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1月2日(現地時間・放送日)に『TNA iMPACT!』が放送された。
今大会では番組冒頭で人気者のジョー・ヘンドリーが2025年最初のアピールを行った。ニック・ネメスの保持する団体最高峰王座TNA世界王座への挑戦が決定しており、当然、王座獲りをアピールするも、ニックの弟ライアンが邪魔に入る。ニックはヘンドリーはミッドガーター(本来にはポーカー用語だが、変じてプロレスのスラングでメインの露払い、メインイベントの前に盛り上げる役で決してメインイベンターではないという意味)だから兄ニックの敵ではないとうそぶいた。これに対し、ヘンドリーは、だったらお前はジェネター(こちらも本来の意味は清掃員だが、変じてネットスラングで下っ端などの意味)だとバカにした。怒ったライアンは、自分は下っ端ではない、今夜、元ECW王者のハードコアレジェンド、ライノとマッチメイクされてると反論すると、だったら、今すぐ戦えと、ライノがヘンドリーに味方して現れ、試合開始。試合はライノが圧倒するも、ライノが椅子攻撃をしてしまい反則負けになってしまったが、ライアンは反則勝ちを拾っただけなので赤っ恥をかいた形になった。
エース・オースチンはKUSHIDAに勝利した後、パートナーのクリス・ベイが欠場中の今、シングルで王座になって欲しいと彼も願っている。だからTNA世界王座への挑戦したいとアピール。しかし、そこに怪物ムースが現れ、TNA世界王座よりも自分の保持するXディビジョン王座の方が価値があるとアピール。そこに番組コミッショナーのサンティノ・マレラが現れ、次回PPV大会「ジェネシス2025」でXディビジョン王座戦で王者ムース対挑戦者オースチンを決定したのだった。
またメインの女子8人タッグマッチでも試合終了後に事件が勃発した。試合はマーシャ・スラマヴィッチがパイルドライバーでターシャ・スティールズにフォール勝ちしたものの、試合後にスラマヴィッチのパートナー、グレースをプランチャードが襲撃。この両者の抗争もまだまだ続きそうだ。そしてその乱闘と関係なく負けたアッシュ&ヘザー・バイ・エレガンスがリングで何故か勝ち誇ってポーズをとって番組は終了したのだった。
またこの放送からカナダの大手テレビ局スポーツネットで放送開始。このスポーツネットは2024年までWWEロウ大会を放送していたメジャースポーツ専門放送局なので、大きな話題になっている。
■ TNA iMPACT!
日時:2025年1月2日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ衆国 TVテーピング
<8人タッグマッチ>
○スピットファイア、ジョーダン・グレース、マーシャ・スラマヴィッチ
ピンフォール
●ローズマリー、ターシャ・スティールズ、アッシュ&ヘザー・バイ・エレガンス
<シングルマッチ>
○エース・オースティン
ピンフォール
●KUSHIDA
<シングルマッチ>
○ライアン・ネメス
反則
●ライノ
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— TNA Wrestling (@ThisIsTNA) January 3, 2025