12月11日(水)15:30よりシードリングが都内にて記者会見を開き、年内最終戦となる12・27後楽園ホール大会の全対戦カードを発表。出場選手がそれぞれ意気込みを語り、BTSシングル王座を懸けて闘うSareeeと野崎渚の調印式も行なわれた。
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
光芽ミリア
vs.
叶ミク (T-HEARTS)
ミク「まずはこのシングルを組んでくださったこと、ありがとうございます。シードリングさんに参戦させて頂き始めてから、ミリアとはタッグを組んで闘うことが多く…今まで3回ですかね。組ませて頂いて一緒に闘ってきたんですけど、私もミリアも今まで以上にもっともっと成長したいっていう、強くなりたいっていう気持ちで闘ってきたと思うんですけど…。最近、一緒に闘うことが多かったからか、やっぱり“ミリアの気持ちってどれぐらいなんだろう?”っていうのが“ちょっとわかんないな”って自分の中で疑問があって。それを今回のシングル戦でミリアの気持ちを思い切り私にぶつけてほしいし、それでミリアの気持ちを知りたいっていうのがすごくあって。私ももっともっと強くなりたいし、このシードを盛り上げていきたい。“もっと女子プロ界を盛り上げていきたい”っていう私の思いを全部ぶつけた上で、私が勝ちたいと思います」
ミリア「ミクとは同期で今回初のシングルなんですけど、最近タッグとして一緒に闘うことが増えてきて、シードのみならず他団体でも一緒に闘ってきました。同期でライバルのミクには絶対負けたくないし、ほかの同期たちがどんどん勝利をつかみ取る中で、自分がまだ初勝利つかめていない。すごく悔しい思いをしてきました。そして何よりこのシングルを組まれたからには絶対私が勝ちたいと思います。4月にデビューして、安里紗さん引退でこの日までずっと1人でシードを背負って来て…ミクとは覚悟が違います。覚悟、プライド、全部ミクとは違う。そういうところを全部このシングルでぶつけて、その上で私がシード所属として年内最終戦、初勝利をつかみたいと思います。絶対勝ちます」
━━初勝利はすでにあげている?
ミク「はい。先日アイスリボンさん・刈谷大会のほうで、同期の若菜きらり選手とシングルさせて頂いて、そこが初勝利でした」
━━ミリアから「覚悟もプライドも違う」という発言があったが、自分が負けない部分は?
ミク「今ミリア選手の覚悟って話を聞いて、私も今年プロレスラーとしてデビューさせて頂いたんですけど、私はもともと声優を目指して高校を卒業して東京に上京してきて、そこでプロレスと出会ったわけなんですけれども…最初はアクトレスガールズっていうプロレス団体ではなかったんですけれども、声優になりたい夢とかお芝居への気持ちをいっさい捨てて“私はプロレスラーになる”っていう選択肢を…叶ミクの人生の最後を懸けてプロレスラーになるっていう覚悟を決めたので。覚悟の重さは私も…ミリアちゃんの覚悟よりも、もっともっと大きいものだと自分では信じております」
<第2試合 ハイスピード頂上決戦「H1グランプリ2024」時間差イリミネーションマッチ 7選手参加/30分勝ち残り戦>
参加選手
ラ・ピディータ
カ・ケディータ
ナ・ツディータ
ラム会長 (666)
Leon (PURE-J)
マスクド・ホカクドウ (ショーンキャプチャー)
SUGI
※レフェリー:南月たいよう
ナ・ツディータ「今年もハイスピード戦線は大いに盛り上がりました。2024年を締めくくる、ハイスピード戦士達によるオールスター感謝祭『H1グランプリ2024』がいよいよ開催されます。出場選手の皆さんは怪我のないよう、己の持てるスピードを余すことなく出し切りましょう」(※不在のため文書にてコメント。機械の音声で読み上げられる)
南月たいよう「ナ・ツディータ選手がブチ上げた『H1グランプリ2024』ハイスピード頂上決戦ということで、2024年にハイスピードマッチに出場してくださった選手、盛り上げてきてくださった6選手。プラス、ハイスピードアドバイザーの日高(郁人)さん推薦のマスクド・ホカクドウ選手。初参戦なんですけれども全7選手による闘い…通常のハイスピードルール(※高速カウント&フォールに入る前にロープワーク1往復)に加え、時間差入場、オーバー・ザ・トップロープ採用のイリミネーション勝ち残り戦ということで。もうメチャクチャ、プロレス頭・技術・プロレスセンスも問われる闘いになると思います。2024年のハイスピード締めくくるにふさわしい闘い…ご期待ください!」
━━優勝者への特典は?
