の経験でどこまで化けるのか、期待が膨らむ。

試合後もすぐにあずさが駆け寄った。
バックステージでは、座り込んだままのコメントとなったが目は死んでいなかった。

<第2試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○TAKAみちのく
1分12秒 ヘッドロック
●花園桃花
<再試合 30分1本勝負>
○花園桃花
6分57秒 横入り式エビ固め
●TAKAみちのく
※花園のみ2カウントフォールで勝ち&公認凶器としてGammaの使用が可能となる特別ルール

試合が始まると、まずTAKAが渾身のヘッドロック。すると花園は痛がり、いきなりタップアウト。
そのまま早々に引き揚げようとするが、TAKAが呼び止める。「このままでいいのか? こんなんじゃお客さんも納得しないだろ?」と再戦を促すも、花園は「お客さんとか関係ないし。どうせ再戦したって同じ展開を繰り返すだけやん」とまったく戻る気なし。
TAKAが「普通こういうのは、そっちから“もう一度お願いします”だろ」と言えば、花園は「やりたいなら、そっちがお願いしろ」。
「え? 俺がお願いするの?」と、戸惑いながらもしぶしぶTAKAが“お願いします”と言うと、花園は「やってあげるけど条件がある。私がTAKAをフォールするのは2カウント。あと、公認凶器としてGammaを導入する」と、負けた側とは思えない上から目線。その要求をTAKAが飲み、ようやく試合再開となった。
花園がピンチになるとGammaが乱入するが、公認のため反則にはならない。
TAKAは汚水攻撃を食らい、さらに面倒なGammaをジャスト・フェイスロックに捕らえてギブアップさせるも、レフェリーは「凶器がギブアップしても試合には関係ない」と続行を宣言。
そして最後は、TAKAがGammaをサミングでダウンさせた際、倒れ込んだGammaの足がTAKAの股間を直撃。悶絶するTAKAを、花園がここぞとばかりに丸め込み、見事2カウントを奪った。

見事に完成された楽しいプロレス・コントであった(笑)。

田舎者決定戦はMIRAIに決定? あずさ念願ウナギ・サヤカと対峙!
<第3試合 ミクスドタッグマッチ 30分1本勝負>
稲葉ともか ○ボンバー・タツヤ
10分35秒 ボンバーボム⇒片エビ固め
MIRAI ●ジュエル・バード
オープニングであずさが「この試合で誰が一番の田舎者かを決めます!」と言い放ったものの、そもそも タッグマッチでどうやって決めるのか、ルールがまったく分からない。
そこで、まずともかが主催者あずさを呼び出す。

「この4人の中からどうやって決めるの? 勝った人? 負けた人?」
詰められたあずさは、スマホに書いてあるメモを読み上げようとするが、そもそも自分で書いた漢字が読めない。内容もよく分かっていないので、最後にはちょっと開き直り気味。
ともかは、豊川市(愛知)はそこまで田舎じゃないと主張しつつ、タツヤ(島根)、ジュエル(秋田)、MIRAI(岩手)にもコンビニがあるのかなど、いろいろ聞き出していくが、全員が「ある」「○○もある」と答えるばかりで、まったく決め手にならない。
そこで最後に、なぜか“ホタテと言ってみて”と全員にマイクを回す流れに。すると、トリのMIRAIだけが 「ホダデ」 と訛り、「はい、決定!」という雑すぎる結論に。
そして試合は、結局いつも通り通常進行へ…。試合で決めへんのかーい!(笑)