[週刊ファイト12月19日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼里村明衣子DASH・チサコ沼底!3・19代々木8・24セビオアリーナ仙台
photo by 松橋隆樹 編集部編
・引退ロード里村明衣子と王者DASH・チサコが描いた「仙女とは何か?」
・橋本千紘、岩田美香、フォー!愛海と 次々に名乗り出る陰に里村の涙
・VENYレナ・クロス タッグ王座ボブボブモモバナナ岡優里佳&桃野美桜
・よさこいダンスチーム”一躍” 多人数乱れぬジャンプ跳躍が映えてます
・セミは優宇&橋本千紘バズソイヤー岩田美香&Sareeeというマッチメイク
・優勝バトルロイヤル高瀬みゆき’24功労者黒潮MICHIKOウナギ松本
・豪華8名参加の前にシングル2試合意図 愛海フォー!プレスZONES
・欠場中のシン・広田さくらご挨拶
・豪華8名参加の前にシングル2試合意図 愛海フォー!プレスZONES
・Evo女のChi ChiセンダイガールズワールドJr.初防衛YUNAから開始
■ 仙女 女子プロレスBIGSHOW in 仙台
日時:12月8日
会場:宮城・仙台サンプラザホール
引退ロード里村明衣子と王者DASH・チサコが描いた「仙女とは何か?」
<第6試合 株式会社ホットハウスpresents センダイガールズワールド選手権試合 30分1本勝負>
[王者]●DASH・チサコ
16分6秒 スコーピオライジング⇒片エビ固め
[挑戦者]○里村明衣子
※王者が初防衛に失敗。里村が第17代王者となる
プロレスはよく、絵画などの芸術作品に例えられることがあるが、このカードもまた、壮大な叙事詩を鑑賞しているかのようだった。ようやくワールドのベルトを巻いたDASH・チサコ、そして団体の創設者である里村明衣子が挑戦者。
これをじっくり堪能できた仙台サンプラザホールのお客さんは果報者に違いない。仙女が信じる「これが日本のJoshi Puroresu」という完成系の絵巻が展開されていく。
DASH・チサコという、過小評価されてきたレスラーの生き様が凝縮された闘いだった。日本のマット界は師走の声を聞くとタッグリーグ戦みたいな恒例があり、それが年間大賞選考の最後のダメ押しになるようなんだが、仙台の地で、至宝の女子シングル戦が行われたことは記録に残さねばなるまい。
引退のカウントダウンに入った里村明衣子のスコーピオライジングが決まった。プロレスの底なし沼に突き落とされた気分であった。
橋本千紘、岩田美香、フォー!愛海と 次々に名乗り出る陰に里村の涙
橋本千紘、岩田美香、フォー!愛海・・・と、次々に名乗り出る陰に里村の涙があった。仙女は3・19代々木、8・24セビオアリーナ仙台大会を発表する。女子プロレスの2024年、スターダムに対抗してマリーゴールドが旗揚げしたことが歴史に書かれるのだろうが、所帯の小さい、しかも地方団体の仙女が、もの凄い試合内容を連発していたことを指摘するのは専門媒体の使命であろう。
通称・仙女のセンダイガールスなんだが、中国語だと仙女とは女性の仙人のことである。里村明衣子とDASH・チサコが”仙女”に見えた『女子プロレスBIGSHOW in 仙台』なのであった。