南月「優勝賞品を募集させて頂こうと思います!(笑) 応募方法など追って発表させて頂きます。ぜひお待ちしております!」
<第3試合 花穂ノ利復帰戦 シングルマッチ 20分1本勝負>
松本浩代
vs.
花穂ノ利
松本「ぶっこわすぞー! 破壊する女、松本浩代です! 花穂ノ利の再デビュー戦。プロレスラーにはプロレスラーの数だけ違う人生があるけれど、その人生と人生をぶつけあうのもまたプロレスラーだと思います。穂ノ利がリングから離れていた時、その期間でさえもプロレスラーとして大事な歴史。プロレスのリングから離れたこと、正直思うこともあるけれど、私のそんな思いもぶっとばしてほしいと思ってる。12月27日、ガッツリ闘いましょう。花穂ノ利、ぶっ壊します!」(※不在のため文書にてコメント)
穂ノ利「本日欠席なのですが松本さん、私の再デビュー戦の相手を引き受けてくださりありがとうございます! 安里紗さんの引退試合(8・23後楽園)の相手をしていた松本さんを見て、すべてを受け止め安里紗さんと闘い、そして見送られた姿に感動し、そんな松本さんだからこそ私の覚悟をぶつけたいと思いました。そして以前闘った時にも、強くて悔しい思いをしたのがとても心残りでした。なので12月27日、松本さんに“穂ノ利、強くなったな”って思ってもらえるように全力でぶつかって、全力でぶっ壊しにいきます! そして私もシードリングを背負って、“魂の女子プロレス”シードリングのプロレスを皆さんに届けます!(笑)」
━━数年ぶりにプロレスの練習を再開して、ここまでを振り返って。
穂ノ利「そうですね、“戻ってきたな”っていう感じがします。3年間期間が空いていたんですが、練習に参加してみると意外とすぐに受け身を取れたりとか、ついていくのは最初は必死だったんですが今は前と同じぐらいに戻ってます」
━━ブランクは感じていない?
穂ノ利「はい、自分ではあまり感じていないです」
━━シードリングの景色はだいぶ変わったが、今のシードリングへの印象は?
穂ノ利「所属選手も少なくなってしまったのですが、“ミリアちゃんが頑張ってシードリングを背負ってるな”…っていう感じです」
━━3年前の自分と今の自分、年齢を重ねたこと以外の違いは?
穂ノ利「3年前よりはプロレスがとても楽しく感じて、練習なども“毎日頑張ろう!”っていう、そこが変わりました。仕事に対しての考え方も、今までは“メンドくさいなぁ”って感じだったんですけど、今はとても楽しいです」
<セミファイナル SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship 30分1本勝負>
【王者組】笹村あやめ (2AW) & 青木いつ希 (ショーンキャプチャー)
vs.
【挑戦者組】刀羅ナツコ (STARDOM) & 琉悪夏 (STARDOM)
琉悪夏「シードリング初参戦…? ということで、他団体もスターダム、いや『H.A.T.E.』のことを求めちゃってんじゃないの!? ねぇ?(笑) 」
ナツコ「こんないろんな場所で引っぱりダコのウチらが、わざわざこのリングに上がる必要ってないわけよ。上がってやってんだよ。それでオマエらタッグベルト持ってんだろ? ベルト持ってんのに“スペシャルタッグマッチ”って。(試合タイトルに『~Year end BLAST!!~スペシャルタッグマッチ』と付けられていて)出てやってんのに“ベルト懸ける気ありません”みたいな、もったいぶってる感じ…ウチらが話題作ってやってんのにさ、これ1回きりで終わろうとしてんのかな?」
笹村&青木「……」
ナツコ「で、どうなの、そこんとこ?」
青木「言ってくれますねぇ!! 初めて会ったっていうのに…“初めて”ではないか」
ナツコ「初めてじゃねぇよ! 覚えてるからな」
青木「私も覚えてるよ、ナツコ! でもちょっと態度がスゲー悪くなってるけど、どうしたんだよ!? スペシャルタッグマッチ? それウチらも思ってたんだよな?」
笹村「そりゃそうだよ!」
青木「思ってるに決まってんじゃん! こんなカッコいいベルトあんのに懸けないってもったいないよね~っ!!? 私もそう思いま~~す!!…ということは私たちから言えることは!?」
笹村「タッグタイトルマッチ!!」
青木「やってやるぜ~~っ!!」
南月「わかりました。ビヨンド・ザ・シー・タッグチャンピオンシップとしてやらせて頂きます。急ですので、また調印などは改めて…」
ナツコ「調印なんてなくてもいいだろ。なぁ青木、笹村?」
青木「でも調印って必要なんじゃない!? 大事なことなんじゃない!?」
ナツコ「うるせぇなぁ。(青木の顔をつかんで)オメエのその口、ふさいでやるから」
青木「なんだと? そのピアス引っこ抜いてやろうか?」
ナツコ「楽しみにしてろよ?」
笹村「(青木に)我々は絶対にこのベルトを守ろう!」
青木「私たちシードリング所属ではございませんが、シードリングを守っていくという気持ちはね、タッグチャンピオンとしてしっかりありますんで! いきなりタッグの防衛戦になったとて、しっかり勝ちたいと思いますので! よろしくお願いします!」
<メインイベント SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship 30分1本勝負>
【王者】Sareee
vs.
【挑戦者】野崎渚
(※両者が着席して調印し、認定書を挟んで撮影)
野崎「10月にこのベルトに挑戦する時も、11月のSareeeとの前哨戦の時も言ったように、ラスエゴを最強にするために私は12月27日に闘うので。(認定書を指して)ここに書いてある通りね、“タイトルマッチ出場者としての名誉と誇りを担うとともに正々堂々と闘うこと”を誓って…ラスエゴの正義をもって私はこの気持ちを大事に、12月27日ベルト獲りたいと思います」
Sareee「2024年・女子プロ大賞を獲得しましたSareeeです。野崎さんと私はあんま知らない人が多いと思うんですけど、練習生の時にすごい野崎さんにはお世話になってて。10何年経って、こうしてベルトを懸けてメインイベントで闘える日が来るなんて、ホントになんか感慨深いなと思うところもあるんですけども…野崎さんと私の闘いのスタイルって全然違うなって思ってて。ラスエゴの正義とか言ってますけども、このシードリングが掲げるプロレスって魂の女子プロレス。このベルトは強さの象徴って言われてるベルトなので。ラスエゴの野崎さん、全然似合わないですよね? 私はこのシードリングのシングルチャンピオンとして魂の女子プロレス、強さの象徴をしっかり守り抜きたいと思ってます」
━━シングルでの対戦はSareeeのデビュー3戦目となる山形大会以来?
Sareee「いや、何年前かに1回やってますね。その時はドローだったので」
━━ノスタルジックな気持ちはある?
Sareee「懐かしいというか、私はホントに練習生の頃お世話になったというのがすごいあるので。メチャクチャ可愛がってもらったけど突然いなくなっちゃって、すごい寂しかったし…」
野崎「私は特にないというか、それこそホントSareeeが練習生の頃に一緒だったけど、もうそんな面影なんか1つもなく…言いたきゃねぇが立派なプロレスラーなので。あの時とは違うSareeeがここにいると思ってるから、別に懐かしさも何も感じないです」
━━裏投げに注意する?
野崎「そうですね、1度前哨戦でシードじゃない所ですが食らって、これはホントに危険だと思ったからこそ…相手の必殺技は食らわないに越したことはないので。新木場の時かな…? 言ったように、裏投げ完封し勝ちたいと思います」
■ SEAdLINNNG〜2024年最終戦〜
日時:2024年12月27日(金) 開場18:00/開始18:30
会場:東京・後楽園ホール
<メインイベント SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship 30分1本勝負>**
【王者】Sareee
vs.
【挑戦者】野崎渚
※第10代王者4度目の防衛戦。挑戦者が勝利した場合、第11代王者となる。
<セミファイナル SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship 30分1本勝負>**
【王者組】笹村あやめ (2AW) & 青木いつ希 (ショーンキャプチャー)
vs.
【挑戦者組】刀羅ナツコ (STARDOM) & 琉悪夏 (STARDOM)
※第14代王者組2度目の防衛戦。挑戦者組が勝利した場合、第15代王者組となる。
<第4試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>**
下田美馬 & 真琴 & VENY
vs.
堀田祐美子 (T-HEARTS) & 山下りな & ウナギ・サヤカ
<第3試合 花穂ノ利復帰戦 シングルマッチ 20分1本勝負>**
松本浩代
vs.
花穂ノ利
<第2試合 ハイスピード頂上決戦「H1グランプリ2024」時間差イリミネーションマッチ 7選手参加/30分勝ち残り戦>**
**参加選手**
– ラ・ピディータ
– カ・ケディータ
– ナ・ツディータ
– ラム会長 (666)
– Leon (PURE-J)
– マスクド・ホカクドウ (ショーンキャプチャー)
– SUGI
**ルール**
– ハイスピードルールに加え、以下のルールが採用されます。
– 選手登場順は入場時に発表(テーマ曲によって判明)。
– 1対1のシングルマッチからスタートし、60秒ごとに1人ずつ選手が追加される時間差入場形式。
– オーバー・ザ・トップロープ採用。
– 最後まで勝ち残った選手が勝者となる。
**※レフェリー:南月たいよう**
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>**
光芽ミリア
vs.
叶ミク (T-HEARTS)