[ファイトクラブ]立野記代FC・Candyプロレス初興行W井上も参戦で大盛り上がり‼

[週刊ファイト04月10日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼立野記代FC・Candyプロレス初興行W井上も参戦で大盛り上がり‼
 photo & text by 西尾智幸
・インディとは思えない総勢30名全8試合
・デボラk(ディアナ)大阪ラストマッチ
・W井上の相手は大阪出身イキのいい2人抜擢
・ブランカ真帆改めブランキー真帆復活
・九州MY WAYからネグロ一家も参戦
・CoCo14歳と信じられない身体能力
・ヴァンヴェールジャックも規格外
・反社風男が突然乱入
・小橋マリカギャル全開で大暴れ
・レイパロマのお尻御開帳
・元新日本竹村豪氏参戦、現在二刀流の仕事とは?
・立野記代自身が来場しトークショー
・懐かしい立野の現役時代の貴重写真


立野記代FC・Candyプロレス初興行W井上も参戦で大盛り上がり‼

■ Candyプロレス
日時:2025年3月29日(土) 開始15時30分
場所:大阪・此花区民一休ホール
観衆:未発表

 1983年に発足した立野記代公認のファンクラブ「Candy」。1981年デビューの立野はその頃、すでに全日本ジュニア王座は獲得していたが、スターダムで言えばフューチャー王者に値し、若手の登竜門ベルトで、まだメインイベンターではない時期。その時から、本人が完全引退したあとも解散せずに今日(こんにち)まで存続する。その代表の米沢正昭氏が、今回何から何までほぼひとりで動き、人生初となる自主興行を開催した。まず、ビックリするのがダブル井上をはじめ、個性的な選手を30人も集めたところ。これだけで、米沢氏の人徳が伺える。採算度外視での大盤振る舞い的な感じもするが、観衆はざっと見た感じ200名位は入ったか? そんな記念すべき大会を本誌独占! 全試合完全網羅にてお届けしたい。

メインW井上に大阪出身イキのいい2人抜擢 セミCoCo驚異の14歳

<第7試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
○井上京子 井上貴子
 13分57秒 雪崩式ブレーンバスター⇒体固め
●ブランキー真帆 高瀬みゆき with大向美智子

 大晦日に顎を骨折し、休業中だったブランカ真帆が、3月21日の復帰戦を機にリングネームをブランキ―真帆に変えた。キャリアはまだ1年半にも満たない真帆には大抜擢のメインだ。
 そして、パートナーはキャリア8年の高瀬みゆき。両者コテコテの大阪人という共通点もある。

 しかし、相手はキャリア36年を超える超ベテランW井上の京子&貴子。2人は同い年でもあり、デビュー戦もお互いが相手という仲。この大きな壁を打ち崩すのに、強力な助っ人がついた。それが、W井上と同じ全女デビューの大向美智子だ。若い2人には心強い味方となったのでは?
 時には、リング下から激を飛ばし、ピンチになると竹刀を持って乱入! 
 しかし、真帆、高瀬、そして大向と順にコーナーに座らされ、京子の強烈なケツ圧攻撃が。
 最後は、なぜか特別レフェリーの南月たいようまで巻き込んでケツで圧迫! 大惨事寸前だ!

 どうしても、キャリアの浅い真帆が攻められる。逆の目線で見ると、まだ顎にプレートが2か所入っているとは思えない堂々とした受けっぷりなんだが。

 高瀬が京子とラリアットの合戦から、そして真帆が得意の蹴りで反撃する場面もあり、会場を沸かせた。しかし、京子がダブルラリアットで2人をぶっ飛ばすと、トドメとばかりに真帆にパワーボムの体制に入り万事休すかと思いきや、大向がランニングネックブリーカーで阻止。そして高瀬がミサイルキックを京子に放つと大向と2人で押さえつけ、真帆がコーナーに登るが、京子が2人を振り払い、真帆を雪崩式ブレーンバスターで叩き落し、3カウントを奪った。


 最後は、W井上が締めトーク。そのまま、売店に移動すると、あっという間に長蛇の列ができ、両選手の人気健在ぶりも確認できた。

<第6試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
○ CoCo 藤田あかね
 16分41秒 ファイヤーバード・スプラッシュ
●七星 しゃあ

 藤田を除き、ここ数年以内にデビューした若手。特に、九州の団体MY WAYから参戦したCoCoは、まだデビュー2年足らずで、しかも現在14歳(右から2番目の赤マスク)。知名度からいくと、もっとアンダーカードでは? と思うが、メインに未勝利のブランキー真帆の抜擢といい、かなり米沢氏は女子プロ通で先見の明があると思われる。この娘が試合をかき回すとは…。

 CoCoは昨年にも一度試合を観た。鬼のようなマスクの下から覗く素顔がとてもあどけなく見えるなとは思ったが、その時はわざわざ年齢を確認しなかったが、今回確認するとなんと現在14歳で今年15歳になる中学生。しかし、難易度の高い空中殺法を次々と繰り出し、最後は七星からファイヤーバード・スプラッシュでフォールを奪った。

 もっと驚くべき事実は、今大会でMY WAYより3選手が参戦しているが、主宰者のヴァンヴェール・ネグロの実子がヴァンヴェール・ジャック(20歳)であり、その妹がCoCoである。つまりファミリーなのだ。MY WAYはルチャリブレの団体なのでジャックの試合もあとで紹介するが、素晴らしいハイフライヤーである。この兄妹は、末恐ろしい。近い将来、全国区も夢ではない!

その他の試合結果&立野記代トークショー

<第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負>
○デボラK
 6分39秒 極楽固め
●藤井瑠美愛

 今年4月27日に引退表明をしているデボラK。大阪では見納めマッチか? 藤井にキャリアの差を見せつけ、あっさりと料理した。

<第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
○マリ卍
 7分41秒 ラリアット⇒体固め
●光芽ミリア

 キャリア、体格でも勝るマリ卍が余裕の勝利か? 最後は体重の乗ったラリアット一閃!

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