Ray自主興行10・8新宿でプロレスラーと一般参加者が肉体美を競い合うコンテスト開催!

 7月29日(水)午後2時より都内・渋谷区のパーソナルトレーナーズジム『ミッドブレス初台』で、10・8新宿FACEでの自主興行を控えるRayが記者会見。同大会内で、男女プロレスラーと一般の方が同じリングに立って勝負する“肉体美コンテスト”を開催することになった。
「私の自主興行は今まで日曜開催が多くて、ファミリー向けのチケット価格設定も多かったんですけど、今回は午後6時半スタートの夜の興行ということで、ちょっとアダルトな興行にしたいなと思いまして、色々たくらんでみました」とRay。

 Rayは5月31日(日)、フィットネスコンテスト団体である一般社団法人NPCJが都内・吉祥寺の武蔵野公会堂で開催したボディビル大会で、女性が一番憧れる肉体を披露する『ウィメンズアスリートモデル』部門で準優勝している。3位はコマンド・ボリショイ、4位は里村明衣子だった。3選手とも優勝者とボディでは遜色なかったが、優勝したのはポーズの長けていた、フィットネスクラブ勤務の女性だった。

 そこで今回の自主興行で、そういった試みをしてみようかなと考えたRayは、「試合前にボディビルの大会をやらせていただくことにしました。でもボディビル大会と呼ぶと堅苦しくなるので、Ray自主興行内の『ベストフィットネス』と呼ぶことにします。内容は、水着を着た時にキレイな姿だったりとか、そういったもので、“ムキムキマッチョ”とかではなく肉体美を見せていただく、という基準になっています」

 NPCJのようなフィットネス団体とプロレス大会がコラボして、こういったコンテストを開催するのは初めて。当日会場で試合をするプロレスラーの中からは、RayのほかLeon、志田光、リッキー・フジ、ゼウス、The Bodyguard、がばいさくらばあちゃんのエントリーが決定。またプロレスの試合は当日しないが花月も、このコンテストには出場する。また、“襲撃エンジェル”風間ルミさんも悩んだ末、出場を決めたという。

 NPCJの大会実行委員長でもある堺部元行(さかべもとゆき)理事(写真・左)は、ミッドブレスの代表でもある人物。堺部理事が『ベストフィットネス』のコンセプトを、具体的に説明してくれた。
「5月に吉祥寺でおこなわれた大会「ブレイスオープン」にRayさんも出場していただき、そこで準優勝したのがキッカケで、当ミッドブレスでRayさんは連日トレーニングをされています。で、体が変わって『プロレスに対する取り組み方も大きく変わった』と言われるようになり、今回ご相談を受けました。そこで、日頃鍛えられているプロレスラーの肉体と共に、一般の方々が一緒にリングに上がりコンテストをするという主旨に賛同しました。そこでプロフェッショナルの審査員をキチンと入れ、日頃の鍛錬の結果を見るようなコンテストになるよう、サポートします。体を鍛えることの大切さをアピールしながら、Rayさんの自主興行も成功するよう、広くPRしていきます。皆さんが楽しんで体作りをするキッカケになれば。また、キチンとした形でフィットネスを世の中に啓蒙していきたいというRayさんのお考えもございますので。我々も正しいフィットネスを世の中に啓蒙していくために、賛同させていただきます」

 またNPCJの白石健吾副会長は、「私どもの団体は、ボディビルの人達の色が強かったりするものですから、一般の方に気軽に参加してもらったり、そんなに一所懸命トレーニングしていない方も、これを機会に健康増進という形で、それを一つの目標としてコンテストに出場していただければと。こういう形でRayさんに協力させていただいて、プッシュさせていただければなと思っております」

 また、会見に姿を見せた風間ルミは、「今回Ray選手からお話を受けてまして。1カ月以上前ぐらいから、お話は来ていたんですけど。現役を退いて12年とかになりますので、私的にはちょっと無理なんじゃないかなってことで(笑)。プロレス入門の時スカウトされて、どうするかっていう時ぐらい、今回は悩みました。で、実際決めたのはおとといなんですけど。やっぱりRay選手の本気と、私も食育インストラクターとして、健康寿命ということにずっとたずさわっていこうとしてますので。で、食育の中にメタボというものもあるので。そういった意味では私自身がやせなきゃいけないっていうことは、課題としてあったんですけれど(笑)。期日が決まってる、10月8日まであと2カ月ちょっとっていう期間の中で、どうなんだろうと。それから風間ルミとして、この舞台がリングであるということに対して、私はすごく抵抗があって。私の中でリングってすごく大切なものであるし、失敗したら風間ルミの名前を消さなきゃいけないな、ぐらいの覚悟があるので。ただおとといRayと話した時にも、Rayが一所懸命、私にオファーをしてきてくれる中で、その“本気”に負けたっていうのと、あと、話してる中で断り続けてるのを、自分で逃げてるように感じたので。“チャレンジャー”風間ルミとしては、これは元プロレスラーとして受けるべきチャレンジであるだろうと思って。色んなチャレンジャーとして、色んな挑戦を受けて来たんですけど、ここでこのRayのチャレンジを否定しちゃダメだなと思って。真剣に、本気で頑張ろうと思って、決意させていただきました。でも別に私“ガチムチ”になろうと思ってないので。女らしい体で」

 風間はビキニ姿になるかならないかは微妙なようで、でも優勝の自信は?と聞かれると「試合前に負けると思って出るいですからね(笑)」。Rayは優勝の自信は「あります。頑張ります」と答えた。「前回、準優勝だったっていうこともあって、やっぱり優勝したいというのが一番の今の目標です」
 11月15日(日)には都内・有楽町のよみうりホールで、NPCJの全日本大会が開催されるが、これにもRayは参加を希望している。キチンと肉体を調整して出場する決意だ。

 なお、『ベストフィットネス』出場者の格好は、男性はサーフパンツの水着。女性は、プロレスラーはオリジナルの特別なコスチューム等で、一般の方はセパレートの水着、フリル付きのものでも可。“女性が憧れる女性”が選ばれる。
 筋肉至上主義では選考されないので、男性の場合、体があまりにも迫力がありすぎると、評価が下がるかも。水着の色、髪型も含めた、女性であればメイクも含めた、全体的に美しいボディの男女を選ぶ。単純に言えば、ビーチで一番カッコいい、誰もが憧れるようなスタイルの人が、上位に選ばれるということだ。

 Rayは5月の大会の時もデザイナーと相談して、色やデザインを何度も変えながら作られた特別なコスチュームを作ったが、今度も新たなデザインにトライするというので、それを見るのも当日の楽しみになる。
 審査はNPCJの公式審査員数名ほか、Ray自主興行関係者から2名ぐらい。NPCJの大会に出ているボディビルダーにも出場への打診はされる予定で、レベルの高い大会になりそうだ。

 とにかく、プロレスラーと一緒にリングに立つ機会はなかなかない。自信のある男性はゼウス、The Bodyguardらと一緒に出てみては?
 カテゴリーは男性部門と女性部門の2つ。男女別に一人ずつコールされ、リングに登場し、4方向に向かって4種類のポーズを取ってもらう。優勝賞品は3位まで。プロレスラーと一般の方とは区別しない。下位でも頑張った人はチョイスして表彰される。

『ベストフィットネス』は 自主興行当日の午後6時30分からスタート。試合は7時15分頃から開始予定。
 10月8日(木)午後6時30分~、東京・新宿FACEで開催される「Ray12周年自主興行~戦場に咲く1輪の華~」。
 現時点でプロレスの試合に出場が決まっている選手は、Ray、コマンド・ボリショイ、Leon、中島安里紗、志田光、リッキー・フジ、ゼウス、The Bodyguard、がばいじいちゃん、がばいさくらばあちゃん、ほか。

Rayが10・8新宿で12周年自主興行~戦場に咲く1輪の華~
【チケット料金】
最前列席、カウンター席 10000円(当日限定Tシャツ、大会パンフレット、ポスター付き)
特別リングサイド席 7000円
リングサイド席  5000円
自由席   3000円

 なお『ベストフィットネス』の一般公募は、9月8日(火)が締め切り。エントリー資格は、同大会の5000円以上のチケット購入者。年齢制限なし。写真選考等もなし。人数制限も特に設けていないので、どなたでも参加できる。チケット先行予約ともども、連絡は以下のアドレスまで。

info.viva.ray@gmail.com

(写真・文/安西伸一)