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12月29日(現地時間)にチェコ共和国プラハで『OKTAGON 65: Paradeiser vs. Keita 2』が開催された。
このオクタゴンはチェコ最大のMMA団体であり、欧州ではメジャー大会としてテレビ中継もされている。2016年6月にリアリティ番組「Oktagon Challenge」が開始された時に設立された。
今大会は2024年最終大会となり、三階級の王座戦が組まれた。メインはライト級王座戦&トーナメント決勝で、トーナメントを勝ち上がってきた現王者ロナルド・パラデイザーと元王者アフリカ系移民ロセーヌ・ケイタの対戦となった。この両者は2022年にも戦っており、その時はケイタが判定勝ちしている。今回は、ケイタの打撃に苦戦するパラデイザーが組み付いて金網に押し込むと、ケイタが組み付いたパラデイザーの首を抑えてエルボーを当てて倒して、グランドでパウンド連打。レフェリーがストップし、ケイタがTKO勝ちで王座返り咲きとなった。
セミファイナルでは、ライトヘビー級王座戦が組まれ、元UFCで地元の王者カルロス・ヴェモラが、元ベラトールのウィル・フルーリーの挑戦を受けた。試合は、フルーリーのスタンド打撃、特にハイキックも命中し、試合を有利に進め、フルーリーの判定勝ち。ヴェモラは王座陥落となり、フルーリーが新王者に輝いた。
また女子バンタム級王座戦は、王者セシリー・ボランダーが判定勝ちして王座防衛を果たした。
■ OKTAGON 65: Paradeiser vs. Keita 2
日時:2024年12月29日(現地時間)
会場:チェコ共和国プラハ
<ライト級王座タイトルマッチ&トーナメント決勝>
○ロセーヌ・ケイタ(ギニア・ベルギー/挑戦者)
2R 4分02秒 TKO
●ロナルド・パラデイザー(スロバキア/王者)
<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
○ウィル・フルーリー(アイルランド/挑戦者)
判定 3-0
●カルロス・ヴェモラ(チェコ/王者)
<女子バンタム級王座タイトルマッチ>
○セシリー・ボランダー(ノルウェー/王者)
判定 2-1
●ルーシー・プディロバ(チェコ/挑戦者)
<バンタム級>
○イゴール・セヴェリーノ(ブラジル)
判定 2-1
●ジョナス・モーガード(デンマーク)
<ミドル級>
○ダニエル・シュヴィント(ドイツ)
2R 2分23秒 TKO
●ラドヴァン・ウシュクルト(スロバキア)