チェチェンACAクルバン・ガジエフ防衛&メフディ・バイドゥラエフ優勝

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 10月4日(現地時間)にチェチェン共和国グロズヌイで『ACA 180: Gadzhiev vs. Gaforov』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。

 今大会のメインはフライ級王座タイトルマット&トーナメント準決勝として王者クルバン・ガジエフがアザム・ガフォロフの挑戦を受けた。2023年から続いている全階級のトーナメントは王者も一選手として参戦する事になっており、王座戦とトーナメントが同時に行われる仕組みになっている。ガジエフは前戦でイムラン・ブクエフを僅差の判定で破り、新王者になっているので、初防衛戦でもあるが、下馬評は王者が圧倒している。試合は、前半、ガジエフがバックマウントを奪いパウンド連打で試合をリードするものの、後半はガフォロフもスタンド打撃で反撃。試合は、判定となり、王者ガジエフが判定勝ちとなり、王座防衛でトーナメント決勝進出となった。

 コメインイベントでは、同じくバンタム級トーナメント決勝戦、マゴメド・ビブラトフ対メフディ・バイドゥラエフが行われた。このバンタム級の王者はオレグ・ボリソフだが、ボリソフは一回戦勝利後、怪我でトーナメントを欠場となっている。ただ、負けた訳ではないので王者のままで、このトーナメント優勝者と防衛戦を行う事になる。下馬評は、ほぼ拮抗している。試合は、バイドゥラエフがグランドでバックを奪い圧倒、そのままチョークを極めて一本勝ち。バイドゥラエフがトーナメント優勝者としてベルトが渡された。

■ ACA 180: Gadzhiev vs. Gaforov
日時:2024年10月4日(現地時間)
会場:ロシア連邦チェチェン共和国グロズヌイ

<フライ級王座タイトルマッチ&トーナメント準決勝>
○クルバン・ガジエフ(ロシア/王者)
 判定
●アザム・ガフォロフ(タジキスタン/挑戦者)

<バンタム級トーナメント決勝>
○メフディ・バイドゥラエフ(ロシア)
 1R 3分26秒 リアネイキッドチョーク
●マゴメド・ビブラトフ(ロシア)

<フェザー級>
○アブドル=ラフマン・ドゥダエフ(ロシア)
 2R 2分44秒 TKO
●ダニエル・オリヴェイラ(ブラジル)

<ウェルター級>
○ムハメッド・ココフ(ロシア)
 判定
●デイブ・ラモス(ブラジル)

<ライトヘビー級>
○スリム・バタロフ(ロシア)
 判定
●ルスラン・ガバラエフ(ロシア)

<ライト級>
○エルデソン・バティスタ(ブラジル)
 3R 4分09秒 リアネイキッドチョーク
●アレクサンダー・マトムラトフ(ロシア)