[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト9月5日号]収録
▼ONE FF日本グラップリング&ムエタイ2勝1敗ミャンマーラウェイ
(c) ONE Championship by 紅闘志也&編集部編
・Friday Fights76 日本vs.ミャンマー2ムエタイ戦
・複数王座実績・日本選手vs.ラウェイトーナメント王者+在タイ選手
・政情から大会数減少のミャンマーより最多となる5選手出場
・すでにムエタイ主戦の在タイ 2ミャンマー選手とは？
・日本にも関わりある元ラウェイ王者の弟選手明暗
・渡慶次幸平はラウェイ王者と記されるが、正確には・・・
・ラウェイトーナメント王者vs.ムエタイ好試合ボーナス
8月23日（金）タイ・バンコクのルンピニースタジアムで定期開催の『ONEルンピニー/フライデーファイツ76』。メインイベントのプンルアン・バーンレンバー（ONE6勝3KO1敗）vs.サミンダン・ルクスアン（ONE4勝2KO1敗）の本戦契約を狙うタイ選手同士の対戦は、プンルアンが3-0のユナニマス判定勝利。
日本から参戦の3選手、サブミッション・グラップリング戦の世羅智茂は、三角絞めによるタップアウトで1本勝。オープンフィンガーグローブの3Rムエタイ戦出場した高園麗斗/REITO BRAVELYは、2023年ラウェイ勝ち抜き戦63.5㎏優勝のエー・ミウに逆転KO敗け（トップ写真）、平井将歳/MASA BRAVELYは、ムエタイ主戦のミャンマー選手にKO勝で2勝1敗の戦績となった。
日本大会でも活躍したラウェイ王者の弟選手明暗
ラウェイ低迷で試合の機会が減ったミャンマーからONE初参戦のスイ・リン・テートとエー・ミウの、昨年のラウェイトーナメント王者は勝利。ONE1勝1KOで日本ILFJラウェイ大会でも活躍したトゥン・ルイン・モーの弟タン・ジンは、コーメインでタイ選手にKO勝。元ラウェイ王者トゥン・トゥン・ミンの従弟で弟分としてタイに拠点を移し、ムエタイ・ONE参戦中（4勝1KO2敗）のスライマン・ルクスアン/トゥン・ミン・アウンとサ・ソー・ティハはKO敗けとなった。
パフォーマンスボーナス35万บาตร-バーツ（約1万米ドル、約149万円）を獲得した上段左手から第8試合ガンチャイ・ジットムアンノン（タイ）vs.スイ・リン・テート（ミャンマー）の両選手、第7試合ペットチャトリット・TNダイヤモンドホーム（タイ）下段左手から第5試合エー・ミウ(ミャンマー）第4試合平井将歳/MASA BRAVELY（日本）第3試合コーパイ・ソー・インチャロンガンチャン（タイ）の6選手
階級
ヘビー級：102.2〜120.2㎏/225-265lbs
ライトヘビー級：93.1〜102.1㎏/205-225lbs
ミドル級：84.0〜93.0㎏/185-205lbs
ウエルター級：77.2〜83.9㎏/170-185lbs
ライト級：70.4〜77.1㎏/155-170lbs
フェザー級：65.9〜70.3㎏/145-155lbs
バンタム級：61.3〜65.8㎏/135-145lbs
フライ級：56.8〜61.2㎏/125-135lbs
ストロー級：52.3〜56.7㎏/115-125lbs
アトム級：47.7〜52.2㎏/105-115lbs
■ ONE Lumpinee/Friday Fights 76
日時:2024年8月23日(金)19:30（ICT)/21:30（JST）
会場:タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
主催:ONE Championship
配信:U-NEXT 21:15 配信開始 / 21:30 開演 https://video.unext.jp/freeword?query=ONE+Friday+Fights+76&lc=LIV0000006070 9月22日 23:59まで視聴可
その他の国・地域での観戦方法はこちらのページで確認できる。
＜メインイベント第12試合 ONEムエタイ フライ級 3分3＞
○プンルアン・バーンレンバー（タイ）
判定3-0
●サミンダン・ルクスアン（タイ）
＜第11試合 ONEムエタイ 136ポンド（61.69㎏）契約 3分3＞
●タイ・ソー・チョー・ピャッウータイ（タイ）ONE2戦2敗1KO
1RKO 1分14秒 ※左フック
○タン・ジン（ミャンマー/Taw Win Ayeyar Club）သန့်ဇင်-Thant Zin ONE1戦1勝（1KO）
・2023 SKY NET シューアウンラン・トーナメント60㎏優勝
3月29日「ONE FF 57」では計量後の体調不良の為、欠場となったタン・ジンは、開始早々スパートをかけフック系パンチからの右ロ―キックを効かせ、ダウンを先取、立ち上がったがダメージの残るタイをパンチ連打で仕留めた。
＜第10試合 ONEムエタイ 126ポンド（57.15㎏）契約 3分3＞
○カイムッカオ・ワンコンオームMBK（タイ）
判定3-0
●ペットガオラン・シンハ・マウイン（タイ）
＜第9試合 ONEムエタイ 122ポンド（55.34㎏） 3分3＞
●ペットパタヤ・シルクムエタイ（タイ）
判定0-3
○Mr.ゲン・バンサン・ファイトクラブ（タイ）
＜第8試合 ONEムエタイ ストロー級 3分3＞
●ガンチャイ・ジットムアンノン（タイ）※ONE1勝1KO1敗
判定0-2
○スイ・リン・テート（ミャンマー/Daw Na Taung Chay）သွေးလင်းထက်-Thway Lin Htet ※ONEデビュー戦
・2023 SKY NET シューアウンラン・トーナメント57㎏優勝
1Rガンチャイの左ミドルに右ストレートをカウンターで合わせてダウンを先取したスイ・リン・テートは、逆転を狙うガンチャイとの打撃戦を展開。ダウンポイントを死守して判定勝をおさめた。好試合の両選手に約149万円のパフォーマンスボーナスがおくられた
＜第7試合 ONEムエタイ 118ポンド（53.52㎏）契約 3分3＞
●ペッタスーア・シーオパール（タイ）
1RKO 2分44秒
○ペットチャトリット・TNダイヤモンドホーム（タイ）
＜第6試合 ONEムエタイ フライ級 3分3＞
○ドゥアンソムポン・ジットムアンノン（タイ）
判定2-1
●ジョアキン・オラギ（アルジェリア / フランス）
＜第5試合 ONEムエタイ 140ポンド（63.5㎏）契約 3分3＞
○エー・ミウ(ミャンマー/Top Lethwei Academy)-အဲမွ—Eh Mwi ※ONEデビュー戦
・2022年Sky Netシューアウンラントーナメント63.5kg優勝
・2023 CAMBODIA 32nd SEA GAMES クン・クメール63.5㎏ベスト4
2RKO 2分18秒
●高園麗斗/REITO BRAVELY（日本/BRAVELY GYM）※ONEデビュー戦
・M-1世界スーパーライト級王者
・元M-1 JAPAN ライト級王者
・元KOSスーパーフェザー級王者
サウスポー同士の両選手、打たれても前にでるエー・ミウにタカゾノはカウンターの左ストレートでダウンを先取するが、ラウェイで闘い抜いたタフなエー・ミウは、怯まず前進して左ストレートをヒットさせていき、2R打たれても前進を止めないエー・ミウは、左ストレートで2度のダウンを奪いレフェリーが試合をストップ。エー・ミウがラウェイらしい逆転KO勝利を飾った。
＜第4試合 ONEムエタイ 117ポンド（53.07㎏）契約 3分3＞
●サ・ソー・ティハ（ミャンマーFamily Muay Thai)စစိုးသီဟ-Sa Soe Thiha/ソー・サン・ミャ―စောစံမြ-Saw San Myaのリングネーム有 ※ONEデビュー戦
2RKO 1分24秒Saw Sanmya
○平井将歳/MASA BRAVELY（日本/BRAVELY GYM）※ONE1敗
・元M-1 JAPANバンタム級王者
・元WMC日本スーパーフライ級王者
・スックワンキントーン・スーパーフライ級王者
・M-1 世界バンタム級王者
・WPMFインターナショナル・スーパーフライ級王者
日本のムエタイ系ベルト5回獲得している平井は、タイでムエタイをメインに戦績を重ねるサ・ソー・ティハの攻撃にも自分の距離を保ち、2R右ストレートに左ミドルキックをあわせて、悶絶させるKO勝でONE2戦目で初勝利を飾った。
＜第3試合 ONEムエタイ 133ポンド（60.33㎏）契約 3分3＞
○コーパイ・ソー・インチャロンガンチャン（タイ）※ONEデビュー戦
2RKO 16秒
●スライマン・ルクスアン／トゥン・ミン・ナイン（ミャンマー）Sulaiman Looksuan ／ထွန်းမင်းနိုင်-Tun Min Naing ONE6戦4勝(2KO)2敗
＜第2試合 MMA 128ポンド（58.06㎏）契約 5分3R＞
○ファン・バン・ナム（ベトナム）
2RTKO 3分53秒
●エストラーダ・ドンガス（フィリピン）
＜第1試合 ONEサブミッション・グラップリング ライト級 10分1R＞
●マゴメット・マティエフ（ロシア）※ONEデビュー戦
1RSUB 3分06秒 ※三角絞め
○世羅智茂（日本/CARPE DIEM) ※ONEデビュー戦
今大会ミャンマーから最多の5選手が参戦したが、タイに拠点を置きムエタイをメインに参戦している2選手もいたので、実質ミャンマーラウェイからの参戦は3選手だった。