ONE FFソー・リン・ウー&ナビル・アナンKO勝で本戦契約!日本3選手

(C)ONE Championship
 7月5日(金)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで『ONEルンピニー/フライデーファイツ69』が開催された。
 メインは元ルンピニースタジアム認定ライト級&スーパーライト級の2階級制覇王者クラップダム(タイ)が、長身(192㎝)の上昇選手ナビル・アナン(タイ)に膝蹴りによるKO敗。第6試合では、ラウェイ70kg近位トップのソー・リン・ウー(ミャンマー)が、2020年1月ラウェイで対戦(ソー・リン・ウーがダウンを奪うもKOできず、時間切れ引分)経験のある元ルンピニー王者のポンシリ・PK・セーンチャイ(タイ)を2R右アッパーでKOしてONE3戦3勝3KO。両選手はONEと10万USD(1,600万円)の本戦契約選手となった。ONEタイ大会から本戦契約となったミャンマー選手はソー・リン・ウーがはじめてとなる。(トップ写真)

 日本から参戦の大田一航と青柳克明はKO勝でパフォーマンスボーナスを獲得、町田真美は判定敗けとなった。

パフォーマンスボーナス35万บาตร-バーツ(約9千600米ドル、約154万円)を獲得した上段左から第1試合青柳克明(日本)第12試合ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)第3試合アバズベク・ホルミルザエフ(ウズベキスタン)下段左から第4試合大田一航(日本)第6試合ソー・リン・ウー(ミャンマー)第8試合サンデー・ブーンデクシアン(タイ)第9試合マイサンカン・ソー・インジョルンガンチャン(タイ)の7選手

階級
ヘビー級:102.2〜120.2㎏/225-265lbs
ライトヘビー級:93.1〜102.1㎏/205-225lbs
ミドル級:84.0〜93.0㎏/185-205lbs
ウエルター級:77.2〜83.9㎏/170-185lbs
ライト級:70.4〜77.1㎏/155-170lbs
フェザー級:65.9〜70.3㎏/145-155lbs
バンタム級:61.3〜65.8㎏/135-145lbs
フライ級:56.8〜61.2㎏/125-135lbs
ストロー級:52.3〜56.7㎏/115-125lbs
アトム級:47.7〜52.2㎏/105-115lbs

■ ONE Lumpinee/Friday Fights 69
日時:2024年7月5日(金)19:30(ICT)/21:30(JST)
会場:タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
主催:ONE Championship
配信:U-NEXT https://video.unext.jp/freeword?query=ONE+Friday+Fights+69&lc=LIV0000005930 〜7月27日 23:59まで視聴可
その他の国・地域での観戦方法はこちらのページで確認できる。

<メインイベント第12試合 ONEムエタイ バンタム級 3分5R>
●クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)※ONE6勝4KO4敗1無効試合
 2RKO 2分54秒 ※右ヒザ蹴り
○ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)※ONE2勝1KO1敗

クラップダムのパンチ、肘を被弾する場面もあったが、長身を利した首相撲、膝、肘で打ち勝ちKO勝利

<第11試合 ONEムエタイ 150ポンド(68.04㎏)契約 3分3R>
○ノンタチャイ・ジットムアンノン(タイ)
 判定3-0
●アレッシオ・マラテスタ(イタリア)

<第10試合 ONEムエタイ 140ポンド(63.5㎏)契約 3分3R>
○ブアキャオ・ポー・パオイン(タイ)
 判定3-0
●ラクサヤム・ソー・ブンミーリット(タイ)

<第9試合 ONEムエタイ 120ポンド(54.43㎏)契約 3分3R>
○マイサンカン・ソー・インジョルンガンチャン(タイ)
 1RKO 1分53秒
●ペッサンスック・チョット・バンセーン(タイ)

<第8試合 ONEムエタイ 118ポンド(53.52㎏)契約 3分3R>
○サンデー・ブーンデクシアン(タイ)
 2RTKO 1分01秒
●チューサップ・ソー・サラッチープ(タイ)

<第7試合 ONEムエタイ 120ポンド(54.43㎏)契約 3分3R>
○ムンゴン・ブーンデクシアン(タイ)
 判定3-0
●カンレック・ソー・チョーミーチャイ(タイ)

<第6試合 ONEムエタイ 149.2ポンド(67.68㎏)契約 3分3R>
●ポンシリ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)※ONE9戦4勝5敗、日本戦績1勝2敗
・オムノーイスタジアムウェルター級王者
・WPMF世界スーパーウェルター級王者
・7チャンネルウェルター級王者
・ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者
・ルンピニースタジアム認定フライ級王者
 2RKO 29秒 ※右アッパー
○ソー・リン・ウー(ミャンマー)※ILFJ日本大会1勝1分、ONE2戦2勝2KO
・2010年ゴールデンベルト60㎏王者
・2010年ロイヤルクラブ・チャレンジファイト王者(ベルト)
・2010年ダゴン旗王者(セカンドクラス)
・2011年ダゴン旗王者(スペシャル)
・2018年最多KO賞 (トロフィー)
・2019年最高選手
・ラウェイ69kg級世界王者
戦績(把握範囲)
125戦71勝(68KO)3敗51引分

序盤ポンシリのローとハイキックがよくヒットするが、ダウンしてのKO敗が1度もないタフなソー・リン・ウーは前進して打ち合う。2R接近しての打撃戦で、右アッパーをヒットさせKO勝でONE3連勝3KO

<第5試合 ONEムエタイ 126ポンド(57.15kg)契約 3分3R>
○エルブルース・オスマノフ(ロシア)
 判定3-0
●ミャオ・アオチー(中国)

<第4試合 ONEムエタイ 122ポンド(55.34kg)契約 3分3R>
●BM・フェアテックス(タイ)※ONE1勝1敗
 2RKO 1分48秒 ※右ストレート
○大田一航(日本/新興ムエタイジム)※ONE1敗
・Bigbangスーパーバンタム級王者

ONE2戦目でKO勝の大田一航はパフォーマンスボーナスも獲得

<第3試合 ONEムエタイ 125.6ポンド(56.97kg)契約 3分3R>
○アバズベク・ホルミルザエフ(ウズベキスタン)
 1RSUB 3分39秒 ※アームバー
●チャンギ・カラ=オール(ロシア)

<第2試合 ONE ムエタイ アトム級 3分3R>
●町田真美(日本/Team immortaL)※ONE1敗
・S1レディース世界ライトフライ級王者
・NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王者
 判定0-3
○セレステ・ハンセン(オーストラリア)※ONE2勝3敗

女子戦ながら激しい打撃戦が展開された試合は、手数では町田だったが、攻撃の適格性で上回ったセレステ・ハンセンが勝利した。
 
<第1試合 ONE MMA フェザー級 5分3R>
○チョン・ジュンヒ(韓国)※ONEデビュー戦
 1RTKO 4分47秒
○青柳克明(日本/bmf spase/east kilin Ranger)※ONEデビュー戦

ZSTやKROSS×OVER、台湾の格闘技大会等でキャリアを積む青柳が、序盤から積極的に攻め右ストレートでダウンさせてからの追い撃ちの鉄槌連打で、レフェリーストップのTKO勝を飾った。