[週刊ファイト6月19日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼仙女大阪 満員 赫覚醒大阪初見参!チーム200キロも好連携勝利
photo & text by 西尾智幸
・里村明衣子まさかの負傷
・14人の精鋭で会場を盛り上がる実力
・ZONESのフィニッシュ筋肉熱帯雨林?!
・Chi Chi破壊女王の壁崩せず
・岡優里佳強気のベルト奪取宣言
・攻める愛海&セイディ・ギブス
・しかし安定のチーム200キロが勝利
・赫覚醒(レッドエナジー)大阪初見参
・岩田美香勝利もしばらく動けず
・翌日優宇が引退発表
仙女大阪 満員 赫覚醒大阪初見参!チーム200キロも好連携勝利
■ センダイガールズプロレスリング 大阪大会
日時:2025年6月7日(土) 13:00試合開始
会場:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:未発表
里村明衣子が引退後、仙女初の大阪大会。記者自身も、仙女はサムライTVなどで観ていたが、生で撮影するのは初となった。
アゼリア大正は、大阪のプロレス会場の中でもインディーや女子団体が良く使用する会場のひとつでもあるが、JR、地下鉄の大正駅から更にバスに乗る少し不便な場所にあるが、地元の大阪プロレスの興行などは、ほぼほぼ毎回満員の観衆で埋まる場所でもある。円形のホールは超満員で300人なので、どこからでも観やすい。まあ、賃借料が安いのも団体側としては使いやすい要素でもあろう。今回の観客数は未発表だったが、置かれていたイスはほぼ満席となっていた。
試合前に、オッキー沖田リングアナが簡単に空気を温め、その後里村衣明子が登場し挨拶。4月29日に無事引退試合を終えましたが、今後も仙女の代表として団体を引っ張っていくと宣言。
観客も気になっていた左足首にテーピングだが、自身で告白。昨日JR野田駅(大正駅から3駅)の階段を踏み外し、10年以上ぶりに右を捻挫したと話した。
前座から安心感のある試合 安定のチーム200キロ 赫覚醒も絶好調
<第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負>
○ZONES
8分16秒 筋肉熱帯雨林
●YUNA
お互い、2023年デビューのキャリア2年前後である。ZONESはエボ女所属だが、仙女主催のキャリア3年未満の選手による〝じゃじゃ馬トーナメント″で優勝もしている。他団体に上がり続け、貫禄もついてきたなと思えた。
フィニッシュ技を文字だけで見ると、「筋肉熱帯雨林」・・・「何のこっちゃ?」だが(笑)、監獄固めで脚を極めたまま、フロントチョークで締め上げる複合技。
しかし、技を決めている時の両選手がイイ顔してます!
<第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
●Chi Chi
7分14秒 顔壊
○松本浩代
1年前に大仁田興行でChi Chiを初めて見た時と比べ、とても動きが良くなっていた。松本は、キャリア19年のベテラン、安定感は半端ない。
こちらのフィニッシュ「顔壊」も何と読むのか悩むが、文字通り顔を破壊する技で、言わば松本式フェースロックである。
<第3試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
●鈴木ユラ
11分35秒 オカロック
○岡優里佳
岡優里佳の勢いがいい。試合も岡がコントロールしている感じがした。最後は、丸め込み系だがオカロックで勝利。試合後は、マイクを持って、翌日ウナギ・サヤカと組んで、王者赫覚醒(レッドエナジー)とのワールドタッグ戦で必ずベルトを巻き、自分が仙女を引っ張ると強気の宣言!
<セミファイナル タッグマッチ 20分1本勝負>
●愛海 セイディ・ギブス
14分05秒 ラリアット⇒片エビ固め
○橋本千紘 優宇<チーム200キロ>
まずは、安定の橋本千紘&優宇のチーム200キロ。試合前から観客を沸かす。結成して約6年、その場限りのタッグ王者やユニット同士で花いちもんめ状態が多い近年のプロレス界では、まさに「継続は力なり」である。そして、ヘビーなのに動きが素早い。
対する愛海は12歳11か月であのジャガー横田相手にデビュー。そして、セイディの華麗なる空中殺法はフォームが美しい! 技の数では愛海組のほうが多いし、勝ちそうな場面もあったのだが、チーム200キロもそう簡単にはやられない。