仏WUW(世界地下プロレス)司令オーストリア5選手IMPACT.51新宿

 WUW(世界地下プロレス)フランス本部の司令により新宿歌舞伎町の地下闘技場にオーストリア人選手5名、アメリカ人選手1名と、まさに欧州格闘紀行にふさわしいメンバーが集結した。リングの外でも外国人客が観戦に来場。まさにインターナショナルな空間となった。

■ IMPACT.51〜欧州格闘紀行〜
日時:9月1日 18時開場/18時半開始
会場:BAR&FIGHT地下闘技場
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2丁目14−12 光凛ビル B1F

<第7試合 ネパール無差別級タッグ選手権 1/無制限>
○[王者組]舞牙 田馬場貴裕
 17分16秒 ストレッチプラム
●[挑戦者組]酒井博生 アンデッド
※王者組・舞牙&田馬場が防衛に成功


 最終試合6試合連続出場の田馬場が舞牙と保持するネパール無差別級タッグ選手権防衛戦に挑む。酒井博生が“屍息子”アンデッドとタッグを結成。6連戦目の疲れの出た田馬場が攻め込まれるが、酒井の蹴り足を捕まえてドラゴン・スクリューから舞牙へタッチ。舞牙がパワーボムで酒井を戦闘不能にすると、アンデッドとエルボー合戦。打点の高いドロップキックを放つアンデッドにアッパーブローからトラースキックを打ち込む舞牙。倒れたアンデッドをストレッチプラムに捕獲するとアンデッドはまるで屍のように脱力しタップアウト。舞牙、田馬場組がネパール無差別級タッグ選手権防衛に成功した。

 試合後、舞牙より「このベルトを賭けてまた組んで戦うのもいいけどよ、田馬場よ、そろそろシングルやろうぜ」とマイクに対し田馬場は「宜しくお願い致します。バッチバチにお願いします」と、ガッチリ両者握手を交わしシングル対決を誓った。


 第6試合終了後、梅沢の額から流れ出た血で汚れたリング清掃からArisisのLIVE。血生臭い戦いから一転して明るいテンポある曲に観客も楽しんだ。

<第6試合 6人タッグマッチ 3/無制限>
○梅沢菊次郎&ウムングス・タトゥーデーモン&シックバブルガム(2-1)田馬場貴裕安藤雅生&HⅡ●
①◯梅沢(11分46秒 胴絞めスリーパーホールド)田馬場●
②◯田馬場(7分1秒 胴絞めスリーパーホールド)バブルガム●
③◯ウムングス(7分57秒 変形STF)HⅡ●


 3本勝負で行われたこの試合。会場人気ナンバーワンだったWUWオーストリア総帥ウムングスが登場すると観客は大歓喜。ラフ殺法も交えたテクニックで田馬場と安藤を手玉に取る。梅沢がヘッドバットからスリーパーで田馬場からタップアウト勝利。2本目はバブルガムの巨大なケツに押しつぶされた田馬場がバブルガムへローキック連打で倒すとスリーパーで勝利。3本目安藤と梅沢の打撃合戦、意地の張り合いの中額から流血した梅沢にHⅡは肘鉄から噛みつきとラフにはラフで返す。混沌とするリング内外だが、ウムングスが変型STFでHⅡを仕留め、梅沢、バブルガム、ウムングスが2−1 で勝利した。

<第5試合 タッグマッチ 1/無制限>
○雫有希 田馬場貴裕
 11分44秒 腕ひしぎ逆十字固め
ビノルト・リーチ ●エクスドリーム


 田馬場が開始とともにビノルトへショルダータックルで吹っ飛ばし、蹴りからスリーパーで捕獲も連戦のダメージもあるのかビノルトとエクスドリームに捕まる展開。雫とエクスドリームがラリアット合戦からエクスドリームが打ち勝つが、雫は負けじと立ち上がる。更に追い打ちをかけたラリアットを避けて“尼レス女王蜂”の異名通り豪快な飛行機投げから腕ひしぎ逆十字で雫が勝利。

<第4試合 6人タッグマッチ 1/無制限>
○佐野直 スーパークラフターU スーパーエクストリームマシーン
 12分10秒 スピニングトーホールド
サンダー・サマーズ ●田馬場貴裕 HⅡ

 エクストリームマシーンが田馬場を打撃で攻めると、サンダーとクラフターが寝技の展開、佐野がHⅡへスイングDDT。そして立ち上がらせてアメリカンパンチから先日の川崎伝説(富士通スタジアム大会)でのドリー・ファンク・ジュニアを彷彿させるスピニング・トーホールドで佐野がHⅡから勝利。

<第3試合 タッグマッチ 1/無制限>
○安藤雅生 マッチョ・マイケルズ
 9分52秒 足首固め
田馬場貴裕 ●酒井博生

 酒井が蹴りで安藤を蹴り倒しSTFで捕獲し勝利目前にしてマッチョが助けに入る。田馬場とマッチョが場外戦の中酒井の蹴りをキャッチした安藤が重いみちのくドライバー、更に足首を固めて勝利。タップ後になかなか離さない安藤に田馬場が激怒し、あわや乱闘となった。

<第2試合 1/無制限>
○シックバブルガム
 4分50秒 逆エビ固め
●HⅡ

 巨体のシックバブルガムに対しHⅡが関節技や蹴りで対抗するものの、バブルガムが重いチョップやハンマーパンチを落とす。最後は逆エビに捉えてバブルガムが勝利。

<第1試合 1/無制限>
○サンダー・サマーズ
 6分42秒 テキサスクローバーホールド
●田馬場貴裕

 田馬場の蹴りが轟く地下闘技場。田馬場が足関節を狙ったところをカウンターのテキサスクローバーホールドに捉え、田馬場の腰から背中をエグい角度へ搾り上げサンダー・サマーズが会心の勝利を挙げた。

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