セム・カセレスKO勝ちメイン締めるベルギー王国開催Glory 94

(C)GLORY

 8月31日(現地時間)にベルギー王国アントウェルペンで「Glory 94」が開催された。
 グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
 メインイベントは爆発的なフィニッシュを約束し、その通りになった。若きセム・カセレス(17勝1敗、14KO)は、第1ラウンドでステファン・ラテスク(17勝4敗、8KO)をボディショットで倒し、今年のGLORYで2連続ノックアウト勝利を記録した。
 セミメインイベントでは、いつもエキサイティングなベルジャン・ペポシ(30勝4敗、16KO)が、ジェットコースターのような3ラウンドの末にアユーブ・ブーラス(14勝2敗、4KO)を破り、もう1人の「年間最優秀試合」候補となった。
 イタリアのアンジェロ・ヴォルペ(39勝5敗、12KO)が、ムエタイの国際的スーパースター、ユセフ・ブガネム(188勝44敗8引き分け、120KO)に当然の判定勝利を収め、この夜の番狂わせを演じた。
 元ミドル級タイトル候補のセルカン・オズカグラヤン(46勝10敗、36KO)は、勇敢な地元の英雄ジェンテ・ンナマディム(21勝6敗、11KO)を最初から最後まで圧倒し、勝利を収めた。

■ Glory 94
日時:2024年8月31日(現地時間)
会場:ベルギー王国アントウェルペン

<ライトヘビー級 3分3R>
○セム・カセレス(トルコ)
 1R 2分08秒 KO
●ステファン・ラテスク(ルーマニア)

<フェザー級>
○ベルジャン・ペポシ(アルバニア)
 判定
●アユーブ・ブーラス

<キャッチウェイト(-72kg)3分3R>
○アンジェロ・ヴォルペ(イタリア)
 判定
●ユセフ・ブガネム(ベルギー/モロッコ)

<ミドル級>
○セルカン・オズカグライヤン(トルコ)
 判定
●ジェンテ・ンナマディム(ベルギー)

<ヘビー級>
○ニコ・ホルタ(カーボベルデ)
 判定
●ソフィアン・ラドウーニ(フランス)

<ウェルター級>
○ジェイ・オーバーメール(オランダ)
 2R 1分18秒 KO
●イスマイル・ウズグニ(モロッコ)

<ライトヘビー級>
○モリー・クロマ(ギニア)
 2R 2分59秒 KO
●モハメド・アミン(モロッコ)

<キャッチウェイト(-73kg)>
○ユネス・スマイリ(モロッコ)
 判定
●ジェームズ・コンデ(フランス)

<ウェルター級>
○アンワル・オウルデ・チャイブ(モロッコ)
 判定
●セドリック・トゥシュ(フランス)

<フェザー級>
○アンドレ・サントス(ポルトガル)
 2R 1分59秒 KO
●アダム・エル・ハムーチ(モロッコ)

<ミドル級>
○カリム・タケット(ベルギー)
 1R 1分35秒 TKO
●ラフマニ・マダニ(ベルギー)

<キャッチウェイト(-72kg)>
○ユーセフ・エル・ハジ(モロッコ)
 3R 2分38秒 TKO
●アルマン・ハンバリアン(アルメニア)

<ウェルター級>
○イスマイル・アヤディ(ベルギー)
 2R 2分45秒 TKO
●アブデラ・ウーサイード(フランス)