(C)ACA
11月2日(現地時間)にチェチェン共和国グロズヌイで『ACA 181: Matevosyan vs. Gasanov』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
今大会のメインはライトヘビー級戦で、グリゴール・マテヴォシアン対エルマル・ガサノフが組まれた。共にACAを主戦場としているロシア人戦士で、下馬評ではマテヴォシアンが有利となっている。しかし、試合は、スタンドの攻防から金網への押し込みあいで、先にテイクダウンをしたのはガサノフ。その後も双方、打撃やテイクダウンを奪うシーソーゲームとなるも、ガサノフが有利のまま、5Rまでもつれ込み、判定でガサノフが勝利した。
コ・メインイベントでは、ACAを主戦場にするキリル・コルニロフが、元UFC戦士のカルロス・フェリペと対戦。まさに、地元勢対メジャー団体経験者の図式となり、試合はフェリペが前に出てスタンド打撃からテイクダウンを狙うが、コルニロフがカウンターで的確に打撃を当ててダメージを与える。そのまま判定となり、コルニロフが判定勝ちした。
■ ACA 181: Matevosyan vs. Gasanov
日時:2024年10月2日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクト・ペテルブルグ
<ライトヘビー級>
○エルマル・ガサノフ(ロシア)
判定
●グリゴール・マテヴォシアン(ロシア)
<ヘビー級>
○キリル・コルニロフ(ロシア)
判定
●カルロス・フェリペ(ブラジル)
<ミドル級>
○ニコラ・ディプチコフ(ブルガリア)
2分43秒 TKO
●ムラド・アブドゥラエフ(ロシア)
<ライト級>
○アウレル・ピルテア(ルーマニア)
判定
●パヴェル・ゴルデエフ(ロシア)
<フェザー級>
○アリムルダン・アブディカロフ(カザフスタン)
判定
●ミハイル・イゴロフ(ロシア)
<ウェルター級>
○アレクセイ・シュルケヴィッチ(ロシア)
判定
●エリアス・シウヴェイロ(ブラジル)
<フェザー級>
○トゥラル・ラギモフ(ロシア)
1R 4分58秒 サブミッション(腕ひしぎ十字固め)
●ニキータ・プリホドコ(ロシア)
<ミドル級>
○クリス・ハニーカット(米国)
判定
●ウラジミール・ヴァシリエフ(ロシア)
<ライトヘビー級>
○エフゲニー・エローヒン(ロシア)
1R 3分20秒 TKO
●アルテム・ドゥシェンコ(ロシア)
<ウェルター級>
○ジャクシリク・ミルザベコフ(キルギス)
1R 2分23秒 リアネイキッドチョーク
●リンカーン・エンリケ(ブラジル)