(C)ACA
2月6日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 200: Gasanov vs. Tumenov』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
ロシア・モスクワで開催されたACAの記念大会「ACA 200: Gasanov vs. Tumenov」では、メインイベントとセミファイナルで2つの王座戦が組まれ、大きな注目を集めた。いずれもロシア人同士のタイトルマッチとなり、内容の濃い攻防が展開された。

メインイベントはミドル級王座タイトルマッチ。王者マゴメドラズル・ガサノフが、元UFCファイターとしても知られるアルベルト・トゥメノフを迎えての防衛戦であった。
試合は5ラウンドにわたるフルラウンドの戦いとなった。ガサノフは序盤からテイクダウンとトップコントロールを軸に主導権を握り、グラウンドでの安定したポジション取りと的確なパウンドで試合を組み立てる。トゥメノフは得意のスタンド打撃で反撃を狙ったが、ガサノフの距離管理と組みの強さを崩すには至らなかった。終盤まで大きな流れは変わらず、ジャッジ全員がガサノフを支持する文句なしの判定勝利となり、王者はタイトル防衛に成功した。
セミファイナルではフライ級王座を懸けた一戦が行われ、こちらは一転して電撃的な決着となった。
試合開始直後からコンドラチエフは積極的に前へ出てプレッシャーをかけると、スタンドの打ち合いの中で鋭いパンチをクリーンヒットさせる。これで王者プシュコフがバランスを崩すと、すかさず追撃のグラウンドパウンドを浴びせ、レフェリーが介入。わずか1ラウンド2分45秒でTKO勝利を収め、新フライ級王者に輝いた。
ACAの節目となる200回記念大会は、王者の強さを示したメインイベントと、新王者誕生という明確なドラマが生まれたセミファイナルという対照的な結末で幕を閉じた。ロシアMMAの層の厚さと、ACAという団体の競技レベルの高さを改めて印象づける大会であった。
■ ACA 200: Gasanov vs. Tumenov
日時:2026年2月6日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ
<ミドル級王座タイトルマッチ>
[王者]○マゴメドラズル・ガサノフ(ロシア)
判定 3–0
[挑戦者]●アルベルト・トゥメノフ(ロシア)
<フライ級王座タイトルマッチ>
[挑戦者]○アナトリー・コンドラチエフ(ロシア)
1R 2分45秒 TKO
[王者]●アザマト・プシュコフ(ロシア)
<ウェルター級>
○イスカンダル・ママダリエフ(トルキスタン)
判定 2–1
●アリ・バゴフ(ロシア)
<ライト級>
○ビベルト・トゥメノフ(ロシア)
1R 2分02秒 TKO
●アレクサンドル・グロジン(ロシア)
<フェザー級>
○アリマルダン・アブドゥカーロフ(カザフスタン)
1R 2分02秒 TKO
●サイフッラ・ジャブライロフ(ロシア)