ポーランドKSWミドル級キックから転向ラドスワフ・パクシュスキKO勝

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 9月14日(現地時間)にポーランド共和国ルビンで『KSW 98: Paczuski vs. Zerhouni』が開催された。
 KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。

 今大会のメインは、ミドル級戦で、ラドスワフ・パクシュスキ対ライド・ゼルフーニが行われた。パクシュスキはキックボクシング王者としてMMA転向後、ACAを経て、現在はKSWを主戦場にしている。対するゼルフーニはフランスのMMA戦士でベラトールやUAEウォリアーズにも参戦しており、下馬評は拮抗している。しかし、試合はなんと秒殺KOでパクシュスキが勝利。スタンドでの激しい打撃戦を制したパクシュスキが、ゼルフーニからダウンを奪い追撃のパウンドをレフェリーがストップ。元キックボクサーらしい、打撃での強さを見せつけた。

 セミファイナルはライトヘビー級戦で、マルチン・ヴジョウィック対ダミアン・ピウォヴァルチクのポーランド人同士の対決となった。試合は、PFL参戦経験もあるヴジョウィックがチョークを極めて一本勝ちとなった。

■ KSW 98: Paczuski vs. Zerhouni
日時:2024年9月14日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ルビン

<ミドル級>
○ラドスワフ・パクシュスキ(ポーランド)
 1R 1分01秒 TKO
●ライド・ゼルフーニ(フランス)

<ライトヘビー級>
○マルチン・ヴジョウィック(ポーランド)
 1R 2分46秒 リアネイキッドチョーク
●ダミアン・ピウォヴァルチク(ポーランド)

<ライトヘビー級>
○バルトシュ・レシュコ(ポーランド)
 判定
●ドミニク・ハンバーガー(チェコ)

<ライトヘビー級>
○ダヴィド・カスペルスキ(ポーランド)
 判定
●クリシュトフ・グウォバツキ(ポーランド)

<ウェルター級>
○アルトゥール・シュチェパニャク(ポーランド)
 1R 1分40秒 ブラボーチョーク
●クリスティアン・カシュボフスキ(ポーランド)

<バンタム級>
○ズリコ・ジョジュア(ジョージア)
 判定
●ウェルレソン・マルティンス(ブラジル)

<キャッチウェイト (176 lbs)>
○ダニエル・スキビンスキ(ポーランド)
 判定
●レオナルド・ダミアニ(イタリア)