[週刊ファイト10月02日]期間 [ファイトクラブ]公開中
あの船木誠勝が40周年を迎えた。日にちはパンクラス旗揚げの日であり、会場はパンクラスで常用していたステラホール。そして多くの仲間や家族に見守られ、とても素晴らしい大会となった。
そんな、大会をどこよりも詳しく、試合からパーティーまで、完全網羅でお届けする。
▼船木誠勝40th札止め 前田日明・藤原喜明・獣神Sライガー・谷津嘉章
photo & text by 西尾智幸
・第0試合を含め、全10試合と豪華なラインナップ
・いきなり会場を盛り上げたアントニオ小猪木
・ヒクソン・グレーシーがアニマル浜口に変身?
・ついに、船木ジュニアがプロデビュー
・安定の大型女子コンビがお笑いを?
・船木誠勝の脱臼により一部カード変更
・76歳の組長が醸し出すオーラ
・船木誠勝はイケメン黒潮に決着
・結局、出場しなかった白覆面は(ご購入願います)
・パーティーの写真も公開
船木誠勝40th札止め 前田日明・藤原喜明・獣神Sライガー・谷津嘉章
■ 甦ったサムライ 船木誠勝デビュー40周年記念大会
日時:2025年9月21日(日) 13時開始
場所:大阪・梅田ステラホール
観衆:904人(超満員札止め 主催者発表)

船木誠勝、1985年3月3日、後藤達俊戦で当時史上最年少の15歳11か月でデビュー。
1988年4月、ヨーロッパ遠征出発。1年後の1989年4月、まだ遠征中にもかかわらず、UWF移籍を宣言。そのまま新日本を離れ、俗にいう第2次UWFに参戦。メキメキと頭角を現す。
UWF解散後は、藤原組、パンクラスと渡り歩き、総合格闘技大会のコロシアム2000でヒクソン・グレーシーに敗退。潔く引退となった(2000年5月)
引退後は、俳優業などもやりつつ、パンクラスの運営側や、ビッグマウス・ラウドに協力するなどしていたが、2007年12月に総合で復帰。その後、プロレスに復帰。2009年から約4年間は全日本で闘ってきた。

WRESTLE-1に2年間所属後、フリーに。大仁田厚と電流爆破を行ったり、NOAHマットにもあがるなど、闘いの場を更に広げた。
2018年9月に33周年興行を行ったが、台風とぶつかった。しかし、そこまで大荒れにはならず決行。観客もほぼほぼ来られた。しかし、自身が演じた映画、真説タイガーマスクとして行った試合で慣れないプランチャーにて足を捻挫。しかし、そのあとのメイン3本勝負(佐野巧真、AKIRA、丸藤正道戦)も欠場せず行った。

今回は10日前の「ストロングスタイルプロレス」後楽園大会で、黒潮TOKYOジャパンのノータッチトペコンヒーローを受け、右肩を脱臼で全治1か月となった。ギリギリまで、判断を待ち今回の3本勝負(ハヤブサ、謎の白覆面X、綾部蓮)をタッグマッチに変更し、強行した。
何かといわくつきの周年ではあるが、試合は全体的に見て、うまく緩急がつくカード編成だったし、仲間や家族の愛に包まれた素敵な大会であったと記者は思えた。
今回の開催日である9月21日は1993年にパンクラスを旗揚げした記念日であり、会場となったステラホールは、かつてパンクラス大阪大会の舞台として幾度も熱戦を繰り広げてきた特別な場所であり、思い入れも深い。
さて、今回は順番通りに大会を追っていきたい。
第0試合から熱い!船木Jrデビュー 大型女子チーム カード変更
<第0試合-1 グラップリング エキシビションマッチ 無差別級2分1R>
△冨宅飛駈
時間切れ引き分け
△吉田篤生
<第0試合-2 異種格闘技戦 プロレスvsボクシング2分1R>
●アントニオ小猪木
時間切れ引き分けからの判定
○前田元英
<第0試合-3 グラップリング -80㎏契約 2分1R>
△武士正
時間切れ引き分け
△枚方兄さん

夜興行に、GLEATがあったため、早めに撤収が必要だったので、第0と称して3試合も組まれた。その中で、0-2のアントニオ小猪木と前田元英の試合が盛り上がった。

プロレス対ボクシングというタイトルで行われ、入場の際から、小猪木コールで迎えられ、ゴングと同時にスライディングし、アリキックを放った瞬間、もう会場が沸いた。
猪木ムーブ完コピで、2分間戦い抜いたが、時間切れドローとなった。しかし、KCレフェリーは前田の腕を上げた。判定はないはずだが、なぜかレフェリーの独断か判定勝ちを告げ戸惑う小猪木。しかし、判定は覆らなかったが、最後はマイクを持ってダーー!で締めた。この試合は、第0‐3のほうが良かったのでは。その温まった空気のまますぐ、第1試合に繋げたと思う。
<第1試合 8人タッグマッチ 15分1本勝負>
橘隆志 守屋博昭 ブランキー真帆 ●寺前和樹
6分26秒 トラースキック⇒片エビ固め
菊池悠斗 金剛山 空手マシン40号 よしえつねお

道頓堀プロレスのシングル王者が第1試合という贅沢さ。でも、見せ所はよしえつねおがヒクソン・グレーシーからアニマル浜口に変身するところか?(笑)
<第2試合 グラップリング スッペシャルエキジビションマッチ 無差別級3分1R>
△近藤有己
時間切れ引き分け
△船木ライアン
※エキシビションの為、判定無し
遂に船木ジュニアがプロデビュー! 7年前のパーティーで見かけた時には、まだ普通の中学生という感じだったが、その時のイメージとガラリと代わり、背も高くなり格好良くなったもんだ。

プロレスではなく、グラップリング対決で行われる。対戦するのは、元キング・オブ・パンクラシストの近藤有己。また立会人としてザ・グレート・カブキ、特別レフェリーに冨宅飛駈。そして、セコンドは父である船木誠勝と豪華な顔ぶれだ。

試合は、腕の取り合いから始まり、終盤はライアンが近藤の脚を取り、アキレス腱固めに持って行ったが、ギブアップは取れず。そのまま時間切れとなった。
試合後には、両親に感謝の意を述べた。12月には本格的デビューとなりそうだ。

<第3試合 SUGAMOプロレスvs女子プロレス 15分1本勝負>
●クラッシャー猪馬 三沢似て晴(見た目が邦彦)
0分26秒 腕固め
○沙恵 MICHIKO
※再試合
○沙恵
6分50秒 コーナートップからのブレーンバスター投げる前に怖くなりギブアップ
●三沢似て晴

初タッグだろうか? MICHIKOと沙恵。身長もあり、ガッシリした身体つきはいかにもプロレスラーという感じだ。解説は、なんと山崎一夫が務めた。
正直、このふたりをお笑い枠に入れるのは勿体ないなぁと思ったんだが、流石である! しっかり順応しており、記者も思わず笑ってしまった。最初は、たった26秒で、しかも腕を軽く固めただけで、即タップ。引き上げる沙恵とMICHIKOを連れ戻し、小銭を渡して再戦を乞う。
そのあと、もう一度全く同じムーブでタップ。これは、公式では残っていないが、同じく40秒位でタップしている。3度目の正直で、同じところまで進んだが、今度は腕を極められずに逃げた。
しかし、その後もいいようにやられ、巣鴨チームは笑いを誘うようなフォールの仕方とかに特化。最後は、雪崩式ブレーンバスターを怖がった見た目が光晴が投げられる前にギブアップ。しかし、ゴングのあとしっかりと投げられていたが(笑)。
試合後、猪馬が突然、「てめぇは怒ってるか」の猪木問答の完コピをはじめて、これまた笑いを取った。
<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
●崔領ニ スーパー・タイガー
8分05秒 アルゼンチンバックブリーカー
○ディラン・ジェイムス 村上和成

船木の負傷もあり、またそのケガの張本人でもある黒潮TOKYOジャパンが、再度船木との対戦を希望した事もあり、ここでカードの変更が行われた。
ディランのパートナーが黒潮の代わりに、特別ゲストとして来場予定であった村上和成が選手として参戦。
崔領二との熱い、いやヤバい対決は見ものだと思ったが、残念ながら一度もリング上で絡む事はなく、最後はディランが崔の巨体を担ぎ上げ、2秒で仕留めた。
76歳藤原喜明現役 谷津嘉章暴走 ジュニスタ再び 池本誠知夢実現
<第5試合 スペシャル6人タッグマッチ 40分1本勝負>
○藤原喜明 アレクサンダー大塚 菊田早苗
12分59秒 反則(義足による凶器攻撃)
●谷津嘉章 金本浩二 田中稔

レジェンドだらけの6人タッグとなった。藤原は、かなり痩せたとはいえ、その醸し出す威圧感はいくつになっても変わらない。金本&稔のジュニア・スターズは好連携を見せる。
最後は、藤原がアキレス腱固めをかけながら、なんと谷津の義足を外してしまった。
それに怒った谷津は、その義足で藤原を殴打。もう手がつけられないほど暴走し、反則負けとなった